「自分史上最も泣いた映画になった。」リメンバー・ミー dekamoさんの映画レビュー(感想・評価)
自分史上最も泣いた映画になった。
クリックして本文を読む
ココばあちゃんにリメンバーミーをミゲルがやさしく歌うラストに涙を流した。大学を卒業するタイミングで心境がシンクロしてしまった。
ピクサーの新作でアカデミー賞も受賞している本作はどうせ面白いんだろうと思っていたが、やはり面白かった。題材が良い。メキシコと死。まったく認識していていなかったけど、死者の日というメキシコのイベント。これ事態のカラフルなデザイン性を尊重しつつ膨らますことで成り立つ本作。オリジナリティなのか疑問にも思う。アレブリヘも素敵だった。メキシコ行きたい。
エレナおばあちゃんがミゲルの手製のギターを叩き壊しちゃうのは心臓が痛かった。許せないと思った。しかし、なぜ音楽禁止になったのかという背景が分かることで、そう憎めないなと思い改めた。
ミゲル日本語声優石橋陽彩さんの歌声が素晴らしい。女性かと思ったら少年で驚いた。セリフも何の違和感もなかった。
ミゲルはギターを盗んだ。
デラクルスはヘクターから曲とその命を奪った。
ミゲルは夢に向かって進みだす。デラクルスは死者の国で現世でもあちらでも信用を失い鐘の下敷きになる。この罪と罰のバランスは考えるところがある。2度目の死は現世で忘れ去られることだから、デラクルスは信用を失ったまましばらくあるいは半永久的に死者の国に存在するのだろう。それが死者の国の生き地獄かな。
死者の国が現実の都市と隣接するなら日本の死者の国もどこかにあるのかなと想像する。
ヘクターの腕の骨折れてたのはどんなエピソードがあるんだろうか。
ひとまず、随筆ここまで…。
コメントする