「BB-8かっこいい」スター・ウォーズ 最後のジェダイ かぴ腹さんの映画レビュー(感想・評価)
BB-8かっこいい
予告で思わせぶりだったけど、レイアは死ななかった。でもキャリー・フィッシャーは死んでしまった。次回ぶん、撮り終わっているのかな。
無謀な単独行動は映画のなかでよくあることだけど、失敗に終わるのは珍しい。なんの意味もない。反逆したのだから普通死刑だけど。そしてフィンはモテモテ。
レン、急に上半身裸のサービスショット。「なにか着るものないの?」と目を覆うレイ。大笑いしそうになった。ヒロインはこれくらい清純でないといけないのか。
「俺たちの時代だ」貴の岩か。
スノーク弱すぎ。
ルークよりBB8のほうがかっこよかった。
なんでもありの夢物語。それでもクリントンが選挙で負けたのがショックだったのだろうか。映画で女性がトップの世界を作り上げている。戦争する格好には見えないが。女性はもちろん、アフリカ系も、アジア系も、敵方にも。political correctnessの歪さが体感できる。fantasyと一緒には、うまく飲み込めない。
神話学者ジョセフ・キャンベルに「現代の神話」と言わしめたスターウォーズ。
エピソード3でことのはじまりはなんと安産祈願。今度は「父性の渇望」なのか?そう言えばアナキンの父親は出てこない。キリストばり。ルークも父親との葛藤。レンは父親というより両親との関係か。レイは捨てられたのになぜ父親を求めるのか。
亡き神話学の大家がうなるような物語にまとめられるだろうか。
緑のライトセーバーとR2-D2から語られると秀逸なのだが。
ジョーゼフ・キャンベルならこの映画を現代の神話とは言わず,きっと現代の病理を映し出した作品だと言うでしょう.
レンは,奔放だけど実績のある父,名実ともに立派な母,伝説の伯父さんがいて,自らも才能があるのにすぐキレる癇癪もち.金属バット事件ってありましたけど,アレに一番近い気がします.そういえば師匠筋のスノークも簡単にヤッちゃいました.
レイは師弟関係もきちんと結ばず,自分の内面には自分がいるのみ,でも大切な書物は持ち逃げ.あと個人的に聖地の岩を切り取るシーンが不愉快.エピソード7ではハン・ソロに父親像を見てかわいらしいところもあったけど,8ではそれも感じません.
ルークは英雄なのに酷い引きこもり,なんだか汚いし.せっかくの見せ場も実は遠隔操作,そして自宅で死亡(孤独死か?).
女性の代表(レイア)が倒れたら急にドレスの女性登場.これはイヤな女性上司という感じ.
ローズは完全にヒステリー.軍隊の体をなしてない.軍や戦争はとにかくキライ!
今回の8では全体的に男性を軽蔑してるように感じます,ポーもフィンも馬鹿だし.そういえばファースト・オーダーの将軍もダメダメ.
DJは悟った風なことを言って,正義とか体制にコミットせず,お金だけきちんと取っていくちょいワル.これがかろうじてリベラルから見た現代男性の理想像ということなのではないでしょうか?