「病気なんじゃないか」ネオン・デーモン Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)
病気なんじゃないか
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とにかく全編通して美しくあることに取り憑かれてる映画だった 登場人物もそうだけどレフン監督は完全に病気だと思う 赤と青への病的なまでのこだわりが映画全体を通して徹底的に貫かれている 血を青く撮りたいが為に作られた気さえしてくるほどの作家性爆発っぷりだった
エルファニングはこの映画同様赤と青2つの美しさを持った人間を美しく演じてて良かった
所在無さげないわゆる 処女感 全開の青エルファニングと 自分の美しさを自覚し美の頂点に君臨する赤エルファニング どちらも良かった
登場人物みんな綺麗なのになぜエルファニングだけが別格なのか その理由が終盤怒涛のグロと共に展開される持つものと持たざるものの物語に上手いこと落とし込まれてるところも好み
正直 美しいものを取れれば良し という風立ちぬの堀越二郎的な動機を映画全体を通して爆発させているので、アート映画的側面が強い その手の映画あんまり見ない自分からするとちょっと乗れない部分もあったけどなんとなく満足感はあったので見て良かった
ドライブ を期待して見るととことんハズレる可能性もあるけど…
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