スター・ウォーズ 最後のジェダイのレビュー・感想・評価
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中高生に観てほしい
エピソード3を観に行ったときに観客が白髪混じりのオッサンばかりなのを目の当たりにして悲しい気分になったことを思い出した。オッサンや爺さんのための映画になってしまったのだと。スターウォーズシリーズにはもう未来はないなと。若い子はいまどきこんな映画はみないんだと。
映画には二つの種類があると考える。未来志向の映画と、過去志向の映画。
旧三部作は未来志向だったが、新三部作は過去志向であった。
あんなことをしていたら、僕たちが40年前の中学生のころ味わった屈折したワクワクを、いまの中学生は経験することはできない。
今回の作品は、スターウォーズを未来志向の映画に戻したという意味で価値がある。
実際に、今回は劇場に中高生の男子が戻ってきている。
戻ってきた中高生をみて、これでいいんだと確信した。
もう一つ、過去のスターウォーズはジェダイの物語であったのだが、どうやらそろそろスターウォーズとジェダイを切り離そうとしている。ジェダイからの卒業。このスタンスは評価したい。
アダムドライバーをカイロレン役に立つ起用したのは、これはなかなか良いキャスティングだ。
彼の揺れ動くような感情表現がこれまでにないスターウォーズを形作っている。
もはや主役なのかどうか疑わしいレイの役回りも面白い。フォースづかいの女性なのに、旧作のハンソロっぽい役回り、物語の周縁を立ち回るピエロ役を演じている。
このへんの役回りは、オールドファンには違和感があるかもしれないが、むしろいまの若者には共感しやすいもののようだ。
知人の若い女性がシリーズを始めて観てカイロレンに共感してスターウォーズシリーズにはまったという話を聞いて、なるほどと思った。
これは力作だ。
さすが
タイトルなし(ネタバレ)
過去を葬るのでも、新しく始めるのでも、それは監督が自由に決めればいい事だ、と私は思うのですが。
今作で致命的なのは、映画としての出来が悪い、という事です。
ライアン・ジョンソン監督のStoryTellingは、恐ろしく稚拙極まりない。
しかしこの映画を、米国の批評家連は大絶賛。
それが大いなる謎でした。
で、米国の批評家とちょっと議論して、ふと閃いた事があります。
知っての通り、米国の映画村ハリウッドは民主党支持のリベラル左派が圧倒的多数、というか、ほぼ100%がそっち系。
しかし米国の現政権は、ご存知のようにトランプの共和党。
で、トランプ大統領はかなり強硬右派。そして人種差別的な発言もする。
ハリウッド陣営はトランプ氏をリコールしたい。
が、それは不可能。
現在の米国の映画業界村には、まず、そういう背景があります。
そんな状況の中、
この映画は、主人公が女性で、今回はチャイニーズに見える女性(アメリカ国籍)、アフロアメリカンの男性、その他、満遍なく人種をキャストして、
「ヒーローは不在、つまり、誰もがヒーローだ。
ヒーローになるためには、血統も資格も修練も一切不要だ。」
というテーマを、SW世界で強引に推し進めるために、
テーマを完遂する上で邪魔になる過去の”権威”は、ゴミのようにあっさり葬り去られる。
ライトサイドもダークサイドも等しく、"権威"はポイ捨てされる。
ついでに前作から引き継いだ、あらゆる伏線もポイ捨てされる。
ラスト近くに、奴隷の幼児がちょっぴりフォースを使うシーン、これは米国内の民主党系リベラルにとっては、心の中で拍手喝采のシーンでしょう。
つまり、米国内の政治情勢も理解しないと、
SWすら読み解けない、面倒な時代になりました。
これは、いち映画ファンとして、全く歓迎出来ない状況です。
EP7製作の時点では、ハリウッド陣営はトランプ政権の登場をほぼ予期しておらず、ヒラリー押し一筋でした。
トランプ政権誕生後の、ハリウッド発、正伝StarWars。それが今回のEP8なのです。
確かに、映画には時代を写す鏡、という役割もあるのですが。
昨今のハリウッドの製作陣&批評家陣は、映画本来の価値や魅力とは全く関係ない政治的側面でHotになり過ぎて、
肝心な映画のドラマとか整合性とかに無頓着になっている嫌いがあります。
アンチ・トランプ効果です。
米国の政治情勢が、SWにまで影響している。
この不恰好な映画で提示された不条理や謎の正解はぜんぶ、映画の外側にあります。
いま米国内に住んでいる批評家は、その外側をヒシヒシと感じているから、この映画を大絶賛する。
私は、映画はあくまで普遍を目指すべきものだと思うから、
大好きな米国映画が、国内の一部に向けてドメスティックな事をし始めた事に、不快感を感じる。
つまり、そういう構造なのかも知れません。
前作では黒いローブを纏ってたミステリアスな最高指導者スノークのビジュアルが、唐突に金ピカ成金風ビジュアルになっているのは、
あからさまにハリウッドの意志を感じます。
尊厳も地位も与えず、過去も明かさず、早く殺したくて仕方なかったのでしょう。
人間の中にそもそもある、光と闇というアンビバレンスを、もっと丁寧に描けば良かったのに、と思います。
ライアン・ジョンソン監督は、顔に似合わずヒステリックな映画表現がお得意。
ハリウッドでは、そういうヒステリー気質が好まれる、って事なのかな?
ヤダヤダ。笑
オマージュ
最後のジェダイから感じた事
スターウォーズ最後のジェダイを鑑賞して感じた事を素直に書きたいと思います。
私自身スターウォーズのシリーズに対して深い思い入れがある部類の人間で子供の頃から好きだったシリーズだったので今回も大きな期待を胸に映画館に向かいました。
しかし、その期待は大きく裏切られました。これが良い意味での裏切りならよかったのですが違いました。
新しい事に挑戦しようという意欲が詰まった作品なのは凄く伝わってきました。
しかし、上手くいっている部分と失敗している部分の差が最悪です。
まずスターウォーズのOPといえば宇宙空間に存在するデカい戦艦や星を遠巻きから映す長回しショットが恒例ですが今回は画面に映ったシャトル内にすぐ画面が切り替わってしまいます。
私はこの瞬間すでに”あっ...今回アカンかも”と一瞬思いました。
冒頭のポー・ダメロンの活躍は良かったのですが
その後に繰り広げられる無謀なレジスタンスの作戦の数々には流石に見ていて苛立ちを感じました。
チンタラチンタラ飛んでるモンカラマリ船がスターデストロイヤーに追われるのを永遠と見せられたくて劇場に来たわけじゃありません。
中盤のフィンとローズの作戦に至っては無駄しかないし何よりつまらない。入れるならせめて面白い場面にして欲しいです。
その上に誰もが疑問に感じる唐突な恋愛要素!今回の監督・脚本のライアン・ジョンソンはドラッグでも吸いながら脚本書いたのかと心配になりましたよ。帝国の逆襲でのレイア姫とハン・ソロの恋がドラマチックなのは、あの二人が引かれ合う心の動きを映画で描いていたからで唐突にフィンとローズがキスしたからって面白くもなんともないわ馬鹿か!!
そして中盤のロイヤルガードVSレイ&ベン・ソロの共闘戦 間違いなく本作の白眉ですね。
ここは文句なしの場面です。最高過ぎます。ここだけで星二つの価値があります。
そして何より最悪なのが今回のルーク・スカイウォーカーの扱いです。
今回のレイとルークはまともに師弟関係にすらならないじゃないですか!
何の為に今回登場させたんだよ!って感じですよ。
だいたい最初からヨーダいるなら「オメェがレイ鍛えろよ!」って思いましたよ。
最終決戦でルークvsカイロレンが見れるのかと思ったら
実はフォースパワー幻影でした~残念でしたぁ~みたいな下り死ぬほど嫌いです。だいたいフォースで別の星に幻影を送るって何だよ。ふざけんな。
今回のフォースの力の描写は余りにもお粗末なものが多いルークのフォースで幻影だとか、ヨーダが天候を操って雷落としたり、レイとカイロレンのフォーススカイプとかどこまでインフレするんだよ!?
だいたいカイロレンが闇落ちした理由とか本気か?ルークがそんな事するか?
ジェダイの帰還の時にダースベーダーの中に眠る父の心を最後まで信じた男だぞ!?
そいつが少し心に闇が垣間見えただけで弟子に手をかけようとする男なわけないだろ!!
ep4~ep6の主人公ですよ?あのルーク・スカイウォーカーですよ?
ふざけんな!!
ラストの夕日にしたってそうですよ。わざわざ夕日出すならep4と同じカメラワークで撮るか同じポーズでたたずんで消えてくれないと萎えるだけだから!!!!
何だよアレ適当に撮りました感が半端じゃないぞ!!
そしてこの映画の何より不快なのは糞寒いギャグシーンの数々です。
スターウォーズシリーズには思わずニヤリとする皮肉なジョークは付き物ですが今回のようなコメディ映画のようなどうしよもない演出や台詞は、はっきり言って不愉快です。
映画として演出が上手くいってるのは全体で精々40%、主にカイロ・レンが葛藤している場面や活躍している場面でそれ以外が余りにもお粗末です。
カイロ・レンの出ている場面以外は、二度と見たくありません。
なえる。
スターウォーズを学生ががんばって作りました的な作品。脚本、ストーリー展開がひどく超なえた。
・反乱軍の作戦のしょぼさ。
・スローすぎてあっけなくやられまくる爆弾投下専用機。
・カイロレンとレイの会話、学園ドラマのような「こっちにつくべきよ!」部活かよ!
・ルークのぐずな態度。
・フィンとローズの薄い恋愛。
・フォースで心のチャット。
・覚醒とローグワンからの盛り上がり台無し
すべてを返せ!
わずかに残された良い点は
・戦闘シーンの映像クオリティ高し
・ファズマの甲冑ピッカピカ!
・ラストのキャリーフィッシャーへの哀悼メッセージ。おつかれさまレイア!
今度は変えすぎた?
変わらなければいけない時もある
2回目観てきた!
やっぱり、このエピソード8が大好きだと思った
新しい世代の幕開けも、レイの戸惑いも、カイロ・レンの憂鬱も、ルークの後悔も、全てが私の心を強く打つ
これは、カイロ・レンの物語だけど、新しい時代を切り開く女性たち、レイア、レイ、ローズ、ファズマ…
彼女たちの戦いの物語でもあるし、
戦争のスタイルを大きく変えた物語でもある
戦争のスタイルが変わったことを象徴しているローズのセリフ
「大事なのは、敵を憎むことよりも、愛する人を守ること」
は、何度聞いても涙が溢れる
ひとりの命知らずなヒーローが生まれることよりも、その無謀な作戦の結果、多くの犠牲者を出してしまうことを嘆くべきなのだ
CMにある通り「誰も知らない『スター・ウォーズ』がここにある」ことが、多くのファンに拒否反応をもたらしているようだけど
10年後にこの「最後のジェダイ」を見直せば、きっと「あれは自然な流れだったね」と思われる作品になっていると確信している
たとえ、これが映画界の神話だとしても、いつか「変わらなければならない時」は必ずやってくる
ジョージ・ルーカスの命は永遠ではないのだから
それなりに楽しめますが、スターウォーズとしては残念な作品。 フィン...
EP7よりは改善
さすがスターウォーズ
伝統を崩したという事が問題で無く…
誤解があるようですが、「最後のジェダイ」の問題は、スターウォーズの伝統を崩したという事では、なく、単純に話が稚拙で、キャラクター描写が弱く、つまらない映画である事です。
スターウォーズの伝統で言えば、そもそもジェダイは、恋愛禁止なので、世襲でジェダイを継承するものでもありません。
その点、本作の主人公が親が誰であるかは、全く問題では、ありません。
(ただ、親を告白するシーンは、唐突に訪れるので、それを山場に期待していた観客は、拍子抜けすると思います)
本作の問題は、前作「フォースの覚醒」で魅力的に描かれていた新しいキャラクターの描写にあると思います。
レイは、ルークと出会い苦悩をしますが、彼女自身の成長とヒロインたらしめる意思決定の描写は、皆無でした。
彼女のジェダイとしての描写の問題は、両親の存在では、なくジェダイとしての、意思を固める決意の描写とジェダイたらしめる修行の描写が不足していた点にあります。
フィンに至っては、前作では、存在感がある主人公の一人でしたが、彼の行動の結果は、ストーリーを左右するものでは、なく、衝動的な行動をするキャラクターという描写にとどまっています。
ポーは、それをさらに悪化させたようなキャラクターで、フィンをさらに衝動的にした行動と、その行動の成果が全く無かったばかりでなく、衝動的な行動の結果、生まれた犠牲を振り返るシーンが無かった為、ヒーローになりえるシーンを奪われました。
元々スターウォーズは、ジョージルーカスが神話学者のジョセフ・キャンベルによる「英雄の旅」をプロットの参考にして、神話的で普遍的なストーリーを開発した作品でした。
Calling(天命)
Commitment(旅の始まり)
Threshold(境界線)
Guardians(メンター)
Demon(悪魔)
Transformation(変容)
Complete the task(課題完了)
Return home(故郷へ帰る)
本作も基本は「英雄の旅」をベースにしている節も見受けられますが、そのストーリーおよび描写が稚拙な為に、それぞれの要素がきちんと表現されていません。
一方で、
ジョン・ウィリアムズの音楽は、変わらず名作で心を動かし、劇中の画の見せ方は、スタイリッシュで心地良い為、ストーリーにこだわらなければ、"雰囲気名作"として、鑑賞出来る要素もあります。
また、評価の高い方のレビューを拝見していると、"新しい"とか"ルーカスの伝統を破って"等、作品を取り巻く斬新さを評価しており、作品を評価をしている人の方が作品の内容自体に言及している事が少ないような気もします。
自称オールドファンの見苦しさに辟易する。
エンドクレジットで号泣し、新たなスターウォーズファンの為に老兵は去るべし。と、心に決めた。
そして、無条件に本作を愛することにしました。
もう旧三部作ファン、コア?なオールドファンにすることは、それしかないんだ。
それなのに、本当のスターウォーズファン=旧3部作ファン?だのなんだのと決めつけ、あれこそが「本当のスターウォーズ」だと主張する。
見苦しい。
そんなオールドファンが、どれだけ新しいスターウォーズの邪魔をしてたか分からないのかな。
オールドファンが「過去は捨てる」と、スターウォーズに言わせたんだよ。
そんなことも分からないの?
エンドクレジットに
「In loving memory of our princess Carrie Fisher 」
とあった。
our princess
私達の姫。
私達のスターウォーズ。
“私達”の中にはスターウォーズの全てのファンが含まれる。
オールドファンだけじゃない。
なんか勘違いしてる人いるけど。
ルーカスは「スターウォーズ」を、あくまでルーカス個人の所有物として扱ってた。
続三部作でルーカスが降りたのは、そこを譲れなかったからだよ。
ルーカスこそ、ファンを蔑ろにしてきた人じゃん。
でも本作では、「私達の」と言ってくれた。
これから、新たな私達のスターウォーズを作っていくんだ。
そこに入れない老兵は去るべし。
それができないなら無条件で愛するかだ。
それしかない。
楽しめるが
まず言いたいのは、ファーストオーダー側のキャラが少なすぎる。スノーク、カイロレン、ハックスの3人しかいない。もっとスノークの下にカイロレンと同クラスの色んな部下がいるのかと思っていたが結局ハックスとカイロレンの2人組だけだった。設定のスケールがおかしいと思う。エピソード123の共和国くらいの規模の設定がないと宇宙に幅を利かせてる感を描けないとおもう。もう一度映画館に行って観たくならない理由はここにあって、何を観させられているかが半端で、その体を成していないからだ。
シナリオ自体はこれまでのスター・ウォーズ活劇を踏襲している。目的をかかげ宇宙を駆け巡る、おつかい要素のあるシナリオ。ただし、主人公のバックグラウンドがこれまでとは違う。てっきりレイはルークと血が繋がっているのかと思っていたが全くの無関係、血統による才能をあえてストーリーから排除しスカイウォーカー一族の話ではなくなった。これにはep7で色々と予想したであろうファンの予想の上を行く形で個人的にはありだとおもう。レイの生まれ育ちの背景が今作で見れるかと言うとそれもまだ無かった。恐らくここで辛口レビューを書いている人はその辺に物足りなさを覚えているのだろう。これまではルークの背景、アナキンの背景がシナリオに相乗効果を生み出し映画全体に厚みをもたらしていたわけだ。それに引き換え、今作のレイは孤だ。親の背景がなく、ただ一人で孤独なのだ。育ての親もなにもない、虚無。どんな生き方をしてきたのか、それを描かなかったゆえに進行に厚みを削がれているかもしれない。とはいえ、レイを演じている女優デイジーリドリーの配役は本当に素晴らしいので、顔をずっと観ていたくなる、シナリオの補間させるほどの魅力がある。この女優の功績があってこそこの映画は成り立っている
レイにはダークサイドへ落ちるような暗喩があり、レンにはジェダイ側へ戻る可能性を示唆させるような取り計らいがあり二人の立場が逆転するようなことが起きるのではないだろうか、色々と考えを巡らせたり出来、時間の長さを感じなかった。
スター・ウォーズシリーズ自体が映画として手放しで誉められる物でもないが、これまでに愛された理由はその設定のスケール感にあるのだが、今作はファーストオーダーにしろ、そこの作り込みが半端であることは間違いない。
ただしレイは最高に綺麗かわいい。
話がごちゃごちゃ
EP7に比べれば面白かったけど話が行ったり来たりしてあまり進んでなかった
なぜかルーク、レイ、レンのシーンより
長ったるい戦闘シーンの方が多くあった
レンは一体なにをしたいのかもわからないしレイアのフォースで宇宙に放たれたあと戻るシーンはう~んって感じだった。そしてレンもレイも戦うフォームがハッキリしてなくてちょっとライトセーバーのシーンはいまいちだった。
一番変だと思ったシーンは宇宙空間で爆弾を投下するシーンだった。
でも始まりの方のポーとハックス将軍のやり取りは面白かったし今回の作品はポーとBB-8がカッコよかった
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