マネーモンスターのレビュー・感想・評価
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単純すぎる凡作
マネーショートに比べると問題点の追求になってない。
投資の基本は、無くなって困る金は投資しないだ。
投資の鉄則です。ところが、なけなしの六万ドルを、全額ぶち込んだ立て篭り犯が阿呆にしか見えないのは、この映画の巨大な欠点だろう。
アイビス社が裁定取引をコンピュータでしていることを全然説明してないから、クオンツがブログラムが誤動作してロングポジションを取ることなどあり得ないという説明が、観客はさっぱり分からんだろう。
アイビスかダイヤモンド鉱山に投資する展開も意味不明。株式公開して持ち株の売却で、それぐらい稼げるだろ。
怪しげな新エネルギー事業に投資して大損こいた方がまだ説得力がある。
金融システムを監督が理解出来ているかさえ怪しい。
ライブ放送するなら、韓国のテロライブのほうがよほど緊迫感がある
カッコイイ♪
自己責任でなけなしの母の遺産までを株に投資し、
それが暴落したからといって、
妊娠中の恋人がいるにも係わらず、
キャスターを逆恨みして銃と爆弾を持って立てこもる。
犯人の恋人が言うとおりのクソ野郎!それに尽きる。
最終的に不正が暴かれたとて、心からの同情はできない。
でも、それに易々と表面だけ乗っかる衆愚。
この辺りをもっと突っ込んで欲しかった。
ローリスクハイリターン、そんなうまい話があろうはずはなく、
騙す方が悪い!だけでは浅い。
キャスターの命を助けるために投資をしなかったり、社長の主張に明快に反論できなかったり、
その側面も垣間見えるだけに、惜しまれる。
上映時間を2時間にすれば、十分描けたはず。
とは言え、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツは十二分にカッコ良く、
微妙な心模様には胸がときめいた。
ダイレクトな表現より、心に染みた。
広報係の女優も効いていて、存在感があった。
出演作が余りないようだが、また見てみたい。
予定調和な前半と、予想以上の後半。不正を暴いた〝即興”劇。
【賛否両論チェック】
賛:最初は保身に走る被害者だった主人公が、犯人の事情に同調し、次第に共に不正を暴いていこうとしていく姿が、痛快であり魅力的。生放送特有の緊迫感もたまらない。
否:株式売買等の最低限の知識がないと、そもそもの話の本筋を理解するのが難しい。
始めは自分の保身しか頭になかったリーが、捨て鉢になって不正を訴え続けるカイルの姿を目の当たりにするうちに、次第に彼を救うべくその饒舌を使い始める展開が、痛快であり印象に残ります。そして、そんなリーへ巧みに指示を出し、最悪の事態を防ぎながら。2人が不正を暴く助け舟を要所で出していくパティの雄姿にもまた、特有の清々しさが漂います。
前半はある程度予想出来る展開で進んでいきますが、後編からラストへの怒涛の展開は、それでも思わずハラハラさせられること必至です。まあその分、かなり都合よく話が進んでいく訳でもありますが(笑)、その辺はご愛嬌。
株式市場に関しての最低限の知識も必要ですが、生放送で巻き起こる現在進行形の緊迫感を、是非劇場でご覧下さい。
ただじゃ転ばぬTVマン
怪獣たちのいるところ
観客とリンク体験できる作品
生放送中に番組司会者が人質に… そのままライブ放送。
以前観た韓国映画『テロ、ライブ』を思い出しましたよ(内容は違ってるけど…)しかしテロ、ライブ面白いと思ったなら、こちらも面白いと思います。もちろん私も好き!
随所にいかにもアメリカだなと感じる部分もあるけれど、偶然テレビ観てたらスタジオで事件が!それを番組中断せずにライブで放送し続けたら…
実際そんな事があったら、そりゃ見続けちゃいますよね~
そんな感じでドキドキしながらスクリーンと一体になって観賞できます。観客とリンク体験できるリンク映画。
ちょっと、おちゃらけたジョージ・クルーニーが役にぴったりハマってて私たちをスクリーンに釘付けにしてくれます。
マネーモンスター
ジュリア・ロバーツかっこいい❣️
思ってたより小さくまとまってました
21世紀の『狼たちの午後』
テレビで毎夕放送されている「マネーモンスター」という番組は、その日のマーケット情報をエンタテイメントでみせる財テク・ショウ番組。
プロデューサーはパティ(ジュリア・ロバーツ)、司会はリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)。
ある日、これまで好調だった会社の株が暴落して、8億ドルの資産が消えた直ぐ後のこと、この番組の生放送の最中に一人の男(ジャック・オコンネル)が拳銃と爆弾を持って現れ、番組を乗っ取ってしまった。
彼の言い分は、リーが推奨する株を買って、今回の暴落で全財産を失った。責任はリーと、その会社のオーナーにある、と・・・というハナシ。
おぉぉ、緊迫の立て籠もり映画!
という感じで始まるのだけれど、ハナシが進むうちに、犯人側も人質側も、それにそれを生放送する側にも人間的な滑稽さが滲み出てくる。
そして、そのうち、人質側が犯人側に同情してしまう。
観ている側も、犯人に肩入れしてしまう・・・
って、この構図どこか昔に観た記憶が・・・・と思っていると、思い出しました!
『狼たちの午後』。
1975年製作、アル・パチーノ主演、シドニー・ルメット監督作品。
あの作品でも、観ているうちにどんどんと犯人側に肩入れしたくなっちゃいました。
そうすると、この『マネーモンスター』でも、最後は・・・
巨悪が暴かれるというヒネリは加えられているものの、『狼たちの午後』に似ている。
『狼たちの午後』が1970年代のリアルな米国だとしたら、この『マネーモンスター』は2010年代のリアルな米国なのだろう。
さすがにジョディ・フォスター、1970年代からハリウッドで活躍しているだけのことはある。
ジョディ・フォスターの監督としての風格に感動する感動するサスペンスフルなドラマ
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