劇場公開日 2018年3月16日

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「号泣必至!極彩色の地獄巡り」リメンバー・ミー ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0号泣必至!極彩色の地獄巡り

2018年3月19日
iPhoneアプリから投稿

大傑作。ボロボロ泣いた。俺も親とか爺ちゃん婆ちゃんに感謝することはある(社会人になるとほんまにありがたさがわかるよ)。でもひいひい爺ちゃんひいひい婆ちゃんにも感謝やなと思う。この作品は俺に子供が出来たら絶対観せるよ。墓参りにもちゃんと行こう。リメンバー・ミー!

「死者の日」がどういうものかを知ったのは不本意ながらアナザースカイの蜷川実花の回だったわけやけど(あと『007 スペクター』な)…これはまあ「お盆」よな。日本人にも理解しやすい文化だと思う

本作は主人公のミゲルが生きながらにして死者の世界を冒険するんやけど「極彩色の地獄巡り」としても良かった。家族の大切さに気づくことが大人になるってことなんよな。ココひいお婆ちゃんがめちゃくちゃ可愛かったしクライマックスは体から水分が枯れるほど泣かされた

主題歌の「リメンバー・ミー」も良かった。劇中で国中の人(死人も含めて)に愛されている曲という設定なんやけどこの曲の真実が明らかになる時も涙を禁じ得ない。リメンバー・ミー♪

ピクサーというアメリカのスタジオがメキシコとその文化に最大限の敬意を持って製作した意義深い大傑作だと思う。ピクサーの作品としては『ウォーリー』『トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー3』『カーズ』『カールじいさんの空飛ぶ家』なんかに比肩する。個人的には文句なし!死ぬほどオススメ!

『リメンバー・ミー』の世界では人は「二度死ぬ」んやけど二度死ぬといえば『007は二度死ぬ』!これはアメリカのスタジオが日本とその文化に敬意と誤解を持って製作した珍作かつ傑作!

ヒートこけし