「教材に良さそうです」リメンバー・ミー ボラギノールさんの映画レビュー(感想・評価)
教材に良さそうです
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「人は亡くなっても残された人の心の中で生き続ける」とよく言いますが、この映画ではその言葉が分かりやすく具現化されていました。
子供から大人まで楽しめますが、どちらかというと子供が見やすいように作られた作品だと感じます。
残念だった点が、細かい部分で気になる箇所がいくつかあったことです。
「最後、おばあちゃん元気になりすぎじゃない?」「猫や犬は結局どちらの世界で生きるの?」など…
また、家族愛がテーマですが、押し付けがましい表現もありましたので、作品自体を受けつけない方もいらっしゃるかもしれません。
観客の心の逃げ道が考えられていないようでした。
映像の美しさに関してはさすがピクサーです。マリーゴールドの橋、素晴らしいですね。
ジブリを彷彿とさせるシーンもあり嬉しい気持ちになりました。
そして吹き替えの声優さんたちも、心のこもった演技です。
特に皆様がおっしゃるように、ミゲル役の石橋くんは本当に凄い!鑑賞後に耳に残る声なんて今までなかったので驚きました。
彼の演技・歌声だけでも映画館へ足を運んだ価値がありました。
同時上映の短編が不評のようですが、健気なオラフの姿が見ることができて、個人的には良かったです。
鳥にケーキを奪われた時のセリフが印象的でした。
あの状況であんなセリフが言える人間になりたいです。
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