「型」花戦さ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
型
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時代劇をやる野村萬斎さんは好きだ。
が…こんなだったっけ?
どおにも…主役の芝居が過剰のように思えて、いまいち作品を楽しむ事が出来なかったように思う。他のレビューには「顔芸」なんて単語が目立つ。
だが、しかし…到達してるというか、完成されてるようにも思うので、他の誰かがやっても物足りないようにも思うのかもとは思うのだが…。なんだか妙なジレンマを抱く。
花や茶室がとにかく美しく、和の美しさを堪能できる。
あれこれ評論はできるのだろうが、直感が美しいと感じるものに嘘はない。
そういったものに、人の優しさや思いやりを投影できるのも日本人の清らかさなのかもと思う。
そういった風景や、花を映す照明やフレームがとても気持ち良かった。
最後の唐突なハッピーエンドはいらんのではないだろうか?
生け花の話で作り物の花はお呼びじゃないだろうし、あの子が出てきて幼馴染が出てこないのは…かえって不自然なような気もする。
まさか、死んでなかったなんてオチがあるわけでなし。
儚さや、諸行無常でいいし、遡れない時間でいい。
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