「リベンジャーズ現る」マイティ・ソー バトルロイヤル TOKIESさんの映画レビュー(感想・評価)
リベンジャーズ現る
マーベル作品は相関図も対立構図も非常に分かりやすく、盛り込むべき要素も、大衆に求められる要素もバランスよく取り入れているため、どの作品も観客を選ばない圧倒的な安定感がある。
今回はソーが宿敵ヘラを倒し、アスガルドの秩序を保つことがメインストリームで、そこにハルク、ヴァルキリー、ロキが加わるストーリーだ。
最近は濡れ場は少なく、笑いの要素が多く含まれているが、時代性だけではなく、あらゆる層を満遍なく取り入れようとするマーベルの緻密な戦略性がある。それは、近年映画化による不作が多かったDCコミックスがワンダーウーマンを加え宿敵となった今、マーベル一強からバトルロイヤルの時代が始まることをマーベルが意識しているからだろう。
にしても邦題のバトルロイヤルはピントがズレている。
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