「スターウォーズとしてではなく、映画として酷い。最低の脚本。」スター・ウォーズ 最後のジェダイ karstさんの映画レビュー(感想・評価)
スターウォーズとしてではなく、映画として酷い。最低の脚本。
私はスターウォーズファンだけど、ファンでなかったとしても、2点や3点などという高い点数はとても付けられない。
ワープ中は追跡できないはずなのに追跡された理由が分からないというから、帝国が何か新技術でも開発したのかと思ったら、一介の整備士でも知ってる技術。なんだそりゃ?
いつまでたっても反乱軍のクルーザーに追いつけない帝国軍の船艦。ずいぶんと性能低いんだな。
わざわざクルーザーを抜け出してハッカーを探しに行ったのに、目的とは違う人物(それも、素性も何も分からないうさんくさい人物)をつれて帰り、しまいにはあっさり裏切られる間抜けな主人公。
いつまでたっても部下に退却作戦の内容を説明しない提督。もったいぶるような内容じゃないでしょ。そりゃ、不信感もたれるよ。
提督に不信感を持った部下が勝手に作戦行動したあげく、味方にも秘密にしていた作戦(たいした作戦じゃないけど)を帝国にばらす結果になった「キャプテン」。
これだけでも、脚本のひどさにあきれかえってしまう。この映画に出てくる連中、馬鹿ばっかりじゃないですか。これはもう、スターウォーズのファンだからどうとかいう問題じゃないですよ。
まだある。カイロ・レンが暗黒面に落ちた理由が陳腐すぎる。レイの修行ってあれだけ?ヨーダ、今頃説教するなら、カイロ・レンが闇落ちする前に説教してあげなよ。
スターウォーズファンとしていうなら、これがエピソード6から200年後とか、500年後の話ならまだ許せる。色気を出してルークやハン・ソロを出そうとしたために、エピソード6までと整合性がとれないし、粗も目立ってしまう。
とにかく、脚本の出来が酷すぎる。とてもじゃないけど、高得点は付けられない。俳優陣の頑張りに免じて星0.5。本当は-5星くらい付けたい気分です。