皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのレビュー・感想・評価
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イタリア版『バットマン・ビギンズ』
想像以上に正統的なヒーロー誕生譚だった。
本家のアメコミ映画がクロスオーバーし過ぎてる現状ではむしろ珍しいかも。
話の風呂敷を広げすぎていないいのも良い。悪役もスケールが小さくてむしろ好感。
ラストなどまさに『ダークナイト』の誕生。ダークナイトはイタリアではジーグなのだ…
不思議な世界観で。
日本のアニメをイタリア風に?ということですね。新感覚だと思います。
内容はどうあれ、観ても良い作品でした。不死身になって、でも笑えるとこもあって、切なくもあり・・・?
最後の締めも完璧だと思います❗
コンセプトは良かったがもったいない
タイトルが気になって観てしまった。日本の昔の有名なアニメをモチーフにしたダークヒーローというコンセプトは悪くなかった。でも、これに関しては無駄なシーンが多過ぎた気がする。おっさんが強大な力を持って、最初は悪用するも、助けた女の子に感化されて徐々に正義に目覚めていくのは悪くはないが、ジーグに1回も変身しないで、おっさんの戦いを見せられるだけだし、悪役もなんか間抜けでぱっとしなった。ヒロインも鋼鉄ジーグのファンというだけで、あまり精神的におかしい感じがしなかったのも残念。これならイタリア版バットマンのような感じで中盤をカットして、序盤と終盤のみで単純にジーグになったおっさんの活躍を描いて行ったほうがよかった気がする。最後がアメコミ映画を明らかに意識した終わり方なのが笑えた。いろいろ勿体無い映画だったが、日本のアニメへのリスペクトは感じられた。
ダークヒーロー
チンピラコソ泥の主人公が図らずも強靱な肉体と力を手に入れ、その力を使って悪事送り返していく中、一人の女性に影響され改心する話。
能力に圧倒的感がないし全然良い奴じゃないしマジメじゃないし格好良いところがない主人公と、頭がおかしいのかという程妄想しちゃってるしそれ程魅力的じゃないヒロイン、悪役もこれでもかってくらい典型的なクズというわかり易い設定。
結構ムチャクチャながら、どこか物悲しく、それでいて痛快で、アメコミ系のド派手な展開とかスカッとするものがある訳ではないけれどテンポも良くて弛みなく楽しかった。
作中&エンディングでイタリア版のアニメ主題歌が流れたけど、歌詞が日本版と全然違い大人っぽくてびっくり。
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