「【3つの要素で観やすい映画】」疾風ロンド 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)
【3つの要素で観やすい映画】
・「とある研究所から盗まれスキー場に隠された違法生物兵器「K-55」をマスコミや警察に知らせることなく4日以内に見つけ出すミッションを与えられた研究員が翻弄される物語」。2016年製作の映画。
・主な出演者は、以下。
- 栗林和幸(くりばやし かずゆき)主人公(研究所の研究員。シングルファザー):阿部寛
- 栗林秀人(くりばやし しゅうと)主人公の息子(中2):濱田龍臣
- 根津昇平(ねづ しょうへい)スキー場のパトロール隊員:大倉忠義
- 瀬利千晶(せり ちあき)スノーボード選手。根津昇平と顔なじみ:大島優子
- 東郷雅臣(とうごう まさおみ)主人公の研究所所長:柄本明
- 折口真奈美(おりぐち まなみ)研究所の補助研究員:堀内敬子
- 折口栄治(おりぐち えいじ)折口真奈美の弟。借金あり:ムロツヨシ
・主なスタッフは以下。
監督:吉田照幸
原作:東野圭吾
脚本:ハセベバクシンオー/吉田照幸
音楽:三澤康弘
[物語]
・「K-55」を巡って入り乱れる人間関係や筋書きが最後までハラハラさせてくれます。一方、ハラハラさせるための筋書きが一部、わざとらしく感じてしまう部分もあります。これは映像だから、なのかは原作を読んでいないので不明です。
[演出]
・スキーやスノーボードで滑るシーンを滑っている人の視点で魅せるシーンはスクリーンで見るとアトラクション感覚でさぞ爽快だと思います。TVだと普通でした。
[演技]
・安定した役者で固めているのでちょい笑いがしっかりとれてます。
- 頼りないナイスミドル役がピッタリの阿部さん演技の安定感。物語のボケ役と感動役の両ポジションをこなしてます。
- 一切、研究所から出ることのない柄本さんですが、ちょい悪でひょうきんな役柄がピッタリ。完全なる物語のボケ役。
- 変人役が最高にお上手なムロツヨシさん。物語のボケ役と悪役をバランスよく両立してます。
- 関ジャニ∞としてではなく、役者としての大倉さんのカッコよさ。この人の立ち位置が物語のツッコミ役。
[音楽]
・あまり印象に残らなかったです。
[全体]
・「K-55」はどこにあるの?というサスペンス要素。栗林親子の親子関係の進展(距離感が縮まる)というドラマ要素。各所にちりばめられた役者さんのちょいボケ演技でダレずに観れるお笑い要素。総じて、この3つの要素がバランスよく構成されており、最後まで軽やかに観れる映画でした。
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