「家族の愛の物語」リメンバー・ミー 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
家族の愛の物語
感動に涙する最高の映画でした。
2017年、ディズニー・ピクチャー・プレゼンツ。
アカデミー賞長編アニメーション賞と主題歌賞受賞。
メキシコを舞台に「死者の日」、
日本で言えば「お盆」ですね。
その「死者の日」のイベントの「歌謡コンテスト」に出場しようとした
主人公の少年ミゲルが、家族の大反対に合います。
ミゲルの一家は大の音楽嫌いで、そこには昔々ひいひい爺ちゃんが、
音楽のために家を捨てて、ひいひい婆ちゃんが酷く苦労をした・・・
そう言う家族の歴史があったのです。
コンクール出場のために、村の伝説のスーパースター
《エルニスト・デラクルス》のギターをミゲルが盗んだために、
ミゲルは「死者の国》へ導かれてしまいます。
その「死者の国」の楽しいこと。
骸骨姿の死者たちの姿形も面白いし、骸骨は黒目(洞穴)に派手な衣装。
「死者の国」のアトラクションはテーマパークみたい。
蛍光色の色彩の洪水、マリーゴールドの橋と黄泉の光・・・
と、どこまでもカラフルで細密絵みたい。
怪獣(極楽鳥かな?)とのアクション・シーンはまで有ります。
娯楽がてんこ盛り。
ラテン系の乗りの良いミュージックも最高。
もちろん主題歌賞受賞の「リメンバーミー」もとても覚えやすい名曲。
他にも名曲揃いです。
日本語吹き替え版で観たのですが、ミゲル役の石橋陽彩(ひいろ)君は
13歳の天才少年です。
ヘクター役の藤木直人もライブ活動もしてるそうで、
上手くて凄い活躍でした。
ストーリーもラストに予想外のヒネリがあるのも感動を盛り上げます。
幸せ感溢れる涙と感動の極上アニメーション映画でした。
メキシコ人にとって死者の日は大切なお祭りのようですが、作品の中であれだけカラフルに描かれてるので深い思いを感じます。私も海外に住んで死を意識することが多くなりました。