劇場公開日 2017年5月6日

「無駄のないミステリーでした」追憶 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5無駄のないミステリーでした

2017年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

抗えぬ運命に翻弄される三人の男の物語。

殺人という罪を背負いながら、25年という長い歳月を生きる人生はとても辛かったことでしょう…。

それでも、今ある幸せな家庭を手放さないように、必死に生きる姿がそこにありました。

消したくても消せない、重罪。

しかし、その記憶を忘れようと頑張って生きてきた矢先に、また新たな殺人事件が発生してしまいます。

犯人は誰なのか?

25年前の事件と関係しているのか?

様々な思いが交錯する中、事件の謎は深まります。

再び記憶を呼び戻すことが、事件解決の糸口となるのか?

過去の記憶という重い重圧を背負って生きる、男たちの姿に胸が張り裂けそうでした。

岡田准一さんの重厚な演技と、小栗旬さんの誠実み溢れる演技、柄本祐さんの愛嬌ある演技に魅了されました。

ミステリーにしては、100分ぐらいの短い映画ですが、一切無駄のない作品でした。

ガーコ