「関西弁はむずかしい・・・。」聖の青春 だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
関西弁はむずかしい・・・。
将棋の知識はゼロの私。
もちろん将棋をさすことも出来ない。
そんな私が
予告で見た
松山ケンイチのカメレオンぶりと
秦基博の主題歌に魅せられて
観に行ってきました。
兎にも角にも、松山ケンイチです。
凄い。これはもう特殊メイクを
自力でやってのけるレベル。
私自身も太っているので(^^;
よくわかるのですが
どれだけ特殊メイクで
顔つきやカラダはごまかせても
手の甲や、拳や、
指の肉付き感は
特殊メイクではごまかせないんですよね。
スクリーンの中には
もはや私の知っている
松山ケンイチは居ませんでした。
鑑賞中に何度も
「この人ってマツケンやんな?」
って、何度も自問自答したくらい(^^;
凄い。凄すぎる。
もうひとりの
カメレオンぶりが話題の東出昌大。
今まで見ていて、あまり演技が
上手いと思ったことがない人でした。
正直今回の映画も、そこまで
引き込まれるような演技ではなかったかな。
ただ、役作りも含めて演技であるならば
これもまた、凄い。
羽生さんと同じ世代から見て
すごく良く似ていた。
松山ケンイチと東出昌大。
同じカメレオンぶりでも
今回は松山ケンイチに
軍配が上がりました。
脇を固める役者さんも良かった^_^
染谷将太。
あまり知らない俳優さんだったが
すごく良かった。
正統派イケメンとは
どこか違う、別の種類の
「目ヂカラ」を持っていますね。
柄本時生。
主役を喰いそうになる強烈なキャラ。
存在自体がアクセントになってる。
いろんな映画で観てみたいです。
あと、驚いたのが筒井道隆。
エンドロールで名前見るまで
全く気づかなかった(^^;
年齢を重ねて渋くなってました。
概ね満足の出来だったんですが
最後に関西人の私からの苦言。
リリーフランキーの関西弁は
やっぱりチョット気になりました。
キーマンの役だから
彼の言葉が物語を進めていくだけに
ほんの少しのイントネーションが
すごく気になるんです。
いや、そこらへんの役者よりも
関西弁はすごく上手なんですよ(^^;
演技といい、醸し出す雰囲気といい
100点に近いキャストだった。
だからこそなんです。
惜しかった。ホントに惜しかった。