スター・ウォーズ 最後のジェダイのレビュー・感想・評価
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賛否両論の要因は作成側の意図が伝わりにくいことにある
全作劇場で見てきた50代です。
型を破ろうとしたのはよく分かるが、これだけ観客の意見が分かれているのは表現方法に課題があったということ。伝わるように作んなきゃ!
でも次回シリーズを既に委ねられている現監督は有能であると信じて、というか信じたくて。以下悶々としながらも自分なりに作成者の意図を透視してみた。
最も魅せたかったのはラストのルークとレンの一騎打ちであり、エピソード4のベイダーとオビワンの一騎打ちシーンのデジャブでなく衝撃的でトリッキーなシーンにしたかったからこそ、フォースを使った遠隔操作にしたのでは。あのシーンはルークの動きもセリフも印象的で良かったと思う。
今までのシリーズでは描かれてこなかったフォースの強力なパワーを今作では意識的に表したのではと、そう考えればレイアに宇宙遊泳させたことにもつながるかな。
スノークを呆気なく退場させたのも観た直後には違和感感じたが、あれはエピソード6の皇帝の時とは敢えて違う展開に持ってきた、まさに型を破るということ。あの技は斬新だったと思う、もう使えないけどね(笑)
フィンたちの作戦が失敗に終わるシーンは無駄との意見があるけど、何でも上手くいくわけないというリアリティを追求したんだと受け止めている。レイアの後任提督が作戦を伏せていたのも初めから一人特攻するつもりの確信犯だったわけで。
8はルークの大往生を描き、9はレイとレンの激しいバトルがメインテーマだろうと想像する。
もう一度観るつもりだが感想が変わるかも知れない。
思った以上に素晴らしい作品でした!
実は、わざとネタバレ被ばくをして観に行きました♪
で・・
なんていうか低評価が目立つかなぁ~って思いつつ観にいきました。
個人的には
とっても面白かったですし、うるうるきたシーンもあったので
「ローグワン」よりは好きな作品かも。
まぁ、どこを切り取っても「ネタバレ」になるので
ネタバレなしのレヴューって難しいんですけど
お約束のオープニングから
やっぱりスターウォーズはテンション上がります。
ドルビーアトモス上映だったので、ほんとに音響が良くて
ジョンウイリアムスの名曲をこれだけの設備の音響で聴ける
それだけでも至福のひと時でした。
全作の「フォースの覚醒」の続きなので
そのまんま時差もなく続きます。
ルーカスのシリーズの時は、エピソード間の空白の時間というのが結構存在するんですけど。
今回は・・前作のそのまんま続きなので・・
ほんとに、前作は観ておいた方がいいかもですね。
あと・・
ディズニーに渡ったからこその、話の広げ方なんだろうなぁ~って思いました。
前作からの流れで、ポー ダメロンやフィンなどの脇キャラも大事に描写してくれてるので、個人的には凄く丁寧に作られてると感じましたし
往年のファンがニヤリとするような懐かしい感じもちゃんと引継ぎされてるのでそこらへんも安心して観れました。
なによりも、ちゃんと役者さんが活きてるなぁ~って感じました。
次回作もめちゃめちゃ楽しみです!!
ちゃ~んと、新しいスターウォーズを作ってもらえたことに
感謝です!!
改めて
キャリーフィッシャーさんのご冥福をお祈りします。
キャリー・フィッシャーおつかれさまでした。R.I.P.
オープニング・ロールが流れるだけで目頭が熱くなる…映画というカテゴリーを超え、スター・ウォーズはお祭りですね‼️
今回、個人的にはデビッド・リンチ女優のローラ・ダーンがベストキャラでした。
4Dで観ればもはやスターツアーズ
シリーズ長くなるとそれだけ思い入れが多くなりストーリーの展開に各々の理想があるから賛否両論に分かれるのは仕方ない。
でもそれだけみんなスターウォーズが好きだからこそ!
だから全員全て納得が行く内容って難しい。
新キャラも少しずつ定着してきてるし、古キャラ出ると安心もする。
個人的にBB-8マジでかわいい。
過去作わかると各所細かいシーンにグッとくるところある。
観た人・SW好きな人とあーだこーだ語り合うのもこのシリーズの魅力かな。
多くの人にスターウォーズの世界に入ってもらいたい!
来年の今ごろにまた公開されるであろう次回作にも期待が高まる。
デイジー・リドリーの成長を感じる。この作品でルーク・スカイウォーカーの最期の姿を見ることになる。強大で恐ろしく強いはずのスノークがあっけなく命を落としてしまった場面では「え?、マジで?」と思ってしまった。ハン・ソロは登場しない。
Movix尼崎で映画「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
(Star Wars: The Last Jedi)を見た。
朝一番の上映回。
自宅を出る前にwebで残席を見たら半分くらいだった。
現地でチケットを買う時点では8割くらいの席が売れていた。
最終的には9割ほどの客入りだったと思う。
若い人よりも、中年以上の年配の観客が多かった。
主役のデイジー・リドリー(Daisy Ridley)だが前作のような初々しさ、不慣れな感じは無かった。確実に上手くなっている。
今月見た「オリエント急行殺人事件」(Murder on the Orient Express)にも出演していた。
キャリー・フィッシャー(Carrie Fisher)はこれが遺作となった。
ローラ・ダーン(Laura Dern)は今年見た「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」(The Founder)でマイケル・キートンの妻を演じていた。
アンディ・サーキスが演じている、強大で恐ろしく強いはずのスノークがあっけなく命を落としてしまった場面では「え?、マジで?」と思ってしまった。
ハン・ソロは登場しない。
この作品でルーク・スカイウォーカーの最期の姿を見ることになる。
昨年から年末と言えばスターウォーズの新作。
この作品は前作より楽しめた。
来年の今ごろにまた公開されるであろう次回作にも期待が高まる。
上映時間は152分。
少し長さを感じた。
眠くなる時間帯があった。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
何か宇宙の話が小さくなっちゃったけど…
往年のスター・ウォーズファンです。
前作エピソード7の感じだと、今作も見てガッカリするんだろーな〜と思って見てたのですが、アクションは良く、それほど悪くはなかったです。
そこまで悪くはないんだけど…
何だろうこのコレジャナイ感…。
前作ほど酷くはないけど…
色々やりすぎ。
前作はハン・ソロ、今回はルークにフィーチャーして作り、そして少しずつ古いモノを削ぎ落とし…
この様なスター・ウォーズシリーズなら、これからいくらでも作れますね。
やはり別物として、ディズニーの新しいスター・ウォーズシリーズとして、これから見ていくべきなんでしょう。
吹き替えじゃなく字幕で見ればよかった。
フォースの覚醒では次々と矢継ぎ早に繰り広げるアクションシーンでシーンをつないだが、今回は退屈な構成とセリフで全然つまらない映画になった。
シリーズ初だろう猫背椿似の東洋人がぽちゃデブで、もっとこましな女優おっただろうと思った。
なぜJJエイブラムスが撮らなかったのだ。??なシーンが多すぎる。
ルークは結局何が言いたかったのだろう。
字幕で再び見ようと思ったがつまらん映画を2時間半も見る苦行は今回に限ってはパスしようと思った。DVDで見ようと思う。
フォースってのはなんでもありだな。
次回作が全然期待できない。
この怒りを誰にぶつけていいかわからないが、実はスターウォーズ自体そんなに面白くないと言う意見を見て溜飲が下がった。
次回作への期待だけで☆2。これでいいわけないだろう、ディズニー!!
つまんない
あんまりスターウォーズに思い入れない人間の感想です。
つまらなすぎる。
見ててただただ苦痛だった。
強い人(ジェダイとか)がほとんどいないからなのか、戦闘シーンの少なさ、迫力のなさがすごかった。
見ててもまったく興奮しない。
次にキャラクター達の行動。
レジスタンスの皆、それぞれのやることが裏目にでてお互いに足をひっぱりまくってる感じで、すごくイライラしました。
あとはレイアが宇宙から謎の帰還を果たしたり、ルークの影分身の術とかヨーダが指一本で雷操ったりとか……
フォースってそんなに万能なんだっけ笑……?
とツッコミをいれたくなりました。
まぁ僕が今作の最も受け入れられなかったのはヒロインのローズですかね……
そもそもキャラが好きじゃないのに、行動が謎すぎる……
ただの整備士のハズが先頭きって戦闘機乗り回してたり、フィンが命を懸けて敵の砲台壊そうとしてるのを邪魔して愛だのなんだの叫んだり……
(時間的に絶対間に合ったし、そのせいでレジスタンスは全滅しかけた)
うん……キャラにもうちょっと魅力があれば見れるけど……
ローズの恋愛とか誰得なんですかね……
途中から正直流すように眺めてただけなので詳細は間違えているかもしれませんが
見終わった感想は見てて苦痛だった。でした!
駄作と傑作のストーリー!
本作は帝国の逆襲と同じく、
二本のストーリーを並行したものになっている。
帝国の逆襲ではハンソロたちとルーク。
本作はフィンたち反乱軍とレイたちフォース組。
結論から言うと反乱軍のストーリーは駄作レベル。
「こういう展開で、こうくるし、
こういうことがあるから面白いでしょ?」
といった作者側の意図は汲めるのだが、
いかんせん魅力的なキャラがレイア姫しかいないのだからつまらない。
大方つまらないという意見の人たちは、
反乱軍側のストーリーに引っ張られてしまっているのだろう。
代わりにレイたちフォース組のストーリーは、
旧三部作から観ている人なら興奮のあまり大号泣する人も多いはず、、、
とりあえず本当に面白いのであまり多くは語らない。
あまり反乱軍側は気にせず見るのがいちばんの楽しみ方である。
後半に行くにしたがってはしょってる?
レイとカイロの最後の対決でライトセーバの取り合いで爆発?
そのあとに出てくるファルコン号にいつのまにか乗ってる?
まあ、面白かったからいっか。
あともう一度みたいなあ。
ロートルは潔く去れ!
1978年公開時からの古参です。
遠い昔、思春期に衝撃を受け、制作者たちに憧れ、映像制作者になるというダークサイドに堕ちてしまいました。
そういう者の私見を語ります。
賛否両論、渦巻いていますね。
感情的に語れば、私の初見の感想は「よく、このまま劇場公開できたなあ。うらやましい」でした。
お客さんから金を取って見せるからには、お客さんの満足度をどうやって上げたら良いかと腐心するのが表現者としての使命と考えています。
興行ですから、お金が絡みますね。
お金をどうやって落としてもらうかと考えるのも重要なことです。
そのために、喧嘩をふっかけて騒ぎを起こして集客するというのもひとつの手法かと思います。
炎上商法ってやつですね。
今回のSWはそれに近いもののように感じました。
不快に感じる人もいるのは百も承知でやっています。確信犯です。
何故そうしたのかは、もっと考えないと理解できそうもありません。
あんまり頭よくないんで。
テーマのひとつに世代交代が語られていますね。
トリロジーでもアナキンからルークへと行われており、普遍的なテーマかと思います。
古い者は去り、新しい者へ物語が継がれていく様は感動を呼び起こす題材です。
シリーズが続く中で、いろいろな要素を刷新していくのは目新しさを保つためにも重要な作業です。
今回、いただけないなと感じたのは、その性急さとリスペクト感の薄さです。
あまりにも交代劇が乱暴な印象を受けました。
前回からのあまりに急激な展開ゆえに、途中、ついていけなくなりました。
もし、これをやるならep9じゃないのかと感じます。
喩えて言うと、棍棒を振り回しながら監督が「ロートルは去れ! これからは俺が法だ! 俺のやり方でいくからな! 今までのことは全部なしだ!」と言わんばかりです。
この事は観客に対しても行われていると思います。
「古きを懐かしむ者は永久に去れ! これから示すものは、もうお前たちの見るべきものではない!」
そう聞こえてきます。
このやり方に賛同する者もいるでしょうし、反発する者もいるでしょう。
私は賛成しかねます。
作品に関しては全体的に要素が多すぎて、まとまりがなく散漫で冗長さを感じました。
将来的にスピンオフを大量生産できるように様々なものを配置した結果でしょうか。
映画的なまとまりを持たせるよりも重要なことと捉えているのでしょうね。
ディズニーのコンテンツのひとつになった影響は推して知るべし。
キャスリーン・ケネディの舵取りもかなり大変だ。
ライアンは今は操り人形に見える。
そして、なぜかルーカスの亡霊もいる。
これからは、ジェダイは居らず伝説の彼方に。
フォースはみんなのものになる。
時代は変わっていく。
まあ、40年間 変わらないと思い込んでる方も悪いか。
多くを語りたいが今はこの辺で時間切れ。
乱文失礼。
時間が経つほど怒りと虚しさが込み上げてくる。
スターウォーズらしさとか伝統云々いう以前に一本の映画としてシナリオ自体がおかしい。ご都合主義過ぎるストーリー展開や描写が満載だし観客の予想を裏切ることに心血注ぎ過ぎ。やり過ぎてテンポもグダグダ、爽快感も何もあったものじゃない。要らないキャラやエピソード多過ぎでは?肝心の観たいものは一切観られなかった。ファンの期待まで裏切ってどうする⁉︎とにかく全体の雰囲気がスターウォーズっぽくない。根本的な間違いとして製作者側はスターウォーズをSF映画と勘違いしてないか?スターウォーズという作品はジャンルでいえばSFではなく剣と魔法のファンタジーだと思ってる。伝説の勇者が苦難の果てに巨悪を倒して世界に平和をもたらす的な、古くはアーサー王伝説等からはじまり近年ではロード・オブ・ザ・リングとかドラゴンクエストの類だ。だから登場する人種は白人主体で良いしエイリアン種族もエルフやドワーフ、亜人や獣人に置き変えて考えれば一層ファンタジー的だ。ロード・オブ・ザ・リングに中国人がたくさん出てくれば違和感を感じて当然で、ヒロイックサーガに戦争特需で儲けてる富裕層を皮肉るメッセージ性なども必要無いのだ。細かいところで、カジノ星で捕まった原因が駐車違反なんて間抜けで妙に現実的な理由なのもライアンジョンソンがそういう根本を理解していない現れだと思う。レイの出自が只の一般人だったりルークがさして活躍もせず退場したところをみると、選ばれた英雄ではなく市井の人々を活躍させて(全然活躍してないけど)従来のファンタジー的な要素から脱却し新しいスターウォーズを構築したいのかもしれないが…。そもそも面白くなくてはどうしようもない。
個人的にはep1〜3みたいな強いジェダイやシスの活躍が大好きで、今回の撮影の為にデイジー・リドリーが猛トレーニングを積んだと聞いてたので殺陣にはちょっと期待していたのだが、ep7と大差ない鈍臭いチャンバラだった。レイはろくに訓練を受けてない素人だから仕方ないにしても(むしろ素人にしては強過ぎる気がする)なんでカイロ・レンはあんなに弱いのか?近衛兵相手に大苦戦してるし…。二人共闘での大立ち回りは激闘ではあったが、過去のジェダイたちの殺陣と比べて技も稚拙で華麗さとは程遠い。せめてアダム・ドライバーがダース・モール役のレイ・パークばりにアクション気張ってくれたらもう少し評価は変わったかも。とりあえず十字のライトセーバーはやめさせた方がいい。昔のジェダイみたいに戦ったら絶対自分切っちゃうだろうし…。
とにかく視聴が苦痛でそれでも辛抱して見続けて、極め付けに参ったのがクライマックスでルークがファーストオーダーの大軍の前にたった一人で立ち塞がるところ。まさかこの大軍相手に無双するの!?ってもの凄い興奮した。それまでいいところ全く無しで見ててフラストレーション溜まったのはこの為の布石だったのか︎と。蓋を開けてみれば実はフォースで作った幻影でしたーって…。肩透かしにも限度があるだろ!おまけに結果として死んじゃうし。やったこと自体は凄いし、生き残ってればそこまで文句はなかったのだけど。カイロ・レンと対峙した佇まいはまさに見たかった威厳溢れる老ジェダイマスターそのものだったので尚更残念。スタントマン起用でもCGでもいいから、せめて最後にルークのライトセーバー無双が見たかった。ヨーダだってep2、3やクローンウォーズで大活躍だったのに…。
次回作のep9はまたJJエイブラムス監督に戻るようだけど、とても巻き返しには期待できそうにない。
色々と予想外な展開
良い意味でも悪い意味でも。
ぇぇ。。。となる方が多かったかも。
説明不足と思われる部分は次回作への伏線。。。では無いんだろうな。
前作から続けて消化不良。
新キャラ立てるのか、旧キャラ立てるのか、両方しようとして中途半端になった感じがした。
中高生に観てほしい
エピソード3を観に行ったときに観客が白髪混じりのオッサンばかりなのを目の当たりにして悲しい気分になったことを思い出した。オッサンや爺さんのための映画になってしまったのだと。スターウォーズシリーズにはもう未来はないなと。若い子はいまどきこんな映画はみないんだと。
映画には二つの種類があると考える。未来志向の映画と、過去志向の映画。
旧三部作は未来志向だったが、新三部作は過去志向であった。
あんなことをしていたら、僕たちが40年前の中学生のころ味わった屈折したワクワクを、いまの中学生は経験することはできない。
今回の作品は、スターウォーズを未来志向の映画に戻したという意味で価値がある。
実際に、今回は劇場に中高生の男子が戻ってきている。
戻ってきた中高生をみて、これでいいんだと確信した。
もう一つ、過去のスターウォーズはジェダイの物語であったのだが、どうやらそろそろスターウォーズとジェダイを切り離そうとしている。ジェダイからの卒業。このスタンスは評価したい。
アダムドライバーをカイロレン役に立つ起用したのは、これはなかなか良いキャスティングだ。
彼の揺れ動くような感情表現がこれまでにないスターウォーズを形作っている。
もはや主役なのかどうか疑わしいレイの役回りも面白い。フォースづかいの女性なのに、旧作のハンソロっぽい役回り、物語の周縁を立ち回るピエロ役を演じている。
このへんの役回りは、オールドファンには違和感があるかもしれないが、むしろいまの若者には共感しやすいもののようだ。
知人の若い女性がシリーズを始めて観てカイロレンに共感してスターウォーズシリーズにはまったという話を聞いて、なるほどと思った。
これは力作だ。
さすが
さすがに8本目となると、そろそろネタに詰まるかと
思いきや、なんのなんのこれぞスターウォーズ!
その観る者を惹き付けるパワーは健在ですね。
ルークとレイヤの30数年振りに再会するシーンは
1作目から観ている者にはグッとくるいい場面でした。
過去を葬るのでも、新しく始めるのでも、それは監督が自由に決めればい...
過去を葬るのでも、新しく始めるのでも、それは監督が自由に決めればいい事だ、と私は思うのですが。
今作で致命的なのは、映画としての出来が悪い、という事です。
ライアン・ジョンソン監督のStoryTellingは、恐ろしく稚拙極まりない。
しかしこの映画を、米国の批評家連は大絶賛。
それが大いなる謎でした。
で、米国の批評家とちょっと議論して、ふと閃いた事があります。
知っての通り、米国の映画村ハリウッドは民主党支持のリベラル左派が圧倒的多数、というか、ほぼ100%がそっち系。
しかし米国の現政権は、ご存知のようにトランプの共和党。
で、トランプ大統領はかなり強硬右派。そして人種差別的な発言もする。
ハリウッド陣営はトランプ氏をリコールしたい。
が、それは不可能。
現在の米国の映画業界村には、まず、そういう背景があります。
そんな状況の中、
この映画は、主人公が女性で、今回はチャイニーズに見える女性(アメリカ国籍)、アフロアメリカンの男性、その他、満遍なく人種をキャストして、
「ヒーローは不在、つまり、誰もがヒーローだ。
ヒーローになるためには、血統も資格も修練も一切不要だ。」
というテーマを、SW世界で強引に推し進めるために、
テーマを完遂する上で邪魔になる過去の”権威”は、ゴミのようにあっさり葬り去られる。
ライトサイドもダークサイドも等しく、"権威"はポイ捨てされる。
ついでに前作から引き継いだ、あらゆる伏線もポイ捨てされる。
ラスト近くに、奴隷の幼児がちょっぴりフォースを使うシーン、これは米国内の民主党系リベラルにとっては、心の中で拍手喝采のシーンでしょう。
つまり、米国内の政治情勢も理解しないと、
SWすら読み解けない、面倒な時代になりました。
これは、いち映画ファンとして、全く歓迎出来ない状況です。
EP7製作の時点では、ハリウッド陣営はトランプ政権の登場をほぼ予期しておらず、ヒラリー押し一筋でした。
トランプ政権誕生後の、ハリウッド発、正伝StarWars。それが今回のEP8なのです。
確かに、映画には時代を写す鏡、という役割もあるのですが。
昨今のハリウッドの製作陣&批評家陣は、映画本来の価値や魅力とは全く関係ない政治的側面でHotになり過ぎて、
肝心な映画のドラマとか整合性とかに無頓着になっている嫌いがあります。
アンチ・トランプ効果です。
米国の政治情勢が、SWにまで影響している。
この不恰好な映画で提示された不条理や謎の正解はぜんぶ、映画の外側にあります。
いま米国内に住んでいる批評家は、その外側をヒシヒシと感じているから、この映画を大絶賛する。
私は、映画はあくまで普遍を目指すべきものだと思うから、
大好きな米国映画が、国内の一部に向けてドメスティックな事をし始めた事に、不快感を感じる。
つまり、そういう構造なのかも知れません。
前作では黒いローブを纏ってたミステリアスな最高指導者スノークのビジュアルが、唐突に金ピカ成金風ビジュアルになっているのは、
あからさまにハリウッドの意志を感じます。
尊厳も地位も与えず、過去も明かさず、早く殺したくて仕方なかったのでしょう。
人間の中にそもそもある、光と闇というアンビバレンスを、もっと丁寧に描けば良かったのに、と思います。
ライアン・ジョンソン監督は、顔に似合わずヒステリックな映画表現がお得意。
ハリウッドでは、そういうヒステリー気質が好まれる、って事なのかな?
ヤダヤダ。笑
何を期待してたのか判らない
面白いのですが、マーク・ハミルとキャリー・フィッャーが痛々しいのが難点。
スカイウォーカー家の居ないスター・ウォーズは有り得ないと確認した次第です。
エピソード9以降は題名を変えて下さい。
オマージュ
スターウォーズに思い入れが特にない人は普通に面白く見れると思います。
全体的に「帝国の逆襲」のオマージュになってるような設定と、地上の背景描写などはとても美しく自然とメカの調和にスターウォーズの世界観が色濃く反映されており、個人的にワクワクさせられました。
ただちょっと「そのエピソードいる?」的な無駄なストーリー設定もあり、そこが気になるところです。
次回作にどうつなげるのか、またどんでん返しはあるのか?、さらなる新しい伝説になりうるのかとても楽しみです。
監督が「フォースの覚醒」の監督に戻るのも興味深いですね。
最後のジェダイから感じた事
スターウォーズ最後のジェダイを鑑賞して感じた事を素直に書きたいと思います。
私自身スターウォーズのシリーズに対して深い思い入れがある部類の人間で子供の頃から好きだったシリーズだったので今回も大きな期待を胸に映画館に向かいました。
しかし、その期待は大きく裏切られました。これが良い意味での裏切りならよかったのですが違いました。
新しい事に挑戦しようという意欲が詰まった作品なのは凄く伝わってきました。
しかし、上手くいっている部分と失敗している部分の差が最悪です。
まずスターウォーズのOPといえば宇宙空間に存在するデカい戦艦や星を遠巻きから映す長回しショットが恒例ですが今回は画面に映ったシャトル内にすぐ画面が切り替わってしまいます。
私はこの瞬間すでに”あっ...今回アカンかも”と一瞬思いました。
冒頭のポー・ダメロンの活躍は良かったのですが
その後に繰り広げられる無謀なレジスタンスの作戦の数々には流石に見ていて苛立ちを感じました。
チンタラチンタラ飛んでるモンカラマリ船がスターデストロイヤーに追われるのを永遠と見せられたくて劇場に来たわけじゃありません。
中盤のフィンとローズの作戦に至っては無駄しかないし何よりつまらない。入れるならせめて面白い場面にして欲しいです。
その上に誰もが疑問に感じる唐突な恋愛要素!今回の監督・脚本のライアン・ジョンソンはドラッグでも吸いながら脚本書いたのかと心配になりましたよ。帝国の逆襲でのレイア姫とハン・ソロの恋がドラマチックなのは、あの二人が引かれ合う心の動きを映画で描いていたからで唐突にフィンとローズがキスしたからって面白くもなんともないわ馬鹿か!!
そして中盤のロイヤルガードVSレイ&ベン・ソロの共闘戦 間違いなく本作の白眉ですね。
ここは文句なしの場面です。最高過ぎます。ここだけで星二つの価値があります。
そして何より最悪なのが今回のルーク・スカイウォーカーの扱いです。
今回のレイとルークはまともに師弟関係にすらならないじゃないですか!
何の為に今回登場させたんだよ!って感じですよ。
だいたい最初からヨーダいるなら「オメェがレイ鍛えろよ!」って思いましたよ。
最終決戦でルークvsカイロレンが見れるのかと思ったら
実はフォースパワー幻影でした~残念でしたぁ~みたいな下り死ぬほど嫌いです。だいたいフォースで別の星に幻影を送るって何だよ。ふざけんな。
今回のフォースの力の描写は余りにもお粗末なものが多いルークのフォースで幻影だとか、ヨーダが天候を操って雷落としたり、レイとカイロレンのフォーススカイプとかどこまでインフレするんだよ!?
だいたいカイロレンが闇落ちした理由とか本気か?ルークがそんな事するか?
ジェダイの帰還の時にダースベーダーの中に眠る父の心を最後まで信じた男だぞ!?
そいつが少し心に闇が垣間見えただけで弟子に手をかけようとする男なわけないだろ!!
ep4~ep6の主人公ですよ?あのルーク・スカイウォーカーですよ?
ふざけんな!!
ラストの夕日にしたってそうですよ。わざわざ夕日出すならep4と同じカメラワークで撮るか同じポーズでたたずんで消えてくれないと萎えるだけだから!!!!
何だよアレ適当に撮りました感が半端じゃないぞ!!
そしてこの映画の何より不快なのは糞寒いギャグシーンの数々です。
スターウォーズシリーズには思わずニヤリとする皮肉なジョークは付き物ですが今回のようなコメディ映画のようなどうしよもない演出や台詞は、はっきり言って不愉快です。
映画として演出が上手くいってるのは全体で精々40%、主にカイロ・レンが葛藤している場面や活躍している場面でそれ以外が余りにもお粗末です。
カイロ・レンの出ている場面以外は、二度と見たくありません。
全985件中、541~560件目を表示