「鑑賞記録」スター・ウォーズ 最後のジェダイ ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞記録
2年前、ep.7を鑑賞した時と同じチューバッカのパーカーを着て鑑賞。絶賛評以上に酷評のことを聞いていたので、期待値のハードルを上げすぎないようにして臨みました。駄目だとしてもダメージは最小限に済むはず・・・そう思っていたのですが、観終わった後は思いのほかぐったり。
以下、良かった点と受け入れられなかった点を箇条書きで。
<良かった>
○OPロール後の、ポーのドッグファイト約2分。ここは本当にワクワクした。映画館で観て良かった。
〇カイロ・レン全般。中二病だった彼がよくぞここまで・・・。「(悪役が)お前かよ(妻談)」って感じはしなかったなぁ。凄味が増した。ダースベイダーとは違うベクトルの悪役を確立できたのではないでしょうか。
〇ルーク・スカイウォーカー。オビワンなんて比にならないような世捨て人っぷりを見せつけ、すべての元凶となる出来事を作り出すなど、前作の主人公とは思えぬ立ち振る舞いを見せつけるも、作品中盤のある展開で吹っ切れ最終決戦の場へ。カイロ・レン相手に大立ち回りを披露!さすが伝説のジェダイだ!!新世代への思いを胸に、彼が見つめる先にあるものは・・・このシーンは思い出すだけでも鳥肌。
<悪かった>
●OPロール後の、ポーのドッグファイト約2分が終わった後の展開。ワクワクが一気にクールダウンしていくようなグダグダっぷり。爆破できるのできないのサスペンスは、こんなダメ演出がスターウォーズであるんだと思わされるくらい残念。
●レジスタンスの逃亡劇。燃料つきたー。へとへとだー。でも逃げなきゃー。こんなことに意味はないから打って出るぞー。でもやっぱり逃げるぞー。脱出艇がどんどん撃ち落されるーやばいー。 ・・・グッダグダ。なにこれ。ルークはこいつらの尻ぬぐいのために・・・。
●フォース。レイとカイロの「惑星間フォース交信(通称フォースチャット)」は『おんな城主直虎』の囲碁シーンを思い出してほほえましく思ったのですが・・・投げ出された宇宙空間から戻ってくるとか、なんだこれ!画的にもひどくチープだぞ!こんなダメ演出がスt(略)
●長い。2時間半もいるのか?
オールドファンの目配せで作られた『フォースの覚醒』とは違い、破壊による創造を成し遂げた『最後のジェダイ』
そんな風な評価があるようだけど・・・正直受け入れがたいなあ。悪いところばかりではないし、新たな一歩を踏み出した作品であることは間違いないのだろうけど、詰め込まれた”想い”がひしめき合いすぎて、バランスを大いに崩してしまっていると思うのです。それが本当に残念。あ、それからチューイがほとんど活躍しないのも減点だな←
期待しすぎず、2年後のep.9を待ちましょう。