「映画としては最低点です。」ひるね姫 知らないワタシの物語 a7aさんの映画レビュー(感想・評価)
映画としては最低点です。
画は良く動いてるし映像も綺麗。演技演出なども問題は無かったと思う。設定や物語の作りも斬新で他にはない魅力がある。オリジナルのアイディア、着想は素晴らしいと思う。
だけど映画としてはストーリーの運びが全くダメだ。とても他人に「この映画良かったから見に行ってよ」っておススメできない。物語の展開が粗すぎるし、説明不足。30秒とか1分の単位で見ると良くできたアニメだが120分通しで見て「なんじゃこれ」ってなる。部分部分は最高級品なのに、ごった煮にして台無しになってる。
これは最低評価になっても擁護できない。
120分の「映画」として「破綻してる」と言っていい。
こんなタラレバは意味ないかもしれないが、30分6話から10話形式で1クールTVアニメで丁寧にやってもよかったのではないか?と思う。120分では「夢と現実の世界観の融合」に圧倒的に説明が足りない。いっそのこと、夢の部分は全カットで現実部分のドラマだけでもうちょい丁寧にやればそれなりに良い作品になったと思う。
やりたいことや見せたいことは分かる。わかるだけに「映画」という形になっていないのが本当に惜しい、悔しい作品。
アニメ「動画」としては良くできている部分があったのでそれで星1点加点。
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