「因果は巡る糸車」殺人の輪廻 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
因果は巡る糸車
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DVDで鑑賞(字幕)。
「雲が描いた月明かり」を観て以来、キム・ユジョンのファンになりました。そんなわけで、出演している映画を全て観たくなり、第1弾として本作を鑑賞しました。
とても重たいストーリーが展開されましたが、少々説明不足な点の多いことが否めません。それに、「それはあり得ないだろう」とツッコミたくなるような描写も満載でした。
例えば、喧嘩したとは言え、婚約者を山中に置き去りにしたりするでしょうか。授業中に生徒の首を絞める先生や、それが騒ぎにならないところも納得出来ませんでした。
娘の心情も分かりにくい。今まで育ててくれた人に簡単に銃を向けられるだろうか。娘だけでなく、登場人物全員の感情描写が甘い印象を受けました。支離滅裂感がハンパない。
ですが、そんなことどもを横に置いておけるくらい、キム・ユジョンの魅力が炸裂しておりました。それだけで何回も観られそうです。ファンの贔屓目こをご了承下さい(笑)。
重苦しいテーマの作品に果敢に挑戦していて、拍手したいくらいです。撮影時は15、6歳ぐらいだと思われますが、ラストの大人になった姿は本当に大人の女性に見えました。
韓国の女性俳優に総じて言えることじゃないかと感じるのですが、年齢に関わらず実年齢より若い役ならばそれ相応に見えるし、その逆もしかり。不思議だとつくづく思いました。
※修正(2024/02/21)
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