劇場公開日 2016年11月19日

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「関西弁はむずかしい・・・。」聖の青春 だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0関西弁はむずかしい・・・。

2016年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

将棋の知識はゼロの私。
もちろん将棋をさすことも出来ない。

そんな私が
予告で見た
松山ケンイチのカメレオンぶりと
秦基博の主題歌に魅せられて
観に行ってきました。

兎にも角にも、松山ケンイチです。
凄い。これはもう特殊メイクを
自力でやってのけるレベル。

私自身も太っているので(^^;
よくわかるのですが
どれだけ特殊メイクで
顔つきやカラダはごまかせても
手の甲や、拳や、
指の肉付き感は
特殊メイクではごまかせないんですよね。

スクリーンの中には
もはや私の知っている
松山ケンイチは居ませんでした。
鑑賞中に何度も
「この人ってマツケンやんな?」
って、何度も自問自答したくらい(^^;
凄い。凄すぎる。

もうひとりの
カメレオンぶりが話題の東出昌大。

今まで見ていて、あまり演技が
上手いと思ったことがない人でした。

正直今回の映画も、そこまで
引き込まれるような演技ではなかったかな。

ただ、役作りも含めて演技であるならば
これもまた、凄い。

羽生さんと同じ世代から見て
すごく良く似ていた。

松山ケンイチと東出昌大。
同じカメレオンぶりでも
今回は松山ケンイチに
軍配が上がりました。

脇を固める役者さんも良かった^_^

染谷将太。
あまり知らない俳優さんだったが
すごく良かった。
正統派イケメンとは
どこか違う、別の種類の
「目ヂカラ」を持っていますね。

柄本時生。
主役を喰いそうになる強烈なキャラ。
存在自体がアクセントになってる。
いろんな映画で観てみたいです。

あと、驚いたのが筒井道隆。
エンドロールで名前見るまで
全く気づかなかった(^^;
年齢を重ねて渋くなってました。

概ね満足の出来だったんですが
最後に関西人の私からの苦言。

リリーフランキーの関西弁は
やっぱりチョット気になりました。

キーマンの役だから
彼の言葉が物語を進めていくだけに
ほんの少しのイントネーションが
すごく気になるんです。

いや、そこらへんの役者よりも
関西弁はすごく上手なんですよ(^^;
演技といい、醸し出す雰囲気といい
100点に近いキャストだった。

だからこそなんです。
惜しかった。ホントに惜しかった。

だいきつ