モラトリアム・カットアップのレビュー・感想・評価
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平成生まれの取り残されたハタチのアナログ男
腐れ縁の男友達とダべったりHi8ハンディカムで映像撮ったりする日々を過ごす、二十歳を迎えようとしているニート気味な郁弥。彼の周辺にデジタル化とICTの波が押し寄せ、アナログな郁弥も飲み込まれてしまうのか!?という作品。
映像学生の自主作品ながら編集も音楽もコミカルで颯爽とした仕上がり(デジタル化の恩恵)で、90年代のデジモノ好き&童貞には共感できるはず(笑)。
「モラトリアム・カットアップ・ショーケース」という、テアトル新宿で本作+柴野太朗作品や出演者の演劇などと合わせて上演する実験スタイルになっているけれど、イベント自体が仲間内の発表会のようになっていて、本作の魅力が埋もれていくように見えたのが残念かな。
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