スター・ウォーズ 最後のジェダイのレビュー・感想・評価
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許せない一番の衝撃は…
7で色々ぶっ壊した物語を引き継がなければならないライアン監督は、精一杯頑張ったと思う。
本当に白紙の状態でバトンタッチされたとインタビューで答えていた。
R2D2やC3POは7での「取りあえず出しました」感は消えて本来の立ち位置に戻り役割を果たしているし、隠遁しつつもジェダイであることを捨てきれないルークを叱りに来るヨーダ、ルークとレイアの邂逅は涙なしには見られなかったし。
ヨーダはフランク・オズが操作するマペット版で、往年のファンを狂喜乱舞させたし。
ローグ・ワンから引き続いてカミカゼ的な描写が多いのが気になるが、各々ムネアツな行動で目頭を熱くさせるし、レイとレンの共闘は非常にかっこいいし。
スノークの周りにいるプレトリアンガードのサマになるかっこよさにもしびれた。
ボバ・フェットのような金で動く、宇宙の覇権に興味のないデルトロ様も良かったよ。最後の爛々と目の輝く少年の面差しは、希望の象徴でした。
でも、でもですよ。
いいところなしのファズマ、グリーヴァスのような多様性のある敵キャラの不在、強いけど馬鹿なスノーク。
それら魅力的な敵キャラの不在にも増して一番衝撃なのは、ルークの死亡ではなく、ルークを弟子を後ろから闇討ちするような人間に描いたこと!ルークはこんなに根暗じゃないんですよ。妹に顔向け出来ないとはいえ、妹が死にそうになってるのになかなか助けに行かないとかあります?
そしてなにより、レイが何者でもなかったことですね。
あれだけさんざん引っ張っておいて、これかよと思いました。
名もなき戦士たちの話は「ローグ・ワン」でやってるから、本編はスカイウォーカー家の話で徹底してほしかったわけですよ。
散々噂されてたように、ルークの娘でもいいんです。オビ=ワンの孫でもいいんです。
ベタでもいいんです。
例えば、オビ=ワンのかつての恋人サティーンがこっそり子供を産んでいて、オビ=ワンは禁を犯した自分を恥じてサティーンと別れていたけれど、子供が生まれていたことは知らず、故にルークもレイアも存在を知らなかった、とか。
これならば、7でレイを呼び寄せたオビ=ワンの声の伏線回収できるし、また、クローン・ウォーズからも繋がる。
もしくはレイはルークの娘にしておいて、ルークはレイを守りたいからジャクーに捨てたと。
本当の衝撃ならば、ルークがやむ無くレイを特訓して、レイがスノークを倒しに行くけどレンに殺されちゃうとか。ここまでが8。
ルーク激昂、スノークぶっ殺しに行き、闇落ち寸前。レンを殺す寸前でレイアが庇い、レイア殺されてしまうが、それによりレンの心もルークの心も救われる。
ルークとレンは真の意味で和解できないけれど、表舞台から二人とも消えて、宇宙の別々の星で共和国を影から見守る存在となってもいいんじゃないですかね。
そして、宇宙では「宇宙の危機には必ずジェダイが現れる…」という伝説だけが残るんですよ。
真のジェダイの存在を消さないで欲しい!!
フォースが強いだけじゃダメなんですよ。全編ジェダイを否定するような台詞が出てきますが、ジェダイをSTAR WARSから無くしたら核が無くなってしまう!
レイの修行も中途半端だし、次回作が心配。キャリーが死んでしまったから、これでレイアもルークもハン・ソロもいなくなった。彼は殺すべきじゃなかったですね…。
やはりマーク・ハミルが言っていたように、ディズニーにはルーカスのアウトラインを尊重して欲しかった。
ルーカスの思い描いた7,8,9は一体どんなものだったのか、気になってしようがない!
それがどんな駄作だとしても、生みの親が描いたなら納得できるから。他人にこれだけ壊されたのが気に入らない。
※ちなみに皆さんが突っ込んでいるレンと対峙したあとのレイは、将校らしき一人が「皇帝専用の船が盗まれました」とハックスに報告してるので、多分それに乗ってファルコンに戻ったのではないかと思いました。
うーん
いい所も悪い所も沢山ありましたね。
前作からのキャストの、レンやレイ、ポーやフィンはやっぱり良いです。
レンは特に賛否ありますが、小物感があるけど、それが優しさに思えて、個人的にはすきです。
基本的に、アクションは迫力あって良かったと思います。
ヨーダとルーク、レイアとルークの再会
レンの揺れ動き、共闘等は良かった所。
あと、最後の少年は意味ありげで楽しみ
悪い所、修行は中途半端だし、ルークとレイアってそんなに強かったかな。
ローズは前に押し出しすぎ、DJが敵についたけど、そもそもそんなに深い仲になってないのに、裏切ったとか間違ってるとか、それはどうなの?しかも、最初牢から出してもらったようなものだし。
まだ生きてて、仲間になるとかあるのかな?いいキャラだから、そうなればこれは、悪い所じゃなくなる。
スノーク、、、ファズマ、、
鳥みたいなかわいいキャラ必要?イウォークはかわいいだけでなく、重要な存在なので必要だったけど。
所々、外圧がかかって、その意向を汲んでる感がでてますね、、
結構悪い所が多くなってしまいましたが、次回作を観て、うまく繋がっていれば評価が上がると思います。
レイの出自とかも、まだ何か秘密があるかもしれないし、期待して待つしか無いですね。
フォースの覚醒超えた!
スター・ウォーズ史上、内容・ストーリー・戦闘シーンどれをとっても最高傑作です!レイの出生は、あっけなく?ルークの最後の物語とも言える作品!もう一度、4DX3Dにて、正月休みに観る予定です!
そうくるか!と満足感+次回が楽しみ
IMAX2D鑑賞後、満足感あります。
◆そうくるか!と、予想外だったポイントから。
・スノーク弱すぎるぞ、、、ということは、次回のラスボスはレンなのか。。。
・新出ローズとフィンの関係(え、レイは?)
・良い意味で予想外だったのは「最後のジェダイ」と思われるラストシーンの少年。
◆好きなシーン
・ルークのことを最も理解しているR2-D2が若き日のレイアの映像をルークに見せます。グッときます。
・ヨーダがルークに話しかけます。間違っても良くて、間違ったことも伝えていこう、と。ヨーダがyoung skywalkerといって話しかけるまでのルークには、EP4とEP5で見た様々なことにぶつかりながら成長していく可愛い(というか要領の悪い)ルークの面影があります。
・紆余曲折ありつつも最後には、かっこいいルークが見れます。EP6で見た神がかっているルークです。独りで表に出て集中砲撃を浴びるあたりはジェダイって無敵なのか、、、と思いましたが、幽体だったのですね。
◆退屈なシーンもありました
・フィンとローズがカジノに行くあたり、眠い
・レジスタンスの船内での内部分裂
・島でのルークの私生活
◆主役は誰だったのか?
・美人のレイちゃんの見所が、もっと欲しかった
・今回は、やっぱりルークが主役だったのかな?
・フィンが出てくるシーンは、全て上滑り感
・最後の方で、少しだけポー=ダメロンが成長してリーダシップを発揮し始めます
◆ビックリするくらい敵が頼りない、、、
・スノークは瞬殺
・ファズマもフィンに倒されちゃうし
・レンはレイア姫の乗る船を自分では撃てず、、、
(敵キャラには、次回はグリーバス将軍やモール卿みたいなゴツゴツした奴が欲しいな。)
◆アクションは良い
・レンとレイの共闘
・島での鍛錬するレイのライトセーバー逆手持ちは、アソーカ=タノ(クローン戦争)を思い出しました。とても良いです。
・塩の惑星での戦いの紅白な色彩
◆次回が楽しみ
次回作EP9ではラストシーンの少年がEP2アナキンくらいの年齢になっていなくてはいけないですから10年後みたいな設定なのでしょうね。年上パドメに相当するのがレイの役割になるのかな。楽しみです。
今度こそ、銀河系にフォースの調和がもたらされるか?
基本的に良かった
基本的には素晴らしい内容でした。根っからのスター・ウォーズファンであれば見ておいた方が良い作品です。(いろんな意味で…)
ただしちょっと気になる点というか、スター・ウォーズの世界観を壊してしまうのでは?と感じる点がありました。
その最たるものの1つに、フィンと一緒に行動していたアジア系の子豚ちゃん?みたいな女の子のエピソード。
正直、名前すら忘れてしまう位どうでもいいキャラだったのですが、彼女がフィンと作戦を共にして、最後フィンに告白をして死ぬ。
いかにも感動をよびそうなエピソードですが、
感動するどころか「いらないキャラが消えてくれてよかった」と気持ちにしかなりませんでした(笑
でもきっと欧米圏ではアジア系の子が加わってくれて新鮮なんでしょうね。
代わりにフィンの好感度はあがりました。とにかく行動力がすごい!笑 見習いたいです。
悪の親玉スノークは呆気なかったですが、スノークに関しては次回作でまだ何かあるかもですね。
レイの両親が普通の人だったのはチョット「あれ?」と思ってしまいましたが、血統主義からの決別という意味では良かったんだと思います。
いかにも血統主義を嫌うアメリカ的ですよね。
今回は感動ポイントが、旧三部作との絡み部(ルークとレイの掛け合いや、マスターヨーダの登場)だけだったので、
ハンソロが亡くなり、そしてルークが消えたいま、次回作でスターウォーズファンが満足できるか心配…。
単なる伏線回収作品にならないよう頑張って欲しいな。
アニメかよ
とにかく余計な情報を入れる前にと初日に鑑賞
公開前のガンダムの様なポスターや赤いタイトルに胸騒ぎを憶えて嫌だな〜と鑑賞
STAR WARSのタイトルがバーン!と黄色く出て良かった!何時ものスターウォーズを作ろうとしたんだよね?と思ったのもつかの間ポーのXwingの単騎で戦闘?玉砕かよっ!強すぎ…。レイア吹っ飛び、あっ!死んだ!涙したら、えっ?生きているの?
ルークの隠居先で門前払いのレイ…バーン!とチューバッカの登場⁈えっ?お前誰?チューイーじゃないじゃんもう出ないでくれ!その眼光にチューイーの優しさは微塵も無い!
これはじゃないじゃない…スノークの部屋なんだよこいつらインペリアルガードの進化系?武田の赤い武者かよ!ていうか忍者ですか⁈クオリティ低い!スノーク弱っ!
アジア系の女の子達何だよお前らそういう要素を入れる事自体時代遅れな感じスタートレックでもうやってんだろう!エイリアンで良いんだよ!フィンのロマンスはレイで良いだろう本人もノーサンキューな感じで時間の無駄だろう!
取って付けたようなルーク、ヨーダそしてR2とルークのやり取り
ハン・ソロはやっぱり死んだなら、前半レイア、後半ルーク中盤でチューイーとかメインキャストみんな死んで良いんじゃないかな?クローンウォーズを中断する時にルーカスが指示した様にオリジナルをみんな死なせればこの映画は伝説になれたのに!反乱軍ももっと支持されると思うのに!
反乱軍のドレッドノートのワープ特攻…宇宙戦艦ヤマトだろうそれじゃ何で逃げてるだけの反乱軍に付き合って戦闘機出さないのか意味不明だし…
まあ見ないで文句は言えないので苦痛を味わう為の映画はしょうがないけどルーカスだって3年掛けて1本ずつ練って作っていったのに2本分一緒に作るとこんな規模でこんな映画しか出来ないって見本みたいなクズ映画でした。0.5点は甘過ぎる点数だけどゴールデンラズベリー賞独占間違いなしの脚本、監督、製作、配給、スクリーンコンボも取れるな
R2とC3の元気のなさに涙が止まらない作品でした。
冒険活劇最高!
やっぱり冒険活劇ってこうでなきゃね!
という感想が、見終わった直後に胸にこみ上げてきた。
スターウォーズももう第8作目。長い期間をかけて、いよいよ終わりに向かっていくのが、楽しみのような、さみしいようなそんな気がする。
私がこのEp.8で気になっていたことの一つは、CMでレイとカイロレンが手を組むようなそぶりを見せていたところ。まさかレイがダークサイドに落ちるのか?!というハラハラ感をもってこの映画を見ていた。
実際、序盤からレイの心の動きやルークへの反発などを見せられると「ああ、反乱軍が終わってしまうっ!」と思いながら映画に踊らされていた。危機また危機、さあどう切り抜ける?!という展開、そしてピンチの時でもユーモアを忘れないテイスト、まるで昔インディジョーンズなどに夢中になっていたころの、古き良きアメリカ映画の香りが残っていたのがとても嬉しかった。
終盤の怒涛の戦いは、さすがというより他なかった。遂にレイとカイロレンが対峙するところで、、、え?まさかのそういう展開ですか?!と驚かざるを得なかった。世捨て人になっていたルークも動き出し、遂にキター!と盛り上がらない方がおかしいレベル。
この映画の好きなところの一つに、音楽が印象的なことがある。野暮ったいけれども。映画の音楽にはいくつか種類があって、自然な音や状況を引き立てるものや、反対に音楽でストーリーを引っ張っていくもの、スターウォーズは後者だね。
気が早いが、いまからEp.9が気になって仕方がない。
衝撃作!
新キャラクターも多めで、それぞれに活躍する場もあって、ユーモアも欠かさない。前半は本当に楽しかった。BB-8が大活躍で、しっかりとR2-D2の役目以上のことをこなしています。
衝撃の事実が明かされていく後半。みんなが期待していたレイの両親について、オチがそれか。散々引っ張っておいてのオチに肩透かしをくらった。
フォースって、そんなことまで出来るのかのオンパレード。レイアは宇宙に投げ出されても大丈夫なのね、、。
アクバーの最期は、ちゃんと撮って欲しかったなあ。
キャプテンファズマ、やっぱりお前は良いところ無しか。
ルークの最期は、ちょっと、わかりづらいんじゃないかなあ?エピソード4観てれば、なんとなくわかりそうなもんだけど、初めてのスターウォーズが前作の「フォースの覚醒」だった人もいると思う。そういう人には親切ではないんじゃないかな。出来れば、ルークとカイロ・レンのライトセーバーのバトルが観てみたかった。
それでも、最後のシーンは素晴らしい!子供たちの伝説と化したルーク。その物語を話す子供たちに、反乱軍の未来を感じる。
まさかの…涙
あっと言う間の2時間半でした。
面白かったです。初めてスターウォーズ見るなら。
でも、シリーズ見てきた人からすると、ルークの最期⁈に声が出ませんでした。7のソロの時もショックでしたが、8でルーク、そして現実にはレイアもいない…どう9につながるんだろう…
子どもの頃から、リアルに4から見てきた世代にとっては、うそやん!マジか!の連続でした。456からの123は納得できた話だったのに、78はだんだん残念になっています。
んー、モヤモヤ
前評判の良さから相当、ハードルを上げて鑑賞しました。
だからかもしれないけど、モヤモヤが残る鑑賞に。
一つ一つの要素はいいんですよ。
まさかのスノーク死亡。
レイとレンの一瞬の共闘。
コメディ要素の拡充。
ルークとヨーダの掛け合い。
ルークとレンの過去。
これだけでもお腹いっぱいで、賞賛に値する映画なんでしょうけど。なんか引っかかるんです。
結局は、レジスタンスの逃亡だけの話。
特にフィンのくだりは、結局失敗に終わったこともあり何の意味もなし。
ただ、時間を使っただけでは?
必要ないです。
また、オープニングバトルとレイとレンの共闘以外は引き込まれるアクション無し。
ラストのルークの技は、唐突感が否めない。オビワンと同じ展開がよかったのではないか。
レイアとの再会でそれは無いでしょうという感じ。
ちょっとガッカリです。
あっという間
シリーズ最長ながらも体感時間はあっという間
そこはやはりスターウォーズといったところ
前半はとっても良かった!
しかし、途中から力尽きた感じはあります
腑に落ちないシーンもだんだんと増え最後はもうもはやになっていましたよね
たくさんある中でも
1.レンVSレイの戦いの後の扱いが雑
急にファルコンにレイがいてビックリ
2.レイの両親をあれだけ引っ張っておいて…
ちょっとよく飲み込めなかった
それでもスターウォーズはブランドとして興奮する作品でした!!
前作を超える感動
大満足の仕上がりでした。ライアン、ありがとう。がっちり握手したいです。
【特に素晴らしいところ】
○若者たちがちゃんと頑張る。若者が頑張らないスターウォーズは、スターウォーズではない!
○フォースの解釈に挑戦したこと。
○血統を否定し、継承を肯定したこと。
○全編にわたってめちゃ笑える。
○ルークの人間らしい弱さとかっこよさ。
もちろん不満や疑問もあるけれど、全く瑣末な部分です。それ以上に素晴らしいところが多いから。
ぜひ、いま、劇場で体験してください。
あれ?
一度3点つけてレビュー書きましたが、やはり書き直しの2点でw
オープ二ングから、めちゃくちゃ楽しみ、ワクワク感だったのに、いろいろつまらなかったです。ジェダイトレーニング、全然やらないんですね。今までのジェダイは何だったのかと思うほど、レイはフォースが強いのねw
スノークさん、悪役のくせに、早死に過ぎだし、張りぼて感満載だし、この後どーするんですか?レジスタンスは誰と戦っとるですか?
ローグワンとか、期待以上に泣けてしまいましたが、どこにも感動の場が...あ、ヨーダさんが出たのは嬉しかったですけどね
とにかく、次作が心配です。
過去をぶち壊し
ルークの扱いが酷過ぎる。
あのルークがあそこまで落ちぶれるとは。
弟子の寝首をかくなんてそんな卑怯なルークは見たくなかった。
カイロレンとの直接対決は「おおお!いよいよか!」と期待したが、「フォースによるホログラムでした!」ちゃんちゃんってなんやそりゃ。
それでまた疲れ果ててて逝っちゃうなんて、まだ60歳代だろうに。
「過去を捨て新しくやって行けばいい」
あれはオールドファンへのD社からのメッセージなんだろうな。オールドファンのカリスマに言わせちゃってさぁ
散らかった作品
幼稚園の頃からスターウォーズを観てきました。
スターウォーズは大好きな作品です。
頑張って公開日に観に行ってきましたが、思うことがたくさんあったので書かせていただきました。
また高評価する人と低評価する人の間で論争が起きているのでここに1段落として加筆しますが、肯定的な人も批判的な人もスターウォーズを好きな点では変わらないと思います。
恐らく、ファーストフードとスローフードを一言で一様に「おいしい」と言うか、その二つの違いを考えるのかの違いなんだと思います。
何が主題で、観る側も登場人物側も何が得られたのかよく分からない、散らかった作品だったなというのが一番の感想です。
伏線のようなものをばらまいている割にほとんど回収せず、むしろこれまでのスターウォーズシリーズ(特に456)で積み上げてきたものをぶち壊すような展開が多かったように思います(オマージュこそ多くありましたが)。
途中から自分は何の映画を見に来たのか分からなくなってきたくらいです。
以下は思ったことをつらつらと書きます(長文・常体失礼します)
冒頭部分、ダイナミックな描写にこそ最新作だなという実感が沸いた。しかし、近年のアメリカ映画特有の多様性重視なのか(というか人口の多い中国で売りたいのか)、冒頭から明らかにアジア系と思われる俳優が反乱軍側にもファーストオーダー側にも散見されてそのあたりから(ん??今までのスターウォーズと世界観というか雰囲気が違うぞ?)といった感じ。
7で見られたポーダメロンのカリスマ性も、上司の言うことを聞かずに勝手ばかりするアメリカ映画の典型的主人公のような言動行動で冒頭から台無し。
聖地でのルークとレイ。
レイ役のデイジーは前作から明らかに雰囲気が変わっていた。太った気がする。前作と時間の流れはシームレスなはずなのに全然続いている感じがしない。大役に抜擢されたくさんの苦労をしたのかもしれないが、せめて体型だけは維持して欲しかった。
7の最後や今作の予告でかっこよくキメてたルークは、実はカイロレンを暗黒面に陥らせた張本人であることが判明。おまけに、説得もせずに暗黒面に墜ちると決めつけてレンの寝込みを襲ったことをレイに隠し、都合の良いように作り替えた話を吐露して見せる。
456でルークは失敗や挫折、失望を繰り返しながら成長する姿を見せ、主人公として観客を感情移入させてきたのに、新作をつくるとなったとたん、ここまで前作の主人公を貶めるのか。456とアナキンの墜ちた姿を描いてから、123とアナキンの全盛期を描くのとは訳が違う。百歩譲って、魔が差して寝込みを襲うところまではいいが、それを虚構で固めてレイに語るルークの姿は見たくなかった。
フィンはコード破りを探しに行く。
そこで出てきたローズ。
これも冒頭同様アジア系女優で中国あたりへのサービスなのか。しかも容姿が…
出てきたときは脇役感があったから、(ちょっと作品に駄作感をもたらしたな)くらいで済んでたけど、進む内にこの人が準ヒロイン化。
容姿で人を判断するのは良くないけど、アジア系の満月様顔貌な女性が前作から主人公扱いのフィンに急にベタベタし始める展開に自分は違和感しかなかった。
本当にこれスターウォーズかな?と。インデペンデンスデイリサージェンスとか、パシフィックリムとか、オデッセイとかを見てるような気分になった。
先に書くと最後のファルコン号でローズを看病しているフィンをレイが見つめるシーンが出てくるが、ある意味このシーンが一番切ない。なんでこんな展開に、しかもこのキャラとそういう関係になってしまったのかと首をかしげたままスタッフスクロールに入ってしまった。
一方反乱軍はカイロレンの僚機の攻撃でレイアオーガナを失う。
レイアが艦橋の穴から宇宙空間に放り出されていった描写に(なぜ炎で誤魔化さずにこんな生々しい描写をするんだ?)と首をかしげていたが、これが伏線でなぜかレイアがフォースを使い(ルークの声を聞いた5と、前作でハンソロの死を感じたシーン以外であからさまなフォース発動は初?)、自力で艦橋に戻ってきてしまう。治療が開始され、司令官代理を立てるがポーは代理と衝突。
結局レイアはこのあとも最後まで死ななかったが、ローグワンのターキンのようなCGの使用をスタジオが否定してしまっているこの状況では、ここでレイアが死んでしまっていた方が自然な物語の流れになったとも思えた。次回作であの後レイアは色々あって死んでしまったのだという展開からスタートすると違和感が大きい。
もちろん、キャリーフィッシャーの遺作でもあるから、既に撮り終えたシーンをカット・撮り直しするよりそのまま採用する方が良かったのかもしれないが。
しかしそれならばこのシーンから始まるポーと司令官代理の衝突の下りは、脚本段階(フィッシャーが健在の段階)から無くても良かったとも考えられる。
基本的にここ以降の脚本が特に非道いと自分は感じたからだ。
レイアが初めから攻撃されず、彼女の判断で輸送船団に望みを託していれば、7でカリスマ性を発揮したポーに汚れた立ち回りをさせなくて済んだし、無駄に長くて主題性の薄い映画にならずに済んだし、観客に(え、まだ生きてるの?ここでフォース使うの?)という疑問符を与えずに済んだように思う。
そもそもタイファイターによる攻撃を成功させてしまった時点で、なぜその後も持続して戦闘機による攻撃を行わなかったのか不自然になる。
フィンたちはコード破りを見つけようとして失敗し、投獄されるが、そこで代わりの人物を見つける。彼はフィンに「見方次第で良い奴悪い奴は変わるからそんな考え方に縛られるな」と移動中に語る。(ここで、乗っている宇宙船の
持ち主である金持ちは死の商人であり、ファーストオーダーだけでなく反乱軍にも武器を売っていることがX-wingのホログラムを通して示されるが、そもそもX-wingは反乱軍が帝国軍の支配下にあった軍事企業の協力者から設計図を得て、自前で製造していた装備だったのではないか…?) ファーストオーダー艦隊に乗り込んでみるとそれは罠だった。コード破りもどきはファーストオーダーと取引していて、フィンたちを売り渡す。本来伏線として回収すべきはここのくだりだと思う。ハンソロよろしく、ここでコード破りもどきが金だけ持っていなくなるふりをしてから助けに来ていたら、スターウォーズらしく、かつファンには嬉しい展開だったような気がする。キャプテンファズマとの決闘を設けたかったのだろうがそれはこの展開でも可能なはず。むしろその後なにも触れられずに立ち去るこの人物はただ話のまとまりを削り取っていっただけなのではないか…。
その後も、あれだけ意味深な登場を前作でしておいて、揺らぎっぱなしで一番不確定要素なはずの弟子の心を決めつけていたらあっさり殺されたスノーク、フォース版ホログラムで6の冒頭を彷彿とさせる登場を果たしておきながら、ホログラム終了後あっさりフォースと一体化した(死んだ)ルークなど、腑に落ちない展開、足りない描写、無駄な描写がいっぱい。
司令官代理がクルーザーのハイパードライブで敵艦隊につっこむシーンがあるが、あれもやってしまった感を感じた。あんなことがまかり通るなら、鉄の塊にハイパードライブをつけてミサイルにすれば良い。ドラえもんで一話限りで出てくる道具のように、これから先似た状況があったときに「なんでこの前使ってたこの手を使わないんだ」と思われかねない攻撃方法だからだ。こんなのがまかり通ればスターウォーズ内のビームを使った宇宙戦が意味をなさなくなってしまう……。
物語を続けるために危機的状況を演出したかったのだろうが、結果として、反乱軍を弱体化させすぎたと思う。ただでさえ400人しかいなかった反乱軍が最後はファルコン号に収まるくらい目減りして、再建できるのかすら怪しい雰囲気の中、勇ましい曲で機内の残党を映して終了する流れは後味の悪さが最悪。
あとこれは細かいことかもしれないが、無重力の宇宙空間で宇宙船の速度維持にエネルギーはいらないはず。これは今作の大前提になっている「エネルギー不足のために逃走もままならず、消耗戦に陥る」状況を根底から否定することになるが、もう少し理にかなっていてダイナミックな物語の展開に出来なかったのかと残念な気持ち。
つらつらと自分自身も散らかした文章を展開しまして、失礼しました。
全体として違和感と無念が沸いてくる作品になってしまいました。7の方が良い作品だったと思います。
8も何度も見直すことになるでしょう。ただただ9での起死回生を望みながら。
最後のスターウォーズ
唐突だがスターウォーズは本作で完全に終わった。
全体的に機転というか機知がなさ過ぎる。
レイ→行動に理由がないのでストーリーを引っ張れない。何でそもそもレジスタンスにいるの?何で知り合いでも何でもないカイロレンをダークサイドから救おうとするの?教えを請いに来たのに何でルークの話をろくに聞かず勝手に行動するの? 全くわからない。行動に明確な理由が無いので感情移入できないし基本根暗なので、面白くない。
カイロレン→ヘタレはヘタレだった。母親を倒すのをためらっちゃうなんてカワ(・∀・)イイ!!大作映画の悪役はもっと強くないと長丁場持ちませんよ。終盤名のある悪役がカイロレン除いて即効全滅。反乱軍がラストで悲観的になる理由が不明。もう勝ってるじゃん。次回作は誰と戦うんですか?
フィンとポー→機知がない。本作のお二人の行動は全部失敗。映像の派手さで誤魔化してるけど、成果ゼロっすから。空っぽのアクション見たところで観客の心に何も残らず虚しさが募るだけ。
新キャラ→映画の中ぐらい可愛い子が見たい。えっ愛してるって?でキス?おいおいノーサンキューだぜ。そういう映画もあるけどこれはスペースオペラですよ。
BB8→オモチャ売りたいからってR2D2より何でもできてしまうのはちょっと。。。腕あり過ぎだろ。で何で肝心のハッキングは君しないの?そこロボの仕事でしょ?
旧三部作の皆様→ハッピーエンドで綺麗に終わったのに泥を塗る愚行。少年の頃のヒーローが落ちるところなんて誰も望んじゃいない。ルーク…まさか弟子の寝首を襲う汚い奴になっている何て、悲し過ぎるよ。そりゃダークサイド落ちるって。だからといって死ぬなよ。無責任ヒーローここに極まる。レイア…放り出された宇宙から戻るシーン、流石にドン引きだぜ。ありゃないぜ。
チューイ、3PO、歳とっただけあってシーン減ったねえ。君たち、あとハンソロがいないとコメディーシーンが成り立たないよ。それとヨーダ…嬉しいけど美味しいとこ全部持ってかないで。あのセリフはルークに言ってほしかった。
映像→VFXがすごいのは金をかければ当たり前。肝心のデザインに新鮮味なし。新しい惑星も旧作のオマージュ超えず、ルーカスがいかに天才だったか見せつけられただけ。総じて宇宙っぽさに欠ける。まるで地球に居るようで冒険気分が出てこない。
結局のところスターウォーズはルーカスのプロット力、デザインセンス、コメディーセンス、人物描写力で成り立っていたことが今作で分かりました。マネしようとしてもエセウォーズになるだけで、もうわくわく冒険気分は帰ってこないんですね。さようなら私の少年時代の青春。
色々な意味で予測不能
前評判に煽られすぎて、観終わってからしばらく何の感想も持てずにいた。
数時間経って、ようやく気持ちの整理がついた。
ライアン・ジョンソン監督は、観客の予想をうまいこと裏切ろうとしたのだろうけれど、裏切りすぎて物語が散漫になった気がする。
前作同様かそれ以上に、フォースが安っぽくなってしまったしなあ…。
あれではスノークもルークもあそこまでやらないと補正が効かなくなるが、
もはやアヴェンジャーズかXメンでも観ている気持ちになってしらっとしてしまった。
それでも、あのお方の登場や、レイアとの再会、エンディングの夕日など、オールドファンへのサービスをしてくれたことで、義理は果たしてもらったように思う。
きっと旧3部作との本当の決別のための作品だったんだな。
そう自分に言い聞かせている。
もしかしたら、もう一度劇場に足を運ぶかも。
なんだか、もっと違う観方もあるように思えるからだ。
みんな、それでええのか!?
14日のプレミアムナイト、公開日と2回行ってきました。2回ですみません。
結論から言うと、面白いんだと思います。でも私は好感が持てません。
物凄く悲しく悔しくなりました。
それは、過去作への決別とも取れるシーンを入れておきながら、今作で感動したりカッコいいと感じたり、おお!っと思ったシーンが軒並み旧シリーズのキャラや演出だからです。
ルークの最期やファルコン号参戦シーン、ヨーダ、オマージュシーン全て旧シリーズ関連です。
新キャラ、新演出で良いと感じたのはローラダーンの特攻シーンのみ。(これは個人的には凄く良いと感じました。リプレイシーンを使ったことは今までないし、ワープで物体に当たったらどうなるのかは小さい頃からずっと思ってましたし。)
さらに言うと、レイに至っては前作より魅力を感じません。レイの過去や親が誰なのか、あれだけ盛り上がる要素があるのにこの結末はあんまりです。ごく普通の人という設定で観客に擦り寄っているのかもしれませんが、全くもって逆効果だと思います。
新しいことをやってみようとしているが、あまり成功してるとは言えず、主人公達に至っては後退してると感じました。
もちろんそう感じたのは私だけかもしれませんが。
そして、何も考えず美味しい餌(旧シリーズ関連)だけ見て面白い!と言っていた自分が悔しい。食糧人類という漫画のデブどもと同じです。
とにかく、スターウォーズが今後100年進歩し続ける気があるのなら旧シリーズには頼らず、全く新しいことに尽力して欲しいです。
スターウォーズ大好きなので頑張って欲しい。
ディズニーSWは女子力強し!
ストーリー展開やキャラ設定、キャスティング(特にローズ演じるケリーマリートランの起用)など、SW史上良くも悪くも最もツッコミ所満載の作品であった。
グダグダでダメダメな男キャラ達が多いのに対し、勇敢な女キャラが更に増していた印象を強く受けた。
ローズとフィン、そしてDJによる潜入ミッションは丸ごといらないストーリー展開で、DJのキャラ設定も含め不必要なシーンかと。
ファーストオーダーの最高指導者スノークはエピソード7以降の最強の悪役としてのポジションであるかと思っていたが、今作でその正体が明かされぬままあっけなく弟子のレンに殺される展開にはポカーンとしてしまった。
そして今作もオールドファンへのサービスショットがちょいちょいあったが、ヨーダの登場シーンには、うーん必要かなぁ〜という印象。ただマークハミルによるルークにはブランクを感じさせずそのまま年とった感じでその現役ぶりにはビックリだった。
今作のキャッチコピーとして、今までのSWにはない新しい要素や衝撃の展開があるとのことだったが、そこまで思ったほど衝撃は無かった。ただ、フォースの使い方に新しいスタイル(幽体離脱的な)が登場したのは確かに今までにない部分だったし、本作では何と言ってもレイアのフォース初お披露目が最大のサプライズではなかろーか。
個人的には前作で宇宙でのバトルシーンが少なく物足りなさを感じていたのが、今作ではオープニングからガッツリやってくれたので、これぞSW感を味わえた。
また後半のカイロレンとレイによる一時的な共闘タッグとプレトリアンガードとの対決などは見応えありだった。
作品全体としてはまぁまぁだったが、思い返せば、あそこがよかったなとか、あれはどーなんだろうとか、後からいろいろ妄想したり話したくなったり、ポイントポイントで印象的な部分がいくつもあり、また観たいと思わせる魅力がいくつもあるという意味ではSWシリーズもいまだ健在だなと思った。
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