「安定感抜群の内容」マネーモンスター うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
安定感抜群の内容
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故に、納得はするが感動するほどではない。
だから観て面白かったので損したような気持ちは起こらない。
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの二人はさすがの雰囲気で安心感すら感じる。
番組ジャック犯のカイルに脅されて司会者リーとディレクターのパティが持てる力を使って何故株の暴落が起こったか?解き明かしてゆく過程はオーバーな作りだが面白い。
小市民なカイルがリーの番組を見て、株の購入したが暴落で親の遺産を吹っ飛ばしてしまったのが事の始まり。
しかし、そもそも株とはそう言うもんであるからカイルが貧乏で愚かな若者であることは間違いない。彼女もブチキレる位愚か者だ。
彼は愚かではあるが、株取引している90%以上の株主は皆がカイルほど無茶をしていないが、巨額の利ざやを稼げる筈もない。少額の儲けに一喜一憂が関の山。
だが、巨大投資家によって投資のみで金を増やす形が目に見えない形で成立しているのも周知の事実。
株式市場は始まった当初の形とは明らかに違う目的で使用されているのは間違いない。そこをTV番組で晒し者にした瞬間がこの映画の肝であると思う。
TVを見ていた視聴者たちはカイルが撃たれた瞬間落胆した。
そして、忘れたように他の事をしだしたのだ。
何が今の世の中に無くなったか?わかるシーンだった。
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