「これは中々に面白い」皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
これは中々に面白い
あ、そういえばこんなのあったな!とレンタルしてきました。
こういう出会いがあるから実店舗も好きなんですよね。
タイトル的にネタに走ったきつい物だと思ってたんですが、それが逆に楽しみだったんですよ。
しかし、これが実にハードボイルドで熱を持った作品でした。
鋼鉄ジーグとは直接関係は無いのですが、その愛が深いです。
ふとした事から謎の力を得る孤独な男エンツォ、そして深い傷を抱えた少女アレッシアとの心が通う物語。
物語の軸となるアレッシアは鋼鉄ジーグが好きで、何だか不思議な魅力があります。
はっきりとは見せないのですが結構辛い生い立ちで、そんな環境だからかジーグを求めてしまったのかもしれないですね。
主人公エンツォも孤独と共に生きている為、他者との関わりがわからない。
他、敵役のジンガロもサイコでキャラが立ってました。
不思議な共同生活を経て段々と心を知り、自身の生きる意味を見出します。
まぁ設定など色々ツッコミどころもあるのですが、それでもラストの対決は中々にアツかったです。
何処かサムライミの「ダークマン」を思わせますが、こちらは純然たるヒーローとして帰着していますね。
ラスト。アレッシアの意思を継いで鋼鉄ジーグになる覚悟をみた時、それはかなりグッと来る瞬間でした。
少しサービスしたスコアになってると思いますが、これは中々に面白い作品でしたよ。
あと、ショップにあったテンちゃん(うる星やつら)のぬいぐるみには笑いました。何でそれww
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