「当たり前に続くと思っていたことが実は今日で最後かも知れない」ぼくは明日、昨日のきみとデートする 坂正範さんの映画レビュー(感想・評価)
当たり前に続くと思っていたことが実は今日で最後かも知れない
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『明日からも当たり前に続いていく』と思っていたことが実は相手にとっては最後だとしたら。この映画では高寿(主人公)が経験した昨日は愛美(ヒロイン)がこれから経験する明日。つまり高寿が愛美と親密になっていく日々は愛美にとっては少しずつ高寿が他人行儀になっていく日々で、高寿が愛美と出会った瞬間が愛美にとっては別れの瞬間なのです。そんな2人のすれ違いがとても切なくて何度見ても泣けてしまいます。私が当たり前に続いていくと思っていることも会えると思っている人も、今日で最後になるかも知れない。『この1日、この一瞬を最後だと思って後悔のないよう全力を尽くそう』と、この映画を観るたびに自分にそう言い聞かせています。
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