「まあまあかな。」ぼくは明日、昨日のきみとデートする まなみさんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあかな。
原作は未読。
福士蒼汰が嫌いなので(演技が下手すぎてみてられないから)、あんまり期待もせずに観ました。
泣くほどじゃないけど、完成度は高く、まあある意味期待通りの内容だった。
この話もだけど、君の名は。とか、オレンジとか、最近は時間軸を行ったり来たりするような話が流行っているのですか?
そういう話でもいいとは思うんだけど、せめてつじつまだけはちゃんと合わせてっていうのが本心かな。
原作読んでないから偉そうなことは言えないけど、やっぱり突っ込みどころが何点かあって、いまいち感情移入できたかった。
なんで、5年に1度しか会えないんだろう?5年に1度、30日間だけこっちの世界にいられるの?その30日間は、ずっとこっちの世界にいるの?おうちとかあるの?それともその30日間もいちいち向こうの世界にかえってるの?12時になって消えたってことはやっぱり帰ってるのかなあ(゜゜)あのメモ帳どおりに行動しなかったらどうなるの?
とか色々考えすぎて?だった。
けど前半がただ二人のいちゃいちゃデートを延々と見せられるだけだったからとても退屈で眠くなって、愛美が秘密を打ち明けるシーンはいい頭の体操になったと思う。
三木さんだからちゃんとまとめてくるんだろうな、とは思ってたけど案の定、ラストにしたがって盛り上がってきて、流石だなあと思った。
特に最後の愛美が主観になって進んでいくシーンが、この映画の一番の見所なのかなって思った。
駅で告白されるシーン、愛美にとっては最後の日で、きっと走馬灯のように楽しかった思い出が頭の中を駆け巡っているんだろうなって考えたら、すっごく切なくなった。
ソラニンも、私は最初面白さが分からなくて、なんでこんなに評価が高いんだろうなって思ってた。
けど、何回か観るうちにすっごく好きな作品になっていった。
個人的な意見だけど、三木さんの作品って観ればみるほど味がでるのかもしれない。笑
だからぼく明日も、もう一回みれば評価が変わってくるかも!
もう一回、今度は愛美の気持ちを考えながら鑑賞してみたいと思った。
福士蒼汰の演技はやっぱりいまいちだったけど、東出さんと小松さんは自然ですっごくよかったと思う。
なんか内容はまあまあだったかなあって思っても、最後にback numberを流されると、なんかもうすごい良い映画だったんじゃない?って思えてきちゃって、ずるいなあって勝手に思う。笑