ブラックパンサーのレビュー・感想・評価
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技術と伝統の両方を楽しめる映画
前国王ティ・チャカの息子ティ・チャラと
ティ・チャカの弟の息子である
エリック・“キルモンガー”・スティーヴンスが
ワカンダの王位をかけて戦う話。
これまで詳細が不明だったワカンダの秘密がはっきりする。
アフリカの辺境の地の部族の争いだと
勝手に思い込んでいたらまったく違った。
街はトニースタークもびっくりするような近未来都市になっていて
全世界でも突出した科学技術を保有している。
それに世界一の硬度を誇るヴィヴラニウムを産出できる。
あらゆるものにヴィヴラニウムが使われ街の発展を支えている。
その一方でここに住む人たちは
アフリカの典型的な部族を思わせるような恰好をしている。
坊主頭に派手な色の民族衣装を身にまとっているのだ。
衛兵に至っては銃やライフルの代わりに槍を装備している。
科学技術と伝統文化がうまく融合された世界観がよかった。
この映画は黒人の地位向上がテーマになっている。
今までにない挑戦的な映画を楽しめる。
MCUはほぼ観ていないが特に問題なし
アフリカ系のスーパーヒーロー
アフリカのワカンダ王国は国王の死去に伴い、息子(チャドウィック・ボーズマン)が新国王として即位する。
これに異議を唱えたのがアメリカに住む甥だった。
黒人の虐げられた歴史から暴力革命を起こすべきと権力を奪うのだが・・・。
なんとなく箱庭みたいな感じ。
正義とは。人間とは。そして世界とは。
タイトルなし
WOWOWで観賞。
この作品、専門家筋の高評価とアメリカでの大ヒットは驚くばかりだ。
MCU作品には全くついて行けてない自分なので正当に評価できていないとは思うが、正直なところあまり響いてこなかった。
高評価の要因として、アフリカ系黒人のヒーロー、女性キャラクターの活用、絶対悪ではない敵役、等々が挙げられている。
なるほど確かにね。
でも、社会的意義とエンターテイメントとの融合…とまで祭り上げるほどではないと思った。
いや、面白かったよ、実際。
テレビ画面で観たので、劇場だったらもっと楽しめただろうな、とも思った。
ただ、他のアメコミヒーローものと同様、話が大雑把だから、過大評価じゃないかと感じただけ。
他のアメコミヒーロー(ピンもの)と比べると、良いできだと思う。
マイケル・B・ジョーダンは「クリード チャンプを継ぐ男」で成功しているのに、ここで敵役とは驚いた。
あ、監督が同じなのね。
悲劇の悪役姿は、なかなかカッコよかった。
正当に王位継承権があって、倣わしどおりに直接対決で勝ったのだから、正当な王だと思う。
てことは、主人公の行動は王位転覆を謀るクーデターか?
ルピタ・ニョンゴは、やっぱり綺麗だ。
あの肌艶。
嬉しかったのは、ミショーン(ウォーキング・デッド)のダナイ・グリラが主要キャストだったこと。
但し、ドレッドじゃなくスキンヘッドだったけど。
女近衛兵とは、粋なキャスティング。
友人のはずだった者が敵となっても、対立していた者が加勢する展開は、お約束だが心地好い 。
科学技術が凄すぎ!
最初の10分でまじめに観る気を失う
ちょー万能鉱石を産出する、ちょー最先進文明を誇る国の、ちょー徳にあふれた国王の話。しかも変なハーブ飲んだらちょー能力も身に付いちゃって、バカらしくてまじめに観てられないよ。
アクションシーンはいかにもVFX感丸出しでリアリティゼロ。
それに、正式な手続きを踏んで即位した新国王に対して反乱を起こすってそれクーデターだよね?どこに正当性があるの?
こんなクソ映画を楽しめる人がうらやましい。私には無理。
2時間苦行でした。
オコエ姐さんカッコよすぎます
アフリカがテーマのヒーローもの。アクションとしての完成度も高いのだけど、単なる正義と悪の闘いではなく、民族間の対立や国際平和までも描いた骨太な作品で。
戦士オコエ姐さんはじめ女性の強さも描かれている。
ナショナリストが声高になりつつあり、民族対立が深まっている今だからこそ、より胸を打ち考えさせられるストーリーであった。
衣装や武器もアフリカ部族のそれがベースになっているんだけど、これまでなかったことが不思議なくらい、カッコいいアイテムにあふれていて興奮しっぱなしだった。
また、ビジュアルの美しさが際立っていた。
アフリカが舞台ではあるんだけど、街や近代的な建物やその中でのシーンも数多く出てくる。それらも綺麗だしスリリングだしスマートでめちゃくちゃカッコいいんだけど、だけど、それにも増して印象的なのは、アフリカの雄大な自然の映像だった。その美しさには、とてつもない説得力があり。涙してしまった。
「ワカンダ王国の内紛」に改題で。
出てくる人間が殆ど黒人で、そういう意味では斬新。主人公の側近の女性がカッコいいハゲで勇気を貰った人は多いのではなからうか。
とはいえ、ストーリーは面白くない。ワカンダ王国の技術を巡って内紛が起きて鎮圧されただけ。物凄い技術を開発する力があるのに、儀式や伝統に縛られていて、宇宙人から技術を貰ったのか?と思うくらいだ。法整備とかそういう概念がない。アクションもまあ普通。特殊合金で鎧が作られていても少しくらい銃弾避けてよってのが素直な気持ち。そのせいで敵逃してるし。
正直なところ、映画の中で白人が多かろうが黒人が多かろうが気にしないが、せっかく黒人が多いんだから身体能力の高さとか、儀式の重要性、精霊、戦士としての誇りとか面白くなる要素もかなりあったと思うのに何故ないんだろう(あっても魅力がない)。ブラックパンサーも衣装はすごくかっこいいのに、戦うシーンに説得力が感じられず勿体無い。画面を暗くしておけばいいという安直な表現ばかりが目立った。新しい表現や演出はめんどくさいからしませんが、黒人いっぱい出すからいいでしょ?ってことなのか?
主役のワカンダ国王の演技がダメなのかキャラ付けがダメなのか覇気がないし、強さの理由もない。なんなんだこれは!マーベルだろ!その辺のB級映画なら予算の低さ故の工夫で、もっと良い映画ができる可能性があるよ。こんなんで史上最高の出来とか片腹痛いわ!
全体的に工夫がなく粗が目立つ、ストーリー及び主人公に感情移入できる出来でなく、アクションも面白くない。黒人過多の映画ということで、歴史的背景を踏まえて星を増やしてもせいぜい星2位です。
高評価も納得
マーベルの初回作品の中ではアイアンマンと同レベル
いやあ、傑作。初回だから新しさを割り引いてもしっかりと1話完結の満足感あり。最近のマーベルの作品は続編への流れが何となく白けた感が有るんだけど、今作品にはあまりなくってそれが良かった。※バッキーの件は余分だけど。それにしてもあまりに脚本が良かったかも。良い場面が多いってよりむしろ悪い部分が見当たらないから結果、傑作になったんだろうなあワカンダ王国の若きプリンスの苦悩は前国王の抱えた闇から開国の声、部族闘争、跡目争いまで幅広く、思わずお疲れ様って言いたくなる笑笑。だが若き国王は持ち前のリーダーシップと人望で困難を乗り越えてゆく。キャスト良いなあ、見事。はからずしもアフリカのど真ん中に最先端テクノロジーのアンバランスな面白さが良いなあ。まさにヒーロー作品。大満足の1本でしたが次回作が鍵かな。
猿山ならぬ豹山のリーダー争い
マーベル映画の中でもかなりの当たり
総評 ストーリーも若いヒーローに比べて重厚で、やや軽率な性格な部分もあるけど、一貫して見えた彼の覚悟に惚れた
シビル・ウォーの前に見てしまったので冒頭の父親を亡くすシーンが簡略化されていて困惑(翌日シビル・ウォーを観て補完)したが、彼は望んで早くに王になりたかったわけではなかっただろう。
王着任のための儀式は息を呑んだ。ヒーロー物定番の「ヒーローとして闘う覚悟をヒーローパワーを捨てて始めて身につける」をこんな序盤でしてしまうとは……
キャプテンは元からあったけど、彼は英才教育的にヒーローとして育ったんだなぁーと感心。
今作のヴィランは序盤はユリアン、後半から従兄弟?に当たる主人公と同じく王位継承者。アツい、とにかくアツい展開。偽主人公格が出てくるなんて、王道展開は予想してなかった。その上この従兄弟にもバックボーンがしっかりと用意されていて、どっちも応援したくなる。すごく魅力的なヴィラン、っていうかなんとか和解して2人で王国を守っていってくれ。
侵略されても尚、決闘として正々堂々闘いを申し込むのも素晴らしかった。2代目キャプテンアメリカは彼がなるべきだろう。
ヴィヴラニウムがちょっとチートアイテム過ぎるけど、妹とフィアンセにも活躍の場があって、序盤から登場し続けた各部族も参戦してのワカンダ内戦は見応えがあった(ちょっとチャチかったけど)。
こういう当たり作があるからヒーローコミック映画とは言え見逃せない。(映画館で観たかった)
Marvel作品としては異質
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