隻眼の虎

劇場公開日:

隻眼の虎

解説

「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシクと「蜜のあわれ」の大杉漣という日韓のベテラン俳優が共演した韓国製歴史ドラマ。「新しき世界」のパク・フンジョンがメガホンをとり、朝鮮最後の虎を巡って繰り広げられる男たちの戦いを描く。1925年、日本統治下の朝鮮。かつて凄腕ハンターとして名を馳せたチョン・マンドクは、ある事件をきっかけに銃を捨て、山小屋で幼い息子と2人きりで生活していた。一方、朝鮮総督府から害獣駆除を命じられた地元の猟師たちは、「山の神」と恐れられている凶暴な大虎を仕留めるため、マンドクに協力を依頼する。

2015年製作/139分/韓国
原題または英題:The Tiger
配給:クロックワークス
劇場公開日:2016年10月1日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5男のロマン?

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

たがいに殺るか殺られるか、の関係で
おまけにそのどちらかが野生動物となると、
そこにはなんらかの強い結び付きのような
不思議な関係性、
(それを男のロマンというのかもしれない)
猟師と獲物のあいだには
そういうものがある様に感じる。

この作品もやはりそういう面があり。
山の神と崇めるほどの相手に
畏敬の念をこめて対峙してる。

でもそこからさらに踏み込んで
種族を超えて、奪い奪われた父親同士であるという
繋がりも盛り込んだ。
やはり新しき世界の監督、只者ではない。

ただ、少々虎に人間味盛りすぎじゃないかなあ?て
感じるところもなくはない。

それでも、残虐な殺戮場面があってもなお
高潔に見える山の神のいる山を
人間が簡単に荒らして冒涜していくのは
観ていて胸が痛む。
人間が神を超えた万能感を持つのは
果たしていかがなものか・・・。

時代設定的にどうしても日本軍の描かれ方は
褒められたものにはならないだろうから
そこはもう仕方がない。

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こまめぞう

2.0チェン・ミンシクは好きな俳優

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 猟をやめてから何年も経っているというマンドク。日本軍の要請も頑なに辞退する。

 山神様を撃ち取れば報奨金もたんまり。父の意固地なところに嫌気がして、息子ソクは自ら軍に出向いて志願する。ヤバいと思ってたら、やっぱり虎にやられちゃう・・・

 銃を持った軍人がいっぱい居て、なぜ虎一匹倒せないのか不思議でしょうがない映画。

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kossy

3.0虎~

2020年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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toukyoutonbi

4.5虎がカッコいい!

2020年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

動物、特に野生のネコ科動物は好きなもので、この映画はずっと観たい、と思っていた反面、悲劇的なラストが想像ついたので躊躇してもいました。

思い切って観た結果・・・、虎がカッコいい!
CGはハリウッドとかのそれと比べると、ちょっと拙い部分もあるけど、表現したいことは、ちゃんと伝わってくる。
大量殺戮シーンはちぎっては投げ、ちぎっては投げとカッコいい!
これだけ景気のよい殺戮シーンはたくさんある動物パニックものでも、そうそうないのではないか。
もちろん、この映画は能天気な動物パニックもの、切り株映画ではなく、虎と猟師の悲劇的な物語。
観終わって、なんとなく子供の頃に読んだ『シートン動物記』を思い出しました。

それにしても、くだらない欲望のために動物を狩るのは、本当に止めて欲しい。
この映画では日本軍が、つまらない名誉欲のために「山の神」と言われる虎を狩ろうとするんだけど、日本人は国内のオオカミやカワウソも絶滅させてしまっている。
世界中で、どれだけ多くの動物たちが人間によって絶滅させられたか。
酷いことじゃないか。

いろんな動物がいた方が面白いじゃん。
自然を守ろうよ。

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Syouiti