劇場公開日 2016年12月17日

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「恋愛映画としては至高」ぼくは明日、昨日のきみとデートする にっしーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0恋愛映画としては至高

2016年12月23日
iPhoneアプリから投稿

今までの…と言うより最近の、出会い→ラブラブ→困難→打開→繋がりというお決まりのパターンではなく

どちらかがどちらかを好きになるよう努力しアタックするというパターンでもなく、

第三者、読者からすれば胸をえぐられるような切なさのバッドエンド…それでも高寿と愛美の2人にとっては、輪になり永遠に繋がる2人のハッピーサーガ。見ている方は2人をいたたまれない、何とも虚しい気持ちに浸されるが、2人のお互いの未来は明るく開けている。すれ違う時間軸の中で共に歩み寄って行くタイムトラベルラブストーリー、今までにない話の展開と内容で、どハマりしました

原作既読者ですが、初めて読んだ文庫本がこれということで、初っ端から凄い作品に出会ってしまったと感動しました
ぶっちゃけ、辛かったです、読んでいて
それを、あそこまで鮮明に、繊細に実写化し、小説という文字の情報量だけでは描けないところまで本当に綺麗に映像化してくれて、原作を知っている人でも全然楽しめたと思う作品です
その一方、タイムトラベル物ではよくある複雑でよく分かりにくいという点を、ポメラニアンの例で分かりやすく例えてくれていて、原作を知らない人も充分見られる作品になっていました

最後の、愛美目線の時間軸の話は、セコい。完全に泣かせに来てましたね、、流石ですよ本当

恋愛ジャンルとしては、沢山の映画を見て来ましたが、かなりのトップクラスです。しかしこれはミステリーラブストーリーですかね。
最高に面白かったです。見て良かった。良いものが見れました。

にっしー