「魔女は人の手によって作られる」ウィッチ nayutaさんの映画レビュー(感想・評価)
魔女は人の手によって作られる
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不穏な音楽で始まり、終始不吉な雰囲気が漂う映画。
山羊の虚ろな目や、野兎の生を感じさせない目が、ただただ不気味。
結局、ケイレブ以外、誰もトマシンを信じることはなく、最後吹っ切れたようなトマシンは悪魔と契約を交わす。
双子が黒山羊にそそのかされたのが始まりだったのかな。
自分の偏った信仰しか信じない父親に、トマシンだけ虐げる母親、最後の場面を迎えたトマシンの、泣き笑いのような表情が切ない。
変に擬人化した悪魔を出すのではなく、最後まで黒山羊の姿だったのが怖さを引き立てる。あの囁き、鳥肌もの。
大好きな映画です。
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