「まさかこういう。」疾風ロンド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかこういう。
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予告は確かにふざけていたが、まさか東野圭吾原作なんだからと
タカをくくっていたら本当にそのまさかが当たってしまった作品。
いや、まぁ…阿部ちゃんは確かに似合っているし、以前やってた
ドラマや映画のキャラも踏襲している。監督があまちゃんなどを
手がけてきた人なので納得といえばそうか。劇場は終始オバサン
たちの笑いの巣窟と化し、あっちでゲハゲハ、こっちでアガアガ、
どんな生物と一緒に鑑賞しているのか分からない恐怖空間だった。
(しかも私には笑えなかったし)あー失敗した!!と思ったのだが、
主人公阿部ちゃんに代わって大活躍するのが中学生(役)の若手陣。
大きくなったな~濱田龍臣くん。彼が父親に対して反抗的な態度
をとるのも頷けるし、そもそも彼が最大の功労者となるのは驚き。
レストランを営む一家や彼に協力する女子などの登場人物が多く、
アイドル二人も楽しませてくれるが、しかしどの場面も重要とは
思えないほど恐ろしくゆるい。極めつけは驚愕のオチに集約され
いったい原作はどんな展開を見せたのかと久しぶりに気になった。
(ムロツヨシなんて最後までそのもの。柄本明はしつこくやりすぎ)
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