「7、8は消去で」スター・ウォーズ 最後のジェダイ funny facesさんの映画レビュー(感想・評価)
7、8は消去で
始まりからいきなりの特攻で多数死亡。
なのに敵艦を爆破したときに一瞬レイアが見せた安堵の笑顔。
ああ、ついて行けない価値観かも、、、と思った通り、まぁよくここまでメチャクチャに作れたなと思う出来でした。
映画館にダースベイダーのコスプレして来てた人がいたんだけど、エンドロールの瞬間、マスクを脱いで出ていきました。
分かるわ。
自分もこんな映画のファンと思われたくないもん。
応援したのが恥ずかしいってなるよね。
始まる前は皆に写真を求められて撮ってたのにね。。。
内容は突っ込みどころ満載だけど、特に酷い思ったところだけ。
★ルークは既にダークサイドだよね?
可愛いはずの甥っ子、かつ弟子にダークサイドの影が見えただけで夜討しようとするなんて。
この卑怯者!
普通、スノークを倒しに行くんじゃないの????
そこ、レジェンド的には!???
それで夜討ち失敗して、吹っ飛ばされて、寺燃やされて、弟子殺されて、引きこもりって。。。
アホか!
フォースは光と影が必ず一体であるんだよね。そのバランスが大事なんだよね。
影が見えたら殺しちゃうの????
お前こそ最凶のダークサイド独裁者だよ!
こんなシナリオにするくらいなら、フォースを極め、父アナキンの考えを理解して暴走する自分を恐れ、自らを幽閉してた、とかの方が良かったよ。
★ローズ不要
天童よしみ、ほっしゃん、イオンのおばちゃん等、すでに中傷ネタ満載でちょっと可哀想にはなってます。
それとチャイナマネー説は違うと思います。ベトナム人だから。
それでもこの人が不要であることに変わりはない!
「ローズ」という名前で既に苦笑い。
パルマとかならここまで叩かれなかったのでは…
いきなりフィンを脱走兵扱いでショック砲。
おまえ融通のきかないサイコパスやろ!
あのお馬ちゃんみたいのに嬉しそうに乗っている笑顔がトラウマ……
結局この二人のミッションは、パチモンのコードブレイカーを適当に見繕って、任務失敗しただけだからね。
まったく不要な二人なのでした。
艦内にレイがいることを知って助けに行くとか、コードブレイカーはハンソロのように実はいい奴で最後は助けに来るとかならばスターウォーズ的美学があったんだけど。
美学って分かる?製作陣。
そこのファンだったんだよ。
究極は、フィンが突撃しようとしているところを猛スピードで激突阻止。
あのスピードで突っ込んだらフィンが死んでる確率の方が高いよね?
ないしはウォーカーにグシャって踏みつけられたら終わりだよ???
そしたらただの無駄死にじゃん。
そして謎のキッス。
ワロた、
ワロたよ~!
★スノーク雑魚過ぎ
もう書くのもイヤなくらい。
あの死の直前まではエピソード6へのオマージュのようで良かったんだよ。
横のライトセーバーがゴソゴソ動いてるの、フォースで感じないの?
あほなの???
正体も目的も分からぬままの突然死。
せめて戦おうや!
ライトセーバーくらい振っとこうや!
頼むから…
レンとレイが瀕死のところでルーク登場とかなら鳥肌もんだったんだけどね。
★レイの両親
あれだけ引っ張ってあの結論って。
そこに相当深い意味があるんだよね?
ガンダムのニュータイプのように色んなところでフォースの覚醒が起きているっていいたかったのかな?
最後の子供のシーンも含めて。
観る側がそこまで善意の推察をしないと成り立たないようなシナリオ書かないでよ。
★キャプテンファズマ弱すぎ
7から驚愕だったんだよ。
我が命惜しさにあっさりシールド解除してしまう雑魚さ加減に。
今回ちょっとは暴れてくれるのかなと思ったら、大したトレーニングもなくストームトゥルーパーにさえなりきれなかった雑魚キャラのフィンにやられて終わり。
ギンギラを返上しろ!(笑)
この見かけ倒し!
ちまたでは旧作を絶つためにソロやルークを立たせなかった、というとても優しい解釈もありますが、そんなことはありません。
スノーク、ファズマ等、新キャラもカッコ良く書ききれないんだから才能がないのです。
人を描く才能が。
フィンやポーにもいつまで経っても感情移入できないんだもん。
★最後に
スターウォーズ(星間戦争)ならぬただの局地戦。
7から萎んで行く一方の両陣営。
あげくには9の悪役トップは、我が儘坊やのカイロレン。
もう彼が死んでも、ライトサイドに戻ってもどっちでもいいです。
あの人格には何の興味も持てません。
まぁよくもここまで伝説の素材を無茶苦茶にしてくれたもんです(笑)
7の体たらくさは8への布石だと信じて我慢してたけど、8で更に最悪の方向に行きましたね。
スターウォーズは、
1~6、ローグワン、クローンウォーズシリーズで完結してますから、もういいです。
6のハッピーエンドで全て終わり。
それが一番です。
でもギャレスがメガホンを撮るならもう一度だけ信じて観てみたい。
彼はスターウォーズの肝を理解していた。
「とても敵わない強敵でも、仲間と希望を信じて戦う」ということを。
最後にもう一つだけ。
本作は随所にギャグが入ってたけどそうじゃないんだよ。
スターウォーズの笑いは。
窮地を前向きに笑い飛ばすようなウィットだったんだよ。
だからカッコ良かったんだよ。
最後のあたりルークとレイアが出会うシーンで、レイアがルークに「言いたいことは分かるは、髪型変えたでしょ」的なシーンは窮地を笑い飛ばすまではいかなくとも、それに当てはまるのではないでしょうか?