劇場公開日 2016年12月17日

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「実写化の必然性とはこういうものだ」ぼくは明日、昨日のきみとデートする Ukさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0実写化の必然性とはこういうものだ

2016年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

実写化の一番の肝は登場人物への感情移入だと思う。
逆に言うと感情移入できなければ、作品として片手落ちだが、
この映画の場合は(特に女性は)間違いなく愛美に
感情移入できるだろう。
小説では影が薄かった主人公の友人も、実写化したこの映画では
主人公の心情を動かす重要なキーマンとなっている。
ネタばれはしたくないので、多くは語らないが
主人公の高寿目線で物語が進行し、当然のごとく観る側も
高寿目線で話を追っていく。
これが最後のどんでん返しで感動する要因なのであろう。
エピローグは笑って手を振ったはずなのに・・・
という経験をした女性にはたまらなく切ないだろう。

Uk