ジェイソン・ボーンのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
ジェレミー・レナーが一軒家の2階に不法侵入するパルクールをワンカットで撮ったクライマックスでもなんでもないアクションシークエンス(約5秒)だけしか見所もオチもないスピンオフの怪作『ボーン・レガシー』を完全無視、このシリーズをエポックメイキングなアクション映画に昇華させた立役者ポール・グリーングラスとマット・デイモンを配した正当な続編。
今回のお話はシリーズ史上最強にシンプル。あとはグリーングラスの刻む映像のリズムに身を任すのみ。アテネの暴動やベガス市街でのカーチェイス等細かいところまで統制が行き届いていないと逆に表現できないであろうモブシーンの匂い立つリアルさはさすがのグリーングラス印。『~レガシー』は一体何の為にあったのかと首を傾げざるを得ないほどに大満足な快作でした。
非常に残念ながら、潮時かも
ボーンシリーズ(レガシーはともかく)本当に大好きなのですが・・・。
それ故に期待して行ったものの、よくよく考えてみればもうこれ
以上ネタは無いといえば無かったか。
前作からリアルタイムで時が経った設定の様ですが、今回のCIAの
裏ネタが「え、ここまで積み上げてきて、コレでいいの?」と
思ってしまいました。
シリーズの醍醐味である、スピードアクションは健在で、カー
チェイスも、今回はちょっとやり過ぎなきらいもあるけど、見応え
はあります。
ただ、やはりプロット的にもこれ以上捻り出すのは難しいのか、
どうにも前3作の付け足しに感じてしまうのが悲しいです。
原作は作者が変わって続きましたが、ストーリーが違いますし、
これ以上映画は続けても良くなる雰囲気を感じることができません
でした。
この辺で終わっておけば、まだ良シリーズでいられるのですが。
あと、グリーングラスは看板手法の手振れカメラ、今回やり過ぎ。
人によっては酔うぞ、アレ。
良くも悪くも確かにジェイソン・ボーン
良かったんですが、なんかSW7みたいと言うか。
どこを切っても確かにジェイソン・ボーンなんですが。
だから故にストーリーがまんまと言うか。
登場人物も出て来た瞬間に、
あぁこういう役かなと思うと全部アタリで。
でも当然なんですが、みんな年取ってて。
その分やっぱりキレとかに影響してて。
自分も他人のこと言えないんですが(苦笑)
で、このシリーズ毎回見て思うんですが、
絶対に女性を味方にすべし!(マジ)
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