美しい星のレビュー・感想・評価
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期待した分、辛口評価で
この監督の劇場公開作品は本作含めて6本中5本を見ている。
「紙の月」(2014年公開)〇
「桐島、部活やめるってよ」(2012年公開)〇
「クヒオ大佐」(2009年公開)×
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(2007年公開)〇
本作は、×。ハズレだった。残念。
初日に、20分も自転車こいでグンマのシネコンに行き、しかも正規の1800円も払って見た甲斐はなかったな。
帰りは暗い道をあぶなかっしくまた自転車こいで帰った。
事故に遭わないで帰れて本当によかったわ。映画はハズレでも。
原作は未読だが、三島の名前に踊らされたんだろうか?
家族が宇宙人になりながらも、「絆」はあったみたいな分をもうちょっと際立たせ、かつあと15分は尺を短くすれば、まだ納得いく作品になったかも。
やまがみたつひこ原作の「羊の木」を映画化するそうだが、これも期待できない気がする。
ところで
本作で金沢が出てきたし、「腑抜け…」も能登でロケしている。やまがみは金沢在住だし…。
吉田監督は石川県に何か縁があるのかな。
筆者の故郷なので、それがちょっと気になるね。
知ってる人いたら、教えてください。
最高の作品
理想と現実、嘘と本当が混ざり合いながらも、壮大なテーマを一貫して追い続けている。
50年前に作られた作品が現代人にわかりやすい様にアレンジされているが、同じ様な危機意識が50年前の日本人(三島由紀夫)によって小説化されていたかと思うと感慨深いところがある。
ウーン
73本目。
昨日も映画館行ったけど、いい席がなく2本断念。
何か消化不良。
で今日。
ここから動き出すと思っても、何か動かない。
実際は動いてんだけどね、ま俺が俺が思ってる動き方じゃないだけで。
もうちょっと上手く纏められないかな?
長い。
哲学
哲学的示唆に富んだ、ハードコアなSF作品。
かどうかは知らないが、すごく良い意味で現実と非現実が曖昧で適度にぶっとんでて楽しめた。
よく知らない可愛らしい女優さんが序盤からまあまあ濃厚なラブシーンやっててビックリしたけど、そこら辺がなんか“らしいな”と思った。
ただ、この中身にしては長すぎる。
90分くらいでまとめてたらもっと面白かったと思う。
61
地球人のやましさ
原作初見が高校生の頃である。昔から訳のわからないことをこねくり回す、善とか意志とか答えのないものを問答するような思弁的な小説(「ハーモニー」「なぞの転校生」)が好きであった。太陽系の宇宙人たちと白鳥座系の宇宙人たちとの哲学的な問答が好きでよく読んでいた。三島由紀夫自身、そうしたUFOを呼び出す一団と共にあった時期もあったし、江戸川乱歩とコックリさんを真剣に興じる側面もあったのである。未だに私にとってこの作家は幾多の解説本や思想本が、或いは何処ぞの幸福さまの守護霊インタビューを読んでも、一向私にはその後の自決を解きほぐせないのである。謎である。
さて、それ故に映画化と聞いた時に眉をひそめたのも事実で、リリーフランキーが主演と聞いた時も「おいおいまさか」と思ったのも事実だ。ココリコミラクルタイプやおでんくんや東京タワーの男が、である。怪人物である。そして火星人である。
いったい彼は本当に火星人なのか。そして娘が金星人、息子が水星人、たいする人類は滅ぶべきであるとする佐々木蔵之介演じる宇宙人……これらが本物であるのかどうか、或いは精神世界の産物にしか過ぎないのか、最後まで曖昧だ。それを証明するものが何一つとしてないのである
しかし何よりもあの生かすべきか滅ぼすべきかの問答を換骨奪胎したシーンがあるだけでも、私は興奮を隠さずにはいられなかった。「人間は人間を自然の中に含まない」とか「美しい自然に人間は存在しない」とか言う商業映画は果たして残っているだろうか。あの長い問答、生かすべきか滅ぼすべきかを討議する(しかし生かす側も滅ぼす側も人類を愛しているのである)山場が出来たのである。それは商業映画としてはしてはいけなかったかもしれないし、りんたろう監督のメトロポリスの時も万人には好かれないだろうと思った次第である。だが、是非ともやらねばならぬ。
火星人の訴えは狂気に映る。私だって「太陽系連合からの」なぞと言われたら眉をひそめるだろう。或いは佐々木蔵之介の宇宙人だって、面と向かったら脅威に思うだろう。しかし、我々はこの手の狂気、眼前の人類が滅びるべき事実と言うものに、いささか馴れているとも言えなくもない。私達は核戦争がなくても異常気象がなくとも滅びるだろう。緩慢に死ぬだろう。
携帯で検索してみればいい。幾らでも人類を滅ぼしたがっている者が世の中にはたくさんいる。その点では我々はみんな宇宙人である。何処か自分が地球人の一員であることに疚しさを覚えないではいられないのだ。
物語の面白さ、複雑さ共に今年ベスト級!
今年ベスト級の作品!
確かに、物語の意味は抽象度が高くて
かなり複雑で難しい!
でも、全てがわかると超スッキリです!
個人的には
・三島由紀夫の「金閣寺」の主人公がどんな人物か
これが念頭に入っていると少し物語が分かりやすくなるかなと…
佐々木蔵之介さん演じる「黒木」という男の正体と
リリー・フランキーさん演じる「火星人と「黒木」との
問答シーンから物語が「人間批判」から「人類賛歌」に
変わっていくあたりが最高!
人間ってちっぽけな存在だけど
ちっぽけな存在なりに足掻いて苦しんで
色々と誤ったこともするけど
そこがまた愛おしくて応援したくなる
そんな映画でした!
個人的には
橋本愛演じる暁子のキャラに
「セックス」のメタファーが隠れてるのか?
とか
暁子のキャラって「セーラーヴィーナス」への
メタファーがかかってるのか?
なんていう大暴論を展開しながらも
「人間ってなんだろう?」っていう
哲学的な問いを頭に巡らせることが出来た作品でした!
今年ベスト級の傑作!
原作を読んでから見るべし
三島由紀夫の原作を読んで行ってよかった、映画は現代風に大幅にアレンジしてあったが流れとしては一緒で、ただ主題は三島の哲学的な思索から環境問題のみに卑小化されていたが理解されやすくするには仕方なかったであろう、ただ原作通りのテーマでとおしたら「メッセージ」になっていたかもしれない。佐々木蔵之介の不気味な演技が秀逸であった。
解釈が難しい
解釈が難しい映画
あーゆう役はある意味リリー・フランキーがピッタリなんだけど
ストーリーはなんかね
火星人やら金星人はただの思い込みって感じで終わるし
佐々木蔵之介の役は結果目的よくわかんないからね
三島由紀夫の原作を読まずに映画に臨んだが、 現代風にされていたため...
三島由紀夫の原作を読まずに映画に臨んだが、
現代風にされていたためすんなり映画に入り込めた。
リリーフランキーさんのお天気キャスターぶりもなかなかで
幾たびにもやる火星人ポーズは面白かった。
亀梨くんの水星人、橋本愛さんの金星人に目覚めて行く過程や
中嶋朋子さんの水販売にのめり込んでいく過程も面白かった。
ただ、触媒とは言っていたが橋本愛さんが覚醒するきっかけになった
若葉竜也さんは金星人ではないのになぜ覚醒できたのかが少し疑問に残った。
でも全体的に面白く楽しめた。
よく分からなかった…
三島由紀夫の原作を現代にアレンジして吉田大八監督が作った作品。
宇宙人だと覚醒して地球を救おうとしますが、何だか面白くて笑うわけでもなく感動して泣くわけでもなく淡々と過ぎていきます。
お母さんの水の話も結局何だったのかな?とモヤモヤが残るし、娘が美しくて生きづらいのもあんまり伝わって来なかった。
音楽は効果的に使われていたと思うけれど、観る人を選ぶ作品かなと思いました。
面白いという人の感想を聞いてみたいです。
もやもやもや…
高名な原作があることも知らずに鑑賞しました。SFなのかコメディなのか不思議な展開に引き込まれた。
謎な謎を呼び、どうなるんだろうと思っていたらそのまま終了、もやもやは晴れぬまま。
お母さんが騙された水詐欺と宇宙人になんの関係が?佐々木蔵之介は何だったの?
結局は誰も報われなかったんじゃないの?私の理解力が低いだけ?
音楽は効果的で良かったと思いますが…
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