「この家族が助かって素直に喜べるか?気になる」THE WAVE ザ・ウェイブ うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
この家族が助かって素直に喜べるか?気になる
実はちょい前にザ・クエイク(ザ・ウェイブの後日談)を先に観てしまい、いつか観てみようと思っていた。
パニック映画の主人公に相応しい神経質さを持ったクリスチャン(笑)
退職したのに子どもを車にほったらかして、もと職場で熱弁&現地調査…どんだけほっとくねん?
男ってそう言う所に拘る時あるけど、「オレの仕事は大切な仕事だ!」って使命感は要るよね。
クリスチャンは未練がアリアリでのめり込んでるタイプ、困ったもんだ。
しかし、10分でやってくる津波をどうせよと言うのだろう。
案の定避難は間に合わない。
山の上に逃げるしかないし、景勝地に複数の道路はなく、即渋滞。徒歩しかなくなる展開はツラい。
そしてホテルから避難する妻と息子ソンドレ…良くあるイヤホンで音楽聴きまくってて避難誘導気付かず。ソンドレ探しで宿泊客マリアが巻き添えになるなどイラッとする。フィリップはバスに乗り避難を勧めたのにアホガキ、ソンドレの為に避難が遅れて妻亡くして、地下シェルターを閉めさせられたのはホントに腹が立った。
この件を考えるにイヤホン着けて歩いたり、自転車乗ったりする奴は音楽に酔ってる酔っぱらいみたいなもんだからほっとけ!とホンマに思う。
自分から聴こえない聴かない世界に浸る奴は、自分から危険に近寄ってるから事故った時とか文句言わないでほしい。
自宅で視聴する友人にヘッドホンとか勧めるのも止めようと思う(笑)
「デカイ音出したら迷惑だからヘッドホンで迫力のある音声を」と言う人に勧めてたが止めよう(笑)
さて、津波は中々に迫力の映像なのだが、何しろ短時間でドーンときて、流された後に約30分以上物語があるのだ。
津波の後は何?
ホテルに閉じ込められたママの捜索である。
ホントにこの家族は…毎回捜索である
地下室に閉じ込められたママと息子、そしてフィリップ…だが、パニックになったフィリップを息子を救う為とは言え殺害するママ…なんぼパニックとは言え、あんまりではないか? そもそも善意で息子捜索に協力してくれたフィリップ夫妻、特に夫フィリップの死はあまりにもヒドイ。
その後の助かった流れも全く気持ちよくない。
この作品は「助かったぁ~(笑)」とスッキリする作品ではないので、油断して鑑賞すると私のように「ナンダコレハ?」となります。