「コンセプトは良かったがもったいない」皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ だいさんの映画レビュー(感想・評価)
コンセプトは良かったがもったいない
タイトルが気になって観てしまった。日本の昔の有名なアニメをモチーフにしたダークヒーローというコンセプトは悪くなかった。でも、これに関しては無駄なシーンが多過ぎた気がする。おっさんが強大な力を持って、最初は悪用するも、助けた女の子に感化されて徐々に正義に目覚めていくのは悪くはないが、ジーグに1回も変身しないで、おっさんの戦いを見せられるだけだし、悪役もなんか間抜けでぱっとしなった。ヒロインも鋼鉄ジーグのファンというだけで、あまり精神的におかしい感じがしなかったのも残念。これならイタリア版バットマンのような感じで中盤をカットして、序盤と終盤のみで単純にジーグになったおっさんの活躍を描いて行ったほうがよかった気がする。最後がアメコミ映画を明らかに意識した終わり方なのが笑えた。いろいろ勿体無い映画だったが、日本のアニメへのリスペクトは感じられた。
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