LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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そんな言うほど…
良くも悪くも実話なので、「衝撃の展開!」や「ラスト10分で全てがひっくり返る!」などということはありません。
GoogleEarthで探すシーン、最後の方ちょっと寝てました。(笑)
日本の安全過ぎる環境で育った私には共感できるところがあまりなく、、、私は全く泣けませんでした。
自分もちょうど25年前にインドに2回行きましたけど、実際のインドも映画のまんまでした。
TOHOシネマズ西宮OSで映画「LION ライオン 25年目のただいま」(Lion)を見た。
インドのカルカッタから1600キロ離れた駅から迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話が元。
ちょうど25年前の1992年と1993年にインドに旅行したことがあるので、興味深く見た。
劣悪な環境、路上で暮らす多くの人たち。
たしかに映画の風景は自分が実際に見たインドの光景である。
自分のあまった弁当をひとりの子供にあげたところ、あっという間に数十人の物乞いの子供に囲まれた記憶がある。
5歳のサルーは自分の暮らす町の名前も駅の名前も母親の名前も知らなかった。
1600キロ離れた大都市カルカッタの収容施設では1ヶ月以上の調査でも身元を特定することはできなかった。
やがてサルーはオーストラリアの夫婦の元に里子として行く事になる。
25年後、友人から「Google Earthなら地球上の何処でも探すことができる」と教えられたサルーは、はっきりしない記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめた。
この作業には数年が費やされたように描写がある。
サルーが実家らしき場所を見つけ、タスマニアから飛行機に乗り、インドの都市に降り立ち、生家を訪ね、やがて母親と再会できた場面では涙ぐんでしまった。
ルーニー・マーラがサルーのガールフレンド役。
ニコール・キッドマンがサルーの母親の役。
母親が実子を生まず養子をもらってきた理由に、
「そういう考え方もあるのな」とうなずいた。
エンディングでは原作となった実際のサルーと実母と里親も登場する。
上映時間は119分。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
ただいま!今帰ったよ!
気がつくと、回送電車で眠っていて!遥か彼方へ、同じインドやけど言葉が違う!ストリートで生きるしかない!しかし子を売る悪い大人が待っている。サルーは、運良くオーストラリアへ里子に出され、教育をうけるが、他の子はどうなったんやろ!ネタは、バレてるが、感動で泣いてしまった。マラールニーも綺麗なあ。
抒情的に描ききった
とにかく主人公サルーの心の動きに寄り添って抒情的に描き上げられた美しく感動的な映画。
迷子になる経緯を丁寧に描くことでサルーの心情がより深く理解できるし、そこを経ているので最後には登場人物たち全員のお互いを思い遣る気持ちに涙か止まらなくなる…
客観的になり過ぎず、ありがちな謎解きのお話にしてしまわない所が良かった。
デブ・パテルとルーニー・マーラはとにかく美しかったし、ニコール・キッドマンは『シークレット・アイズ』とは比較にならない素晴らしい演技だった。
貧困が生む悲劇。
とても心に響くストーリーでした。
実話なのですからなおさらです。
運命のいたずらによって家族と離れ離れになり、独りぼっちになったサルー。
でも、彼はむしろ恵まれていたのではないかと思います。
素晴らしい養父母に出会い、良い教育と穏やかな生活を与えてもらったのですから。
だからこそ、本当の母と妹と産まれた街を探し当てることが出来たのだと思います。
作品のラストにあった通り、インドでは未だに年間8万人の子どもが行方不明になるそうです。
サルーのストーリーは感動的なラストでしたが、悲劇的な子ども達はたくさんいるはずです。
その現状を思うととても悲しくなりました。
本当に考えさせられる作品です。
俳優陣のすばらしい演技
実話を基にしてできたストーリーが、俳優陣の演技力で、わかりやすく感動的なものとなっていると思います。
もともとインドがらみのものが好きなので、絶対に観たかった作品。
ニコールキッドマンが控えめですばらしい役どころでした。もちろん、少年もとてもかわいかった。
子供を作らずに、養子を育てていこうという発想は日本には無いのではないかと思う。
一番観たかった作品を機内で観れてよかったです😋
自分のルーツ
自分のルーツを知らない、家族と引き裂かれている、待っている家族の元に帰りたいというサルーがグーグルマップを使って自分の故郷に帰り、母と再会する映画。
育ててくれた母に対して裏切っているような思いを抱いていること、しかし養母はその事に感動している。
ニコール・キッドマンがいいお母さん役でした。養子縁組して子どもを引き取って育てるなんて大変な事だと思うのだけれど、淡々と自分の役割として引き受けている夫婦に感動した。
そして、いつか息子が帰ってくると信じて引っ越しもせずに25年待っていたインドのお母さんにも感動した。
タスマニアも美しかった。
意義と一握り
52本目。
スーの何故子供を持つか?を語っているシーンにウルッ。
共感出来るけど、俺には無理だなぁ。
でも、改めて便利な世の中。
Googleで探せんだもん。
サルーの名前の意味で又、ジーンと来たけど、本当に目を向けて欲しいのは最後にもテロップで出たけど、毎年の行方不明者の数。
今回のは一握りって事だろうな。
誰もが心の中に迷子を飼っている
当たり前すぎて普段私達は意識しないが、人のアイデンティティというものは、往々にして、その人の過去の経験や、帰属意識から生まれ、形作られるものだ。
では、もし自分の中に欠けた過去があったとしたら?自分が何者かが分からなくなってしまい、きっと混乱するだろう。そして、自分の中の欠けたピースを探そうと、必死に足掻くのではないか?
この映画は、まさにそんな人間の姿を描いた作品だった。
物語は大きく二部構成となっている。
前半は、主人公サルーの幼少期を描く。インドの地方の村で、貧しいながらも母の愛情を受け暮らすサルーは、ある夜兄の出稼ぎについていき、そこで誤ってカルカッタに向かう電車に乗ってしまった事から、家族と引き離されてしまう。大都会カルカッタでなんとか生き延びているうちに、たまたま出会った人の善意でサルーは孤児院へと送られ、そこからオーストラリアへ養子に出される事となる。
後半は、養父母のもとで育ったサルーが、インドの家族を探そうとする姿を描く。大人になったサルーは、あることをきっかけに、迷子になっていた過去の記憶を鮮明に思い出す。現在の幸せな暮らしの裏で、子を失って悲しむ母ら家族がいる事実を思い、胸を痛める。そして彼は、自らの失った過去を取り戻そうとするかのように、Googleアースを使い、自分の生まれ故郷を見つける作業に没頭する……。
前半のサルーの生まれ故郷の光景は、実に印象的。黄金色の陽の光の中で、無数に舞う蝶の群れ、母の仕事場である岩山、兄と遊んだ大きな川、身を寄せあって暮らす集落の様子……。そしてこの景色こそが、大人になったサルーにとっては、忘れ得ぬ心の原風景であり、彼が取り戻そうとしたものだった。
そして実際にサルーは、何十日(何百日?)にも渡るGoogleアースを使った捜索により、自分の生まれ故郷を特定することになる……。
部屋に閉じ籠って話してくれない息子のサルーを案じていた養母(ニコール・キッドマン)が、実はGoogleアースを使って自分の生まれ故郷を探していたのを知った時、彼女は「旅をしていたのね」と呟く。まさしくその通り、サルーはGoogleアースというツールを通じて、自分の欠けた過去を探す旅に出ていたのだ。
物語自体は予想通りの展開で、至ってシンプルなヒューマンドラマだった。しかし、この映画の魅力はそこではなく、主人公サルーと共に、彼の失われた過去を探す旅を追体験することができる点にある。
おそらくこの映画の観客の殆どは、幼少期に親と引き離された事などなく、外国に養子に出された事も無い人達だろう。だが、私は主人公サルーに自らを投影し、鑑賞することができた。
人は誰しも、自分が何者かが分からず、立ち止まってしまう瞬間が、人生に一度はあるのではないだろうか。そんな迷子になってしまったとき、欠けてしまった過去や、自分の心の原風景を見つめ直すことが、必要だったりする。
今の自分が前へ進むためには、自らの記憶や心の風景を辿る旅へ出なければならない時がある。
その意味では、この映画が描いたテーマは、誰にとっても普遍的なものであるように思う。
もし私が人生で「迷子」になってしまったら、この映画のことを思い出すことがあるかもしれない。
オーストラリアでの生活感があまりなかったが、時間を感じさせないいい...
オーストラリアでの生活感があまりなかったが、時間を感じさせないいい映画でした。映画で見てる側は実話なのでストーリーは分かっているものの、実際探している苦労は並大抵のことではなかったでしょう。グーグルマップというのも現代ならではですね。
予想以上によかったです。
サルー役の子役が可愛かった。ニコールもいい役だった。内容も、迷子になっている間の様子をしっかり描いていた。ラストに向かっていくところは、涙が溢れました。ルーニーの役は余分かも。
ガネストレイ
謳い文句の通り幼い頃にインドで迷子になり、オーストラリアで養父母に育てられた青年がGoogleEarthで故郷を見つけ出し母親に会いに行く実話に基づく作品。
メインストーリーは単純でそれ以上の大きな展開はないけれど、養父母や兄弟との愛情と葛藤が主人公の優しさを語っている。
少し余計な弛みもあったし結末がわかっている訳で映画としてはどうなんだろうと思うところもあるけれど、とてもあたたかく涙が溢れる。
また、エンドロール前の字幕フォローが衝撃的。
題名の意味
いい話でしたね、泣いてしまいました。
この話を観て大人になった主人公はほんとに運がよかったなと思いました
でも主人公がそうしてる間にも何人の子供が犠牲になっているのだろうと考えるとインドは深刻な社会問題を抱えてるんだなと思いました
自分もユニセフとかに協力したり出来ることをやっていけたらいいなあ
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