リメンバー・ミーのレビュー・感想・評価
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ミゲルと家族の思いやりのあるリメンバーミー
最初は、家族が歌をダメダメと言われたミゲル。でも諦めかった。最初は、エルエストデラクルスに憧れてたミゲル。そしてまさかの死者の国にいったミゲルそこにに亡くなった家族と出会うミゲル。追いかけてたのはエルエストデラルスだった。自分も最初は、ミゲルと一緒にひかれてたが、まさかのヘクターの歌だった。本当にびっくりしました。エルエストデラルスは、そのヘクタの歌を盗んだしかも殺した。本当にさいやくでした。でも、ヘクターは、リメンバーミーを作った人がでした。しかもここばあちゃんのために作ったリメンバーミーでもある。そこにも感動でした。昔から一緒に歌っていました。そこがヘクターの思い出かなと思いました。また、ここひいばあちゃんがヘクターのことを忘れたらヘクタが消えるので死者の国から、ミゲルが元の世界に戻りリメンバーミーをひいひいココばあちゃんに聞かせたところが感動しました。またミゲルがここばあちゃんにリメンバーミーを歌ったのでヘクターの事思い出出したところも自分も感動しました。これからギター習うのでこれからミゲルみたいにギター弾けたらなとおもいました。また、絶対みたいなとおもいました。そしてそして、ミゲル役石橋ひいろさん。13歳で声優で主役やるのすごいなとおもいました。これからも頑張って欲しいです。
歌って、家族を忘れないで
馴染みの無いメキシコの“死者の日”。
でもこれって、日本のお盆と全く同じ。
年に一度だけ死者が現世に帰ってきて、家族と過ごす。
死者と生者はいつまでも繋がっている。
万国共通。こういう習わしって素敵だと思う。
それを、ファンタスティックな冒険と感動的な家族の物語に仕上げ、さすがのディズニー/ピクサー。
また一つ、名作が誕生した。
魅力的なポイントが多々。
順々に。
まずは、音楽。
劇中彩るメキシコ音楽が心地よい。
中でも、話に深く関わる主題歌の“リメンバー・ミー”。
ゴージャスなステージで歌うのもいいが、ある人物が歌う本当の“リメンバー・ミー”に瞼が熱くなった。
イメージを覆すようなカラフルな“死者の国”。
これはもう、アニメーションならではのイマジネーション!
出国/入国審査や手続きとか、現世をちょっぴり風刺。
あの世がこんなにユニークだったら、もし死んでも嫌じゃない…なんてね。
キャラ描写の上手さもいつもながら感心する。
何と言ってもやはり、主人公の少年ミゲルが死者の国で出会う陽気なガイコツのヘクター。
主人公に同行する少々問題アリのコメディリリーフかと思いきや、実は…。
意外や歌も上手く、ここら辺の伏線が終盤感動に繋がっている。
音楽が大好きな靴屋の少年、ミゲル。
憧れは、偉大なミュージシャン、デラクルス。
実はデラクルスこそ、ひいひいおじいちゃんだった。
が、そのひいひいおじいちゃんが家族を捨て音楽を選んだ為、一家では音楽が禁止に。
家族に反発までして、音楽を諦めないミゲル。
死者の日にひいひいおじいちゃんのギターを弾き、死者の国に迷い込んでしまう。
戻るには、先祖の“許し”を得る事…。
どんな家庭にだって決まり事はある。
でも、この一家の音楽禁じは厳し過ぎる。極端に言えば、音楽の“お”の字もダメ!
大好きな事が出来ないミゲル。
勿論、家族も大事。
その板挟み。ダメ!ダメ!ダメ!…と抑え付けられる子供は見ていて胸が痛くなる。
それを決めたのは、ひいひいおばあちゃんのママ・イメルダ。
なので、死者の国で、音楽に理解を示してくれない先祖より、同じ音楽を愛するひいひいおじいちゃんから“許し”を得ようと、ひいひいおじいちゃんを探す…。
てっきり、ひいひいおじいちゃんが家族を捨てた本当の理由があって、家族と和解して…という話の流れになるだろうと思っていたら!
驚きの展開に!
話の展開は面白く飽きさせず、見事、家族と家族を繋ぐ音楽の物語に着地している。
それにしても、家族の中に大悪党が居なくて良かった…。
死者も死ぬ。
それは、現世で自分を覚えている人が誰も居なくなった時。
何だかそれが日本でも問題になってる孤独死と通じるものを感じ、悲しさや寂しさをひしひしと痛感した。
せめて、家族だけでも自分を覚えていてくれたら…。
もし、家族からも忘れ去られたら…。
だからこそ、我々は先祖を忘れない。
先祖が我々に何を遺してくれたか。
だからこそ、先祖は我々を忘れない。
我々が先祖をどれほど想っているか。
困った時、悲しい時、辛い時、嬉しい時、楽しい時、幸せな時、いつだって傍に居てくれるのは…
先祖が居て、家族が居て、自分が居る。
せっかく日本には、彼岸やお盆がある。
家族と共に、先祖に会いに行こう。
お盆
冒頭ショートムービーはアナ雪でした。
普段よりはやや長めでしたがアナ雪は好きな方なので久しぶりにアナとエルサに出会えて良かったです。
アナ雪はオラフを中心とした物語でアナとエルサの為に奮闘するも上手く行かずという展開でしたが、短いながらもちょっとジーンとしてしまう物語でした。
雪だるま作ろうのメロディーが一瞬流れた時は嬉しかったですね。
さて本題のリメンバー・ミーですが、これは日本で言うところのお盆が近いのかな。
写真を飾ってないとの現世に戻れなかったり二度目の死だったり世界観が面白かったですね。
ミゲルという歌う少年と聞いて消臭力を思い出したのは私だけでしょうか?(笑)
音楽がテーマなのでミュージカル調の作品かと思っていたのですが基本的には歌う必要がある場面で歌っているだけなので、どちらかというと冒頭のアナ雪の方がミュージカルでしたね。
ヘクターの声を藤木さんが当ててたので、この人は多分重要人物だと思ってしまって出会ったぐらいで父親だとわかってしまい、展開が、ある程度わかってしまったのであんまり感動はできなかったのですがジーンとするシーンは何度かありました。
字幕で観ていたら、もうちょっと感動が増していたかもしれません。
この物語は家族との絆が描かれていますが生きている人たちだけじゃなくて、これまでに生きてきた人、その人達が自分の命を繋いでくれてたり、いろんな人に支えられているということを思い起こさせてくれる映画だなと思いました。
アナ雪もリメンバー・ミーも春に観るには季節外れ感がありましたが、リメンバー・ミーを観るならお盆に迎え火でも焚きながら家族と一緒に観ても良いんじゃないでしょうか。
よかったです!
ここの評判がよかったので「死者の国」がテーマ、という知識だけで見に行きました。あぁメキシコの話か~!!と見て納得。やはりよかったです。泣きましたね。リメンバーミー、良い曲!他の方も書かれてましたが、冒頭であまりにも家族が音楽を否定していて、ギターまで壊していて、さすがにひどすぎないか?と疑問が消えずに少しマイナス。しかし良い話でした!おすすめです。
さらに進化したピクサー作品
ただ「すごい」とか、「感動した」だけでは収まらない気がして、ギブ・ミー・語彙力!!
映画史に残るといっても過言ではないほど、この作品はピクサーのCG技術、脚本の巧妙さがさらに進化したことを感じさせるものでした。人間の肌がよりリアリティを帯びていて、何より「死者の国」は隅々までカラフルで美しく、見ていて飽きない。むしろ行きたい!
主人公の男の子・ミゲルと、ガイコツのヘクターは、本当に良いコンビです。(ヘクターの指パッチン、なんとなく好き)
途中まで、ミゲルのひいひいおじいちゃんはエルネスト・デラクルスだと本当に思い込んでしまうから、観客側に伝えられる衝撃の事実に脱帽しました。(そういえば、デラクルスが鐘の下敷きになるシーン、『ブック・オブ・ライフ』のラストシーンに似てますね)
ストーリーも、ハラハラさせるところ、笑わせるところ、感動するところ、ひとつひとつ丁寧に描写されているから、観ていて興奮しっぱなしでした。ところどころで挟まれるギャグも、大好きです……!(最後、トウモロコシを両手に持ってきたガイコツが「何かあった?」と聞くシーンが、ちょっと気に入ってる)
「家族」がキーポイントの映画はたくさんあれど、これほど「繋がり」を意識させる作品に出会えて、本当に良かった。観ている側に、家族を大切にする気持ちを思い起こさせる映画ですね。劇場を出た後、「もう一回、観たいなぁ」と思わせてくれる映画は久しぶりだったので、DVDも買いたいくらいです。
原題が『COCO』だったと聞くと、何か余計に胸にくるものがある……。
泣ける
良かった。なんの予備知識もなく見に行ったら、ストーリーがよく作られていて、予想外の展開に持ち込まれ、最後は泣けた。ギターが好きだからと、そんな理由で見に行ったのに、いい意味で裏切られてとても良かった。死後の世界をコミカルに描きながら、夢を叶えると同時に、家族の大切さも学んだミゲル君。心温まるいい映画だった。
自分史上最も泣いた映画になった。
ココばあちゃんにリメンバーミーをミゲルがやさしく歌うラストに涙を流した。大学を卒業するタイミングで心境がシンクロしてしまった。
ピクサーの新作でアカデミー賞も受賞している本作はどうせ面白いんだろうと思っていたが、やはり面白かった。題材が良い。メキシコと死。まったく認識していていなかったけど、死者の日というメキシコのイベント。これ事態のカラフルなデザイン性を尊重しつつ膨らますことで成り立つ本作。オリジナリティなのか疑問にも思う。アレブリヘも素敵だった。メキシコ行きたい。
エレナおばあちゃんがミゲルの手製のギターを叩き壊しちゃうのは心臓が痛かった。許せないと思った。しかし、なぜ音楽禁止になったのかという背景が分かることで、そう憎めないなと思い改めた。
ミゲル日本語声優石橋陽彩さんの歌声が素晴らしい。女性かと思ったら少年で驚いた。セリフも何の違和感もなかった。
ミゲルはギターを盗んだ。
デラクルスはヘクターから曲とその命を奪った。
ミゲルは夢に向かって進みだす。デラクルスは死者の国で現世でもあちらでも信用を失い鐘の下敷きになる。この罪と罰のバランスは考えるところがある。2度目の死は現世で忘れ去られることだから、デラクルスは信用を失ったまましばらくあるいは半永久的に死者の国に存在するのだろう。それが死者の国の生き地獄かな。
死者の国が現実の都市と隣接するなら日本の死者の国もどこかにあるのかなと想像する。
ヘクターの腕の骨折れてたのはどんなエピソードがあるんだろうか。
ひとまず、随筆ここまで…。
【ネタバレ有】向いていませんでした。
良い点
・映像と音楽はとても素晴らしい。
・アレブリヘのデザインが素敵。
・死者の国での華やかな暮らしと相反する悲痛な現実の描写
受け付けなかった点
ミゲルの家族達は最終的にミゲルを受け入れますが、冒頭では散々馬鹿にしたり家族全員であれだけ否定しておいて、最後のココお婆ちゃんが歌い出すのを見て感動&涙を流す…。
そしていきなり1年後の死者の日では音楽解禁。
吐き気がします。気持ちが悪い。
語られていない部分で和解やらあったのかも知れませんが、正直そこを描いて貰えないと、もやもやしか残らない浅いストーリーです。
途中で、著作権がテーマのお話かな?とも思いました。
ミゲルはミゲルで…。
自分を勝手に子孫だと思い込み、墓に保管してあるギターを盗んで、それを正当化させる様な台詞ばかり話します。
子供だからとも思う事かもしれませんが、特にお咎めも無く、親族に許しを貰えば元の世界に戻れるという、犯罪を助長させる様な描写が残念でなりません。
長々と書きましたが、
死がテーマという事で期待して観ました。
重くはないお話です。
ディズニーですからね…ちょっと残念でしたが、そこはお門違いか。
親子揃って見やすいと思います。
家族に人格否定された事のある方、家族との絆や愛が理解出来ない方は観る事をお勧めできません。
子供嫌いな方も向いていない作品かも知れません。
リメンバーミーの歌 泣いちゃうね。
日本なら、お盆かな?
亡くなった時期で同じガイコツでも
違うのは、可笑しいね。
知る人が亡くなると黄泉の世界からも
消えるって
数年後の日本は、あの世もないんかな?
怖いよね。
リメンバーミーの歌聴くと泣いちゃいました。
アニメーション、音楽、ストーリー・・・すべてが秀逸。
安定の品質保証ピクサーアニメ。最近は各作品の続編の製作が目立っていたので少々不安になっていたところだったが、今回は大当たり。見て楽しく、聴いて楽しく、そして物語を噛み締めて感動できる、実に充実した作品になっていた。
ピクサー作品は、基本的には「旅」と「冒険」の物語が多い。「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」もそうだし、例えば「インサイド・ヘッド」もまた、感情がライリーの頭の中を旅する冒険記だった。しかしそう言った旅のストーリーにも、そろそろマンネリを感じ始めていた私だったのだが、この作品に関しては、物語が描く旅の動機と続く展開の裏付けがしっかりとしているので、マンネリどころかとても有意義に物語を堪能。高曾祖父に許しを得るまでの旅と冒険のその意味合いと説得性に背中を押されて、物語が力強く動いている様子が伝わり、とてもとても楽しかった。そして終盤では、ちょっとした驚きと共に物語がますます充実感を増すのを感じる。なにしろこの映画は脚本が非常に良くできているのだ。伏線とその回収も巧みに機能して実に秀逸であるし、原題にもその名が冠せられた曾祖母の存在が意味する真のテーマ、そして「二度目の死」についての考察も含め、とにかく話が豊かで面白い。ピクサーのアニメーション技術に最早疑いはないが、脚本が良くできていてとても巧いので、これが面白くないわけがないという感じですらある。
そこに加えて映画音楽がまた心を躍らせる。リズミカルであると同時にメロディアスなメキシコの音楽は、陽気であると同時にどこかメランコリックで実に心をくすぐる音楽ジャンルだ。そこに少年の澄んだ歌声と、男声によるセクシーな低音、女性による情熱的な歌唱がそれぞれ見せ場を作って映画を盛り上げ、描かれるテーマに厚みを足す。そしてやはり最後に曾祖母ママ・ココに向けミゲルが優しく語りかけるように歌う「リメンバー・ミー」に思わず涙腺が緩んだ。この曲は、大切な人との別れ(それは一度目の死、二度目の死に限らず、生きている間に経験する別れも含め)の寂しさや悲しみを優しく慰めてくれるような佳曲だ。
個人的に、死者の国の色彩も好きだった。死者の国とあらば、白黒の暗い世界や、ティム・バートンのようなゴシック調の世界観がイメージしやすいところだけれど、この映画が描く死後の世界は、とても色彩豊かかつ鮮やかで、それぞれの色彩がまるで光を放つようなエネルギーで描かれていた。なるほど、死後もまたこんな風にエネルギーと生命力に溢れた色鮮やかな世界のはずだ、と死を前向きに捉えるメッセージにも思え、また更に勇気と励ましを貰うような気がした。
ピクサーらしい 異世界
オスカー作品賞受賞作品連発!
とはならないが、スターウォーズにmarvelも手中に収め、もはや完全に映画界の覇権を握っているディズニー
スターウォーズ ep9 はともかく marvelにしろそしてこのピクサーを中心とするアニメ部門にしろ 覇権を握れるのは金の力だけでは無い! と言わんばかりに高品質な娯楽作品を次々送り出してくる事には毎度驚かされる
そして今作も他の例に漏れず素晴らしい作品だった
まず弦を押さえる指の動きと弦を弾く手の動きにとにかく細心の注意が払われていたり、音楽を奏でる人やそれを聴く人たちの感情の流れが誠実に、滑らかに描かれていてとても良い
歌を人に届けるという夢を追い求めて大冒険を繰り広げてきた主人公がラスト歌う あの歌 の素晴らしさは、ひとえに 音楽 というものの力をキチンと緻密に描いていたからこその感動だった
あと、ピクサー作品でいつも感心するのは未知の世界のルール作りの巧みさ
オモチャの世界、虫の世界、モンスターの世界、魚の世界、果ては 頭の中の感情たちの世界 と様々な想像の世界を作ってきたピクサーだけど、いつも各作品を貫くとても大事なルールがあって、そのルールを軸に物語が進んでいく
今回は 死後の世界 にあるルールとして 忘れられてはいけない というのが設けられてるけど、凄いのが
こういうルールが
あぁ、もしこんな世界があればきっとこうにちがいない
という説得力としての機能だけじゃなくて、物語が語ろうとする一番大事なテーマとも密接に関わっている
こと
どの作品にも言えることだけど、ピクサーはいつも今自分たちが生きてる世界とは全く異なる集団の世界を緻密に作り上げた上で、最後は絶対そこで起こる出来事の全てが 今自分たちが生きている世界とリンクするような話にしている
ファンタジーな作品は、やりようによっては直ぐに 自分には全く関係のないお話 という位置付けを観る側にさせてしまうけど(だからこそ素晴らしい場合もあるが…)
ピクサーの作品はいつも、ものすごく深い場所で観る側に共感してもらわなければ というポイントに抜かりがないからこそ素晴らしいんだと思う
少し不満があるとすれば、このお話にあそこまで明確な悪役はいらなかったのではないか という所
死後の世界も割と楽しそうとはいえ あいつ のやった事は幾ら何でもちょっと悪すぎだし、そこまで行かなくてもこのお話は充分成立してた気もする
(ただまぁ あんなところであんなパーティなんかやってるやつなんて良い人間なわけがない という点は個人的に凄く溜飲が下がったが)
まぁいずれにしても、今のアメリカに相応しい
自分とは違う世界 の人々に想いを馳せ共感できる
そんなピクサーらしい素晴らしさに満ちた作品だった
今度は吹き替えでみようかな
日本でも3D版を公開してくれぃ!
もう主題歌が、ぐるぐる頭の中を回っている(笑)。「アナと雪の女王」を作曲した、ロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻による主題歌「リメンバー・ミー」は、まちがいなく名曲である
本作は、「トイ・ストーリー3」のリー・アンクリッチ監督によるピクサー・アニメーション作品であるが、同時上映がディズニーの短編「アナと雪の女王/家族の思い出」というイレギュラーな組み合わせ。きっとピクサーファンなら、"短編アニメこそピクサーの原点"と楽しみにしているはずなので、多少の違和感を感じるはず。同時上映の「アナ雪」については後述する。
「リメンバー・ミー」の原題は「CoCo」である。これは観れば納得である。ストーリーは、メキシコの祝日・"死者の日"をテーマにしている。日本でいうところの"お盆"であり、"迎え火・送り火"のような風習がみられる。死者や先祖をうやまう考え方や慣習が似ているので、日本人にはわかりやすい。
主人公のミゲルは天才的なギターの才能を持つ少年だが、彼の一族は"音楽禁止"というオキテに縛られていた。
ある日、ミゲルが憧れる伝説のアーティスト・デラクルスのギターを手にした途端、死者の世界に迷い込んでしまう。
本作の死者は、コミカルなガイコツとして表現されており、死者の世界はカラフルで遊園地のような場所である。途中までは完全にアドベンチャーコメディだが、やがて徐々にヒューマンドラマに様相が変わっていく。
そして終盤には、ミゲルの弾き語りによる「リメンバー・ミー」で、ドッと涙があふれる(ああっ…)。実によくできた映画である。・・・観てのお楽しみ。
特にミゲル役は、演技のみならず、歌の上手い少年でなければならない。ディズニーは、日本語吹替版のクオリティ基準も厳しいだけに、オーディションで選ばれた、石橋陽彩(イシバシ ハルヒ)くんの歌が楽しみである。
さて、同時上映の 「アナと雪の女王/家族の思い出」は、クリスマスをテーマにした22分の本格作品。実写版「シンデレラ」と同時上映だった短編「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」(2015)が、わずか7分だったので、かなりの見ごたえがある。ちなみにこちらの原題は、"Olaf's Frozen Adventure"で、主人公は雪だるまの"オラフ"である。
ロペス夫妻の書下ろしが「Ring in the Season」、「The Ballad of Flemmingrad」、「That Time of Year」、「When We're Together」と4曲もあり、ミュージカル作品として十分に堪能できる。全米ではクリスマスシーズンに限定公開され、同日上映は2週間強だったので、日本は特別である。
ご存じの通り、エルサもアナも、小さくして両親(国王夫妻)を失い、エルサは部屋に閉じこもったまま年月を重ねたため、2人にはクリスマスの思い出や伝統というものがない…。オラフはそんな2人のために"家族の伝統"を探しに街に出ていく。
これだけ新曲があると、単なる同時上映ではなく、アナ雪の独立した続編のように楽しめる。サウンドトラック盤も購入したくなるし、歌も覚えたくなること、うけ合い。
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公開2日目にして、こんどは"吹替4DX版"を観てきた。昨日は字幕版だったが、本作は圧倒的に吹替版のほうが楽しめる。さすがディズニー基準の吹替キャストと演出である。
英語タイトルの”Coco”が、ちゃんとカタカナの”リメンバー・ミー”に差し替えられている。
なんだこりゃ。主人公ミゲル役の石橋陽彩(イシバシ ハルヒ)くんの歌唱力に脱帽である。13歳の中学生である。しかし、この声はおそらく本作品限りかもしれない。声変わり前ということで、収録中も相当ケアが大変だったそうだが、この先どうなってしまうのか。大人の歌声でミュージカルに挑戦してほしい逸材である。
また、藤木直人がヘクター役で歌声を披露しているのも注目である。
本作は米国では3D上映されている。またドルビーAtmos+ドルビービジョン作品でもあるが、日本では2D版しかないのが寂しい。どう見ても"死者の国"の美しさは、3D向きである。
一方で"4DX"の効果については、あまりない。個人的には50本以上の4D作品を観てきているので、このようなタイプには向いていないと思う。
ということで、「リメンバー・ミー」の上映パターンは、2D字幕/吹替と、4DX2D吹替、IMAX2D字幕の4種だけである。ディズニーとしては少ない。元アスペクトがシネスコなのでIMAXで観るのもおススメできない。これから映画館で観るなら、2D吹替版がいい。
amazon経由で3D版Blu-rayが購入可能なので、3Dホームシアターで確認したい作品である。というかゴールデンウィークに3D版を公開してくれよ、ディズニーさん。
■リメンバー・ミー:(2017/3/16・17 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:石田泰子/吹替翻訳:竹本浩子)
■アナと雪の女王/家族の思い出:(2017/3/16・17 /ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ/字幕:松浦美奈/吹替翻訳:いずみつかさ)
リメンバー・ミー
嫁さんと観てきました。
おもしろくて、ほっこりして、良かったです。
完成度てゆか、クオリティが高いナァ
て思いました。
最初のアナ雪の…
もうちょい短くして欲しかった。
飽きてきた。(オラフ好きやけど…)
『ぎゅっと抱きしめて』
展開が読めたが、まんまと泣かされてしまった。
さすがのピクサー作品。大人から子供まで楽しめるわかりやすいストーリーに、CGのレベルはここまできたかという圧巻の映像美。特に短編のアナ雪でのエルサの衣装の透き通った表現や、骨の演技(笑)なんて見事すぎる。命なきものに命を吹き込むというアニメーションならではの表現でした。
ストーリーがわかりやすすぎて途中から展開が読めてしまっていたが、まんまと泣かされてしまった。
リー・アンクリッチ監督率いるチームは何をどういう手順で見せていけば最後泣かせられるのか熟知しているんでしょうね。
強いて言うならもう少し死の世界がどうなっているのかを堪能したかった(短編のアナ雪を抜いて本編増やしてって言ったら怒られるかな笑)のと、ヘクターが父親だとミゲルにわかる描写が「あれ?そうするとあの時家族の近くにヘクターがいたけど気付かなかっただけなのかな?」とか「ミゲルと一緒にヘクターがいるの最初に見られたけど何も言わないのか?」とか、コンテストでミゲルが「リメンバー・ミーをやる!」って言ったときにヘクターは自分の曲なのに何も言わないのか?など少し際どいなぁという描写が出て来るなぁーと思った。
ただ、悪役がああいう末路を迎えるべき決定的な悪を見せてくれたので、悪役の最期が曖昧だった「トイ・ストーリー3」を踏まえてちゃんと最期を見せてくれたのが良かった。オチもまた見事(笑)
IMAXなどのビッグスクリーンで観るべき映像だと思いました。字幕も吹き替えも両方おススメです!(吹き替えにもちゃんとチェックが入るピクサーなので当たり前だけど)
死者の世界に迷い込んでしまうミゲルが、時間が経つうちに手の骨が透け...
死者の世界に迷い込んでしまうミゲルが、時間が経つうちに手の骨が透けて行くところは、『千と千尋の神隠し』を連想させる。
設定として、故人のことを忘れ去ってしまうと、死者の世界からも消えて「第二の死」が訪れるというものは、極めて残酷だと感じた。孤独な死の無情さを表していて、恐ろしかった。
CMから予測できるストーリーそのままの印象。
子供が多かったが、大人にもメッセージ性の強い作品。
家族の大切さを教えてくれる映画で、
ココに父親であるヘクターが歌を歌ってあげる回想シーンでは涙が出た。
また、1年後のラストシーンで、ココと再会し、一緒に死者の橋を渡ることのできたヘクターに感動した。
ミゲルの相棒犬であるダンテが、途中から虹色の羽のある生物?になるのはよくわからなかった。
全体としては、展開もテンポよく面白かった。ものすごく面白いわけではないが、見て損はしない。
副旋律の愛しさにため息
子供にもわかりやすくカタルシスのある冒険ファンタジーである主旋律のお話と一緒に紡がれる副旋律の味わい深さと美しさで幸福感に満たされます。
呪いと表現された100年の捻れが解けゆく喜びの傍で、幼い頃から父を思い待ち続けたココの長い時に思いを馳せては胸がしめつけられました。
CMなどで主題歌を聴くたびに気持ちがよみがえってきそうです。
ラーメン大賞受賞のラーメン屋行ったら、確かに美味いんだけど胃がもた...
ラーメン大賞受賞のラーメン屋行ったら、確かに美味いんだけど胃がもたれた、そんな感じでした。
すぐストーリー読めてこうなるかぁと思ったら、違う世界に入り込んだり、大どんでん返しがあったりして楽しめました。
2回目見るかと言われたら観ないですね。(ネタバレ状態だと面白さ半減のため。)
歌がいい!そしてラストは号泣!
試写会に行って来ました!
ディズニー試写室での親子試写会で贅沢な空間でした。
亡くなった人は死の国へ行き、忘れられてしまうと第2の死が訪れる。だから忘れないで、リメンバーミーなのか、と納得。
個人的には原題のCocoよりリメンバー・ミーの方が好きですね。分かりやすくて。
予告を観て以前から観たいと思ってたけど、途中から話が二転三転して「え?思ってた展開と違う!」と驚きの連続でした。そしてラストは号泣(ToT)
ミゲル役の声優の子の歌声も良かった~!
しかし、ミゲルとヘクター以外の人の名前が覚えられない(>_<)
エルネスト・デラクルスなんて難しすぎです!
「ほら、あのミゲルが憧れてたギタリストのあの人!」ってなっちゃいます。日本向けにカンタンな名前にしても良かったかも!?
今回、字幕をオススメする理由
本場のメキシコ人が絶賛していたので軽い気持ちで観ました。
まず色彩が美しい...
テンポも良いし、ところどころスペイン語なまりの英語にテンションが上がりまくりでした。
Qué onda?とかメキシコ特有の言い回しも聞こえた〜!(気がする)
ミゲルも想定外の可愛さで、期待を裏切らない展開。
大人になってもこんなまっすぐなストーリーを楽しめる自分に驚いた(笑)
エルネスト・デラクルースの若くして亡くなった設定と、あの白黒のクラシックなビデオシーンから
あれは恐らくペドロインファンテにインスパイアされていると思う。
舞台はオアハカかサンクリストバルでしょうか。
これを機にたくさんの人がメキシコに関心を持って、観光も増えるかな?
昨年の大地震や政治腐敗など大変な事がたくさんある国だけど
ますます活気づいて、愛に溢れるメキシコになりますように。
¡Viva México!
全84件中、61~80件目を表示