劇場公開日 2016年6月18日

「意味わかんなすぎワロタ」MARS(マース) ただ、君を愛してる れいさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5意味わかんなすぎワロタ

2016年6月21日
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原作読んでない者です。
すみません、わたしの思い込みで「物語の始まりから始まる」と思っていたのですが、違いました。
映画を観る直前に知ったのですが、以前同じキャストでドラマがやっていたらしく、その続編を映画にした感じでした。初見用なのか、ダイジェストがしゅばばばばっと何度も登場するので、「お、おう…」となりました。
ダイジェストを見たら話の流れはわかるっちゃわかるのですが、おそらく予備知識があったほうが本筋に集中できると思いますので、原作、およびドラマを見てない方は参考にしていただけると幸いです。
ネタバレではありません。前提の情報です。

まず、メインキャラ3人はそれぞれ病んでます。
キラは暗い女の子でいじめられっ子という設定。
レイは昔双子の兄弟を亡くしたことで深い闇を抱えています。カッとなると感情が抑えられず暴力に走るところがあります。不良とかいうレベルではなく、少し病的な感じです。
マキオは街で見かけたレイの暴力的で闇の深い部分に強く惹かれています。
レイはいじめられるキラを守り、互いに惹かれていきます。そして付き合い始めた後、マキオがレイを追い求めてレイとキラの高校に転校してくるのです。

映画は、キラとレイがすでに付き合っており、この時はもうキラはいじめられてもいないし明るい性格になっているところから始まります。そしてマキオもすでに転校してきています。
キラと付き合い始めたことで、女たらしだったレイも一途になり、暴力的な部分も収まっているように思えます。
しかし根本的な心の闇は未だ2人とも解決しておらず、その闇にマキオが漬け込んでいく…そこから映画が始まります。

わたしはてっきりいろいろな障害を乗り越えてついに交際!というストーリーだと思っていたので拍子抜けしましたが、この前提知識があれば落ち着いて楽しめると思います。これから観られる方はぜひ窪田くんの儚く病的で美しい姿を…(?)

(雨)