ネオン・デーモンのレビュー・感想・評価
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表層だけでも面白いNWRのやりたい放題。
外見的な美しさに囚われた女性たちの悲劇、と捉えることもできるが、「人間なんて中身より見た目」という価値観に対して批判している様子もないところがこの映画の面白さであり、ニコラス・ウィンディング・レフンの特異さだろう。
エル・ファニング演じるピュアナチュラルビューティーも、エルになりたいギスギスした女たちも余計な理屈は一切考えない。美しくなり、チヤホヤされてたい。シンプルな行動原理がもはや潔く感じられ、疑義を呈するマトモな男の方がバカに見えるあべこべさも可笑しい。ベラ・ヒースコート、アビー・リー・カーショウと本来なら文句のつけようがない美女たちもレフンにによって巧みに輝きを奪われている。
映像はケレンがあり過ぎてダサく見える瞬間も少なくないが、この表層的な物語においては薄っぺらいビジュアルも必然に思えてくる。ヘンな監督が作ったヘンな映画を、存分に楽しませてもらった。
残酷な美の世界、映像と音楽が融合した表現を体感すべし
ネオン管やフラッシュライトで照らし出される幻惑的な映像世界と、シンセサイザー音楽のハイセンスな融合。これはまさに体験であり、映画館で体感すべき作品だ。
作り物、まがい物の美があふれるファッションモデルの世界で、エル・ファニング扮するジェシーの天然の美しさ、本物の揺るぎない価値が他を圧倒する。人間とは不平等な存在なのだ。下着ブランドのモデルを選ぶオーディションでの、観ている側まで胃が痛くなりそうな緊張感。選ばれるジェシーと、存在しないかのように扱われる他のモデルたち。その残酷さといったら! それにしても、エル・ファニングの変身ぶりは見事だ。
倒錯趣味も多彩で、デヴィッド・リンチ作品を思わせる猟奇的な描写もあり。ニコラス・ウィンディング・レフン監督、ますますメジャーになっていくだろうが、これからも鋭く尖った映画を作り続けてほしい。
美しい事が全て
まずキャスティングのまずさ、主人公がそこまで美人でも魅力的でもない。ルッキズムなんだかんだ言ってもそういう設定にしているのならそれこそ圧倒する何かがないと、他のモデル役の人と並んでも劣る。
画面が分かりづらく人物も分かりづらい。映像美をうたうが自意識過剰の自己満足で訴える物もない。ただグロテスクにして話題にしたかった程度。一貫性もなく時間の無駄。
あ、そーゆーオチなの?
「身も心も強くないとこの業界やっていけませんよ。」ってことですか
モデルが大変なのは分かるが才能に溢れた主人公を観た後だしなぁ…
映像は言わずもがな綺麗なんですが映画としては?というと、確かに映画的演出が多く、ストーリーの構成は分かるがそれらはあまりにも映画過ぎて
見せたいものは"映画的"からは外れたイメージ映像のような部分が多くを占めており
全体としてちぐはぐなものとなり一体感がなく無意味なものになっている
主人公と栄光と破滅をもっと素直に描いてくれれば映像と相まって
分かりやすく楽しめるものになったのでは。
「これが伝えたいこと、見せたいものだったんだ!」と言われればそれまでだが
既視感
『ラストナイト・イン・ソーホー』や『サスペリア』っぽさを感じます。
スタイリッシュさ、ゴージャスでラグジュアリーな感じが、鼻に付いて不快でした(笑)
キアヌ・リーブスも脇役で出てます。
まあまあ、かな?
キアヌ、謎のちょい役
煌びやかでスタイリッシュな映像に音楽。いいね、こういうの好き😙👍
ファッション界というキラキラした世界に渦巻く、女の嫉妬や妬み、イヤですねー、怖いですねー。つい、覗き見たくなっちゃう🤭
安宿で働く脇役になぜかキアヌをキャスティング。なに?そのちょい役?
すごい糞映画
まず個人的にエルファニングが全くかわいいと思えない。鼻とほうれい線がいつも気になる。
映画も長くて単調。せめて90分映画ならまだ耐えられるのに…
メイクも服も全然目を引くものではない。
つまらなくて目の保養にもならない糞映画でした。
女の嫉妬ほど怖いものはない…
美しきは罪なのね…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
女の嫉妬って男の嫉妬より粘着力が強すぎてついていけない。
16歳の天才的美少女に、誰もがみんな心を奪われる姿。
まるで、神の領域に踏み込んでしまったかのような凄さを感じました(°▽°)
そんな凄い少女を、今話題のエルファニングちゃんが演じています!
予告のポスターでは、化粧のせいなのか全然彼女って思わなかったけど…。
よくよく見たら、エルファニングちゃんだったとは!
素の彼女のキレイさも際立っているけど、改めて化粧をするととんでも無く美しい…(〃ω〃)
映画は、台詞が必要最低限って感じて、もう感じたまま感性のままに観るしかなかったけど…。
彼女の美しさがあれば、言葉なんて必要ないってことなのでしょうか?
美が際立っていれば行くほど、周りの大人たちの気持ちがどんどん高まっていく様子が痛々しい。
このまま嫉妬の渦に呑まれて、少女がスターに上り詰めていくのかとも思ったら。
まさかの最後の最後で、サイコホラーのような結末…。
ポカーン((((;゚Д゚)))))))
こればどう収集つければいいんじゃい!
∑(゚Д゚)
でも、色の使い方や、女性を美しく甘美に映し出す映像美が圧倒的に強かったのは確か。
モヤモヤとした気持ちと、新世代エンタメのような衝撃と、二つの感情が自身を襲う、新しい新感覚映画でした(*'▽'*)
宝石のようなエル・ファニング
個人評価:3.4
アバウト・レイで少年のような中性的な少女を演じたエル・ファニングが、こんなにも宝石のように輝く女性になるとは驚き。
劇中のモデル界で注目の的の設定だが、そのナチュラルな原石のような美しさで実際の映画界でも脚光を浴びているのは納得ができる。
映画としては、彼女らしい美しさを上手に表しているが、物語が抽象的すぎ、心に染み込まない。このレベルの脚本であれば、B級サスペンスではなく、アート系映画にして欲しいと感じる。それほどの映像の美しさや、キャストの魅力はあった。
ドライブの監督という事だが、物語と人間は描けてなかった。
雰囲気物
どんだけドロドロ面白いのかと期待しての鑑賞。
なんだか、ムダに長いシーンが多くてダレる。
ファッション業界の裏側の、嫉妬や虐めみたいなものなのかと思っていたら(嫉妬は嫉妬だけど)、チョッと印象が違ったかな。
モデル役の人の、いつでも落ち着き払ってる(表面上は優雅と言いたいのか…)姿とか、喋り方(受け答え)が聞いててダルい。
しかも、メイクさんのルビーも副業(死に化粧)をしていないと食べていけない生活みたいだし、みんな売れないことを他人のせいにして美味しく頂くとか…良くわからん。
キアヌ・リーブスも、結局は ただのゲスい男だし。
ただ、舞台メイクをしたエル・ファニングは 綺麗だったな~。
悪い方のレフン
レフン監督作は「ドライヴ」しか観てなかったけど、モデル版の「ブラック・スワン」みたいなものかなー、とエグいドラマを期待してビデオで鑑賞。
冒頭を観た段階では、あーこれ劇場で観たかった…と思わされたが、どんどん失速。
結果的には劇場(監禁状態)でなくて本当によかった…という感想になってしまった。
「ドライヴ」はベタなストーリーをもったいつけた語り口とスタイリッシュな映像で見せたからこそ新鮮だったけど、こちらはストーリーの核がしっかりしてない上にただただ進みが遅くてついていけない。
主演の顔立ちがモデルとして大成しそうにないのは百報譲るとして(たとえ本物のモデルさんをキャスティングしたとして、演技ができるか問題はあるし、女優の知名度だってプロジェクトの成否を左右するだろうから)、ウォーキングの姿勢がめちゃ悪い(顔が胸より前に出てる)ので、その時点でアンミカ先生ならずとも即刻クビ宣告なレベル。
せめてそこだけはトレーニングしようよ…まあ、監督が惚れてるのはわかりました。
この作品、発端にあるのは女の美への男の嫉妬で、それは冒頭のヒロインを見つめるカメラマンの鋭い眼光に象徴されると思う。
だったら正直にそれを主眼に据えれば良かったのに、そうはせずに女同士の諍いにしてしまった。キアヌの役割も謎ですし。
結果、屍姦やカニバリズムといった刺激的なネタを扱っていながら、総体としてなんかボヤけたものになってしまい、そりゃー興行もこけるわけだ、と納得。
ビジュアルと音楽は素晴らしいので、長めのPVと思って観れば楽しめるのではないでしょうか。
NWレフン祭その2「そおいう映画」
ゴア描写は比較的マイルドだと思うが、知らずに観たら、ご愁傷様でしたとしか言えない。
ファッションモデルの世界で、天涯孤独の少女が美貌を武器にのし上がっていく!…と紹介しても間違ってはいないんですが。レフン監督も人が悪い。
Sia のWaving goodbye 好き。
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