「無駄のないミステリーでした」追憶 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
無駄のないミステリーでした
抗えぬ運命に翻弄される三人の男の物語。
殺人という罪を背負いながら、25年という長い歳月を生きる人生はとても辛かったことでしょう…。
それでも、今ある幸せな家庭を手放さないように、必死に生きる姿がそこにありました。
消したくても消せない、重罪。
しかし、その記憶を忘れようと頑張って生きてきた矢先に、また新たな殺人事件が発生してしまいます。
犯人は誰なのか?
25年前の事件と関係しているのか?
様々な思いが交錯する中、事件の謎は深まります。
再び記憶を呼び戻すことが、事件解決の糸口となるのか?
過去の記憶という重い重圧を背負って生きる、男たちの姿に胸が張り裂けそうでした。
岡田准一さんの重厚な演技と、小栗旬さんの誠実み溢れる演技、柄本祐さんの愛嬌ある演技に魅了されました。
ミステリーにしては、100分ぐらいの短い映画ですが、一切無駄のない作品でした。
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