「原題はcoco」リメンバー・ミー komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
原題はcoco
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吹替版で観賞。
表面上のストーリーは王道の展開、序盤は家族という鎖を振り切り夢に向かって突き進み、やがて様々な経験をへて家族の元に帰還する。
きっとヘクターの人生は、主人公がこれから歩んだであろう人生だったのではないか。死後の世界でヘクターが娘のココとの再会を願う思いと、ココが父を慕う気持ちが、結果として主人公の将来を救っているのではないかと思う。
また、母親や子供たちが父と音楽を世代を越えて拒絶するのを見続けたココの気持ちを考えるととても辛い。大好きだった父を忘れ去る寸前だったのだ。また、家族写真から破り取られた父ヘクターの写真はどの様にして彼女が保管したのだろうか。とても気になる。
しかし主人公のお陰で死後の世界で家族を取り戻すことができた。親子三人で抱き合う姿はとても素晴らしい。
家族というのは、気付きはしなくとも、それだけ絡み合った物なのだろう。良くそれをこれだけ簡潔に描ききったと思う。
それにしても死後の世界のイメージが日本と違いすぎて興味深い。
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