「サプライズに期待しすぎたかも。」スター・ウォーズ 最後のジェダイ それもどうかなあ。さんの映画レビュー(感想・評価)
サプライズに期待しすぎたかも。
前夜祭プレミアム・ナイトで鑑賞した40代の往年のシリーズファンの一人です。
鑑賞後率直な感想としては、前評判の高さから期待値が高かった分、ちょっと肩透かしを喰らった感はありました。
以下、重大なネタばれを含みますので、ご注意を。
EP.5「帝国の逆襲」レベルのサプライズは期待していませんでしたが、「フォースの覚醒」で謎とされたレイの出生もはぐらかされ、ルークの失踪理由もほぼ「フォースの覚醒」で語られた通りというサプライズのなさ...
私的に一番のサプライズは、ここにきてレイアが強力なフォースを発動して宇宙空間から帰還したことです!(ここは今後賛否両論となりそうなシーンですよね!)
かと言って、EP.6以来のマスター・ヨーダとルークの師弟トーク(ここでは故アレック・ギネス演じるオビ・ワンもCGで登場させて欲しかった!!)、ルークのライトセーバー戦が見られたのは、ファン感涙でした。この辺りはシリーズものの強みですね。
あとルークがタトゥーインばりの二つの太陽を見つめるシーンも胸が熱くなりました。直後逝ってしまい、死なずに次作で弟子(レン、レイ)を導けよ!!と独りで突っ込みましたが...
ルークが隠匿生活を送っている惑星オクトーで、アザラシみたいな動物の緑色の母乳を飲むシーンは、EP4で話題になったバンサの乳と言われている「ブルー・ミルク」のオマージュでしょうし、フォースを使って、超巨大な銛で魚を捕るシーンなんかは、ライアン・ジョンソンらしい遊び心を感じます。
しかし、ソロ、ルーク、最高指導者スノークが死に、キャリー・フィッシャーが亡くなったことで、新三部作ラストの次作は、特にサプライズもなく、レンが最後にレイに倒され、ライトサイドに導かれて死ぬという単純なエンディングが予想され、今作「最後のジェダイ」ほどの期待が持てないのは、私だけでしょうか。
私的には「フォースの覚醒」で新三部作を見事にスタートさせたJJ・エイブラムスの手腕を評価しているので、次作監督のJJに期待しておきます。