「ロボものでした」ひるね姫 知らないワタシの物語 autumn003さんの映画レビュー(感想・評価)
ロボものでした
予告や宣伝ではあまり前面に出してはいないが、巨大ロボット戦闘ものという側面がある作品。試写会の年齢層を見ても三十代以下が多く、中高年はターゲット層ではないという印象。
【デザイン】
・マシンヘッドが「ぼくらの」のジアースっぽい。
・敵(オニ)がペプシの鬼っぽい。
・動かし方がフレンドパーク(なぜか人力でサイクルマシン)
・いきなり絶対勝利宣言ポーズ。拳を天に突き上げ空が割れる (ガイナックスかと思った)
・直立のまま上昇するロボ。 ジェットあるし「羽いらねえじゃん!」と思うが、羽の用途は飛ぶためではなかったかもしれない。
・「呪いの魔法」でのツイッター炎上が非常に斬新な発想で描かれていた
【感想】
・現実パートが少な目なので、せっかく岡山の風景が綺麗なのにあんまり出なくて少し残念
・ハートランドの自動車工場が、出勤と同時に首に錠前がかかったり、車の買い替えを強要されるのがブラックな社畜風刺だった
・巨大ロボなのだから、もっとガッツリ殴り合い等の戦闘パートがあってもよかった。(銃火器は市街破壊になるからNG?)
・スタッフロールで両親の若い頃や母の伏線回収がされていたのはよかった
・親父の夢の中の名前がピーチって姫かよ!とツッコミせざるを得なかった。江口洋介はいい演技と声をしていた。
・オニは「姫が生まれてからの倒すべき呪い」の立ち位置だったが、結局なんだったのか。技術力の壁か旧世代の意識?
【疑問】
・自動運転とはいえ、ノーヘルで寝ながら高速道路走ってたら通報されるのではないか。
・シジマ訪問後、シームレスに夢パートになったが、現実の心羽はワタナベと歩いたり会話してたはずだが、何がどうして宙づりになった?
細かいことを気にせず、お子さんと一緒に見たりすれば楽しめると思う。夢の中の冒険パートは、戦闘描写は少な目に感じたがワクワクして見れる。