「大切なものの想い方はそれぞれ」リメンバー・ミー やきとりのさんの映画レビュー(感想・評価)
大切なものの想い方はそれぞれ
まず、死者の国や死者の日の装飾がとても美しく、まさに息をのむよう。キャラクター造形も個性的で分かりやすく文句なしです。
ストーリーにも無駄や不足はなく、大人には結末の検討はついているものの、近年のピクサー/ディズニー映画らしく一筋縄ではいきません。伏線やギャグも散りばめられています。
主人公のミゲルは、「素直で優しく、やるときはやる」というスタンダードな主人公キャラクターなのですが、そんな彼であるからこそ、彼を取り巻く大人たちから愛情を注がれ、それをよく理解しながらも思い悩む様子が(ちょっと綺麗すぎますが)良かったです。
以前インサイド・ヘッド(inside out)を鑑賞した際は、日本人と外国人の文化や感覚の違いのようなものを感じましたが、今作では異国の風景を興味深く美しいものとして受け入れることができ、多くの人が違和感なく登場人物に自分や自分の家族を重ねることができると思います。
あと本編前のアナ雪の短編が結構長いです。
アナ雪未視聴の方、興味のない方はまあまあ退屈かもしれません。
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