「原作コミックの方が何倍も良い。」劇場版 黒子のバスケ LAST GAME かつさんの映画レビュー(感想・評価)
原作コミックの方が何倍も良い。
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作品そのものは、個人的には名作です。キセキの世代が再結集して、最強の敵に立ち向かう。ナッシュ・ゴールドJrやジェイソン・シルバの恐怖すら感じる驚異的な強さ、その中で、パーフェクトコピー+ゾーン、紫原全力開放、Wゾーン、エンペラーズ・アイ+パーフェクトゲームメイクと次々と激アツな展開が続き、怒涛の勢いでゲームセットまで駆け抜ける熱量が高く「黒子のバスケ」の有終の美を飾るにふさわしい作品です。
ただ、この映画作品に限っては、原作コミックを読んでる人だと、ちょっと物足りないという印象を受ける作品だったかなと感じました。原作コミックの方が絵の迫力とか、シーンの一つ一つの丁寧さとか、クオリティが高くガッツリ没入できた作品でしたが、この映画作品は、どこか絵の迫力が弱く、ダイジェスト版を見てるようで、物足りなかったです。シルバの恐怖すら感じる威圧的な存在感、ナッシュの得体のしれない不気味な存在感もうまく描かれてなかったかなぁ。そして、ジャバウォックのメンバーについても、やや説明不足感が。
あと、終盤の挿入歌がヒドい。。黒子の声優さんが歌ってるみたいだけど、歌声の線が細くて、抑揚がないから、シーンの盛り上がりに水差してる感が。。素直に、GRANRODEOの楽曲で良かったのになぁ。
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