「ギャグとシリアスの絶妙なバランス」スター・ウォーズ 最後のジェダイ 由良さんの映画レビュー(感想・評価)
ギャグとシリアスの絶妙なバランス
フォースの覚醒に続く新作。
前回、レイがルークの元に行ったところで終わったが、今回の始めは帝国軍に追い詰められる反乱軍の先頭シーンから始まる。
相変わらず最前線で戦うポーだけど、Xウィングが被弾しレイアから引き返せの命令を受けるが、無視して戦場に残る。
ここのシーンのBB-8が必死に機体を直そうとする仕種がなんともかわいい!
一ヶ所を直すとまた別の箇所が被弾し、また別の手を出してはタコのように器用に直そうとしていく。
そのやり取りがなんともおかしい‼
一方、ルークの元へ行ったレイはルークから一緒に戦うことを拒否される。
それからレイの必死の説得で修行が始まるけど、その間にレイの力が強すぎるために星の原住民たちの家を燃やしたり、岩を転がして迷惑をかけたりと、その辺の掛け合いも面白かった!
もちろん、レイと駄々をこねるルークとの掛け合いもなかなか面白い‼
エピソード7と同じように、エピソード5の内容を意識している部分もあったけど、このシリーズ特有の部分も出ていた。
コードブレイカーを探すために惑星カントニカのカジノに来たフィンとローズ。
ローズはここの世界は武器の売買で成り立っていると言った。戦争が起きているからこのカジノに来る商人たちの生活が成り立っているのだと。
そして、その商人たちが奴隷を濃き使うのだと。
惑星カントニカで出会ったコードブレイカーと乗った船の持ち主の武器商人が帝国軍だけでなく反乱軍にも武器を売っていたことがわかり、衝撃を受けるローズとフィン。
スターウォーズはいつも勧善懲悪で描かれているけど、ここで反乱軍の闇も描かれている。
そして、ルークの元からカイロ・レンに導かれて帝国軍の艦隊に出向く。
そこでレンと共にスノークと対峙するが、スノークに追い詰められたレイをレンがスノークを刺し助ける。
一瞬?がよぎったが、その次のレンの言葉でレンの考えがよくわかった。
レンは二人でこの銀河を征服しようと言ってきたが、レイははっきりと断る。
この部分はエピソード6のベーダーとルークのやり取りにも似ている。
でもここでやってしまってはエピソード9ではどういう話になるのか全く予想がつかなくなった。(ラスボスがいなくなってしまったから💧)
惑星クレイトに追い詰められた反乱軍を助けるために、意識だけを飛ばすルーク。
レンと対峙し深傷を負わすが、留めだけはさせず、レンに再開を約束するも意識を飛ばしていた石の上で力尽きる。
急三部作のメインキャラクターが、二人もいなくなりそれにラスボスも死んで、エピソード9はどのような内容になるのか、またまた先が読めない展開になってきたw