「子供時代のサルーが可愛すぎて」LION ライオン 25年目のただいま いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
子供時代のサルーが可愛すぎて
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5歳で迷子になり、養子としてオーストラリアで暮らしていたサルーがGoogle Earthを用いて25年ぶりに故郷に戻る話。
結果が分かっていてもやっぱり再開シーンは感動した。
感動だけでなく前半、養子になるまでの過程にしっかりと時間を費やし、貧困による子供の労働、人身売買、路上で暮らす子供達…5歳のサルーを通して適切な保護を受けていない子供が多くいる現状をみせられた。子供の保護施設なんか監獄なんじゃないかと思った。そんな中でたくましく生きるサルーの可愛さたるや。
後半、意外と家族を探すのに奮闘するのはあっさりと描かれていた。それより、探すことによる育ての親への罪悪感であったり、こんな経験した人はいないため苦痛を分かち合う人がいない中での葛藤を見せたかったのだと思った。
養子は子供ができないからとるもんだと勝手に思っていたが、苦しむ子供を救うため、そういう考えあるんだとハッとさせられた。
個人的には最近推しているルーニーマーラとの関係の描き方があっさりとしすぎてちょっと残念。
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