「新しいスターウォーズ」スター・ウォーズ 最後のジェダイ rodori86さんの映画レビュー(感想・評価)
新しいスターウォーズ
公開初日に観て、今更レビュー。今回は、「新しいスターウォーズ」という感じでした。基地が攻められ、主人公は伝説のジェダイに会い、主人公の出生が明らかになる、といった『帝国の逆襲』との類似性を残しつつ、新しいスターウォーズを創ろうとしている気概を感じられた。
まず全体的に作品の雰囲気が違った。スターウォーズは、古典的ファンタジーの雰囲気が常にあったというか、少し古い感じで、そこが魅力だったんだが、今回はスタイリッシュな感じだった。
レイの親については、名もなき人たち、が答えだった。前作がミスリードしており、ルークが親と考える人が多かっただろうが、それを覆す形になった。アナキン、ルークが使ってきたライトセイバーが真っ二つになったことからも、スカイウォーカー家の物語を終わらせ、新しいスターウォーズを創っていくという意図ではないかと思う。
これは、個人的には良いと思う。EP4を模倣しまくっていたEP7には正直少しがっかりしていた。新しいスターウォーズを観たいという思いがある。
しかし、確かに気になる点もある。ルークがベン・ソロの暗黒面の深さを恐れ寝首を掻こうとしたのはちょっと無理がある。良心が残っていると信じてベイダーを殺さなかったルークというキャラクターを壊してしまった。また、レイアの宇宙空間からの生還や、ルークのフォースによるホログラム投影もフォースの概念を破壊しかねないと思う。
良くも悪くも新しいことをやった映画だったが、一方でオールドファンが喜びそうな要素の散りばめ方は見事だったと思う。特に、レイアのホログラムと、ヨーダの霊体登場は涙が出るかと思った。けどアクバー提督が死んじゃったのは悲しい。
色々書いたけど、総合的にみて僕としてはまあまあ良かったと思います。多分2回目は行きます。