レディ・プレイヤー1のレビュー・感想・評価
全767件中、601~620件目を表示
登場人物、ストーリー、アクション全て良かった
とある映画でアクションシーンは僅か五分、他はどうでもいい人間関係のみという地獄があってからこの手の映画は避けていたのですが面白かったです。
ゲームの世界という事で個性的なアバター、世界の作り、ゲームでの現実では有り得ないアクションや死ぬとコインがばら撒かれるというよくあるシステム。キングコングに恐竜、チャッキー武器やシャイニングの世界に入り込むなどもとても面白く3Dで見たのでより楽しめました。
それだけで無く現実世界のVRをしている人達が第三者で見るとゲーム内の動きをしてるのがおかしく、周りも見えないし撃たれた時などの衝撃もスーツ越しに現れるのでかなり危険です。死亡、負傷、周りを怪我させたりする事件もあったのではないですかね。
死ねば0からやり直しなのでショックで死のうとしたアジア人(多分中国や日本を表してる)はもはや笑えないです。いやそういう表現も素晴らしいんですけど。
登場人物もアバターと現実では色々な意味で違う姿をしていて、少年だったり、性別が違ったりと思いきや予想通りの人間だったり。
敵である会社も使われてる社員の反応が面白かったり中間管理職ボスも小物感が面白かったりと過度な憎まれ役では無く居そうなキャラで良かったです。ヒロインも最初は男性かかなり見た目にコンプレックスがあると思いましたが私的には美人でした。アバター幼女がマッチョでしたという展開を希望。
この手の映画好きでゲームも好きなのなら間違いのない映画です。が、私は酔ったので不安な方は2Dをおすすめします。
すべての人へ感謝を
まさに、この作品には、愛が溢れていました。
スピルバーグ監督の、映画に対する愛、アニメに対する愛、ゲームに対する愛、日本に対する愛……、そして、そんな彼の愛情に応えてくれた、多くの人たちの愛。
そのすべての愛が、あらゆる境界を越えて、スピルバーグ監督の下へ集結したことで、この作品が完全無欠な傑作となれたのだと思います。
映画.comのニュース記事で、スピルバーグ監督のコメントの中に「僕は、本当に空想の世界にいつもいてーー自分の子どもにも『今どこに行ってたの?』と言われてたよ」と語っているのを見ました。まさに、今作のVR世界オアシスの創造者であるハリデーが、スピルバーグ監督そのものなんだと感じました。
そして、ストーリーを追うことで、スピルバーグ監督の製作に対する考え方や、そのプロセスが垣間見えたようにも思えました。
最初から最後まで、とにかくおもしろかったです!
スピルバーグ監督が生きている間に、これだけのCG技術が発達したこと。そして、その僥倖をリアルタイムで味わえていること。
これはもう、神にも感謝するほかないでしょう。
本当に、ありがとうございました。
円盤が出た際には、すぐに購入して、スロー再生でアバター観賞をしたいと思います。
つまらなかった。
追記入しました。
「昨日からなぜ爺さんの事を理解していなければならないのか。それを考えていたら答えが出てきました。もちろん自分自身の勝手な解釈です。クビにした友人に全てを譲ろうとしたのでは、ないでしょうか。主人公を通して友人へ謝罪が含まれていた気がしました。自分をもっと理解して欲しかったなどもゲームに込められていると感じました。そして友人は友人でこのゲームは自分ではなく他のプレイヤーが彼を理解してくれる人を望んだ作品だと思いました。」
以下昨日までのレビュー
もう少しストーリーを良く考えて欲しかった。
あまりにもありきたりで理不尽極まりなく
見ていてガッカリしました
じいさんが好きな奴がクリアーできてじいさんを理解してる奴しかクリアーできない仕様には気持ち悪さしかなかった。
せっかくのデロリアンも金田のバイクもガンダムも客寄せパンダで内容自体にはガッカリしました。
CGだけは凄いと素直に感じました
コナンの映画見た後だと安室さんやコナン達なら逆走せずにクリアーできるなって思いました。
映画やポップカルチャーを愛する全ての人への贈り物
CGのクオリティが高かったので出来れば3Dで観たかったですが、まさかの満席状態だったので2D字幕で観賞(笑)
この作品こそ3Dや4DXで楽しみたい作品で、最早アトラクションでした!
どこもかしこもスラム街状態となってしまって現実世界に希望を持てなくなってしまった近未来の世界。
ほとんどの住民がVRの世界に浸ってるというのが、ネットの世界に浸ってる人が多い今を考えたらこうなっててもあり得るなと感じますね。
というのはさておき、やっぱりVRを舞台にした話というのは何度観ても最高です!
「ソードアート・オンライン」や「マトリックス」が好きな自分としてはこれ程嬉しい題材は無いですぜ(^_^)
中でも数々の作品のキャラが出たりするのは自分の中でも興奮しました!
ネタバレになってしまうのであまり詳しいこと言えませんが、クライマックスのシーンで味方サイドと敵サイドがあるキャラに変身するのですが、「あのキャラとあのキャラが闘ってるなんて!!」とアドレナリン出まくりでした(笑)
キャストに関しては、ダンケルクで平凡で勇敢な小型船長を演じたマーク・ライランスがどこか浮世離れしたOASISの創設者を演じ、カリスマ性溢れる存在感でした。
主演のタイ・シェリダンも、リアルでの平凡な男の子を自然に演じてて良い印象でした。
ですが、それ以外のキャストは残念ながらそこまで印象には残りませんでした。
この映画で好きじゃなかった点としては、全体的に展開がやや急ぎめだったのがこの映画において目立ってました。
ナレーションの説明で短くなってしまってるシーンが何回かあり、それによって感動が僅かに薄くなってしまった感じがありました。
同じスピルバーグ作品の「ジュラシックパーク」のように、情景や人物感情だけで表現してる所やもっと人物表現をしっかり描けば更に感動できたと思います。
全体的にOASISの全財産をめぐる争奪戦がメインの話ですが、冴えない主人公がゲームの中で活躍してヒロインの恋愛要素やチームで乗り越えるというストーリー要素が日本のラノベに似てるので自分は凄く楽しめました。
ですが、数々の作品のキャラがクロスオーバーしてたり、話も決して簡単なわけでは無いので、単純に楽しめる映画が好きな方、普段からアニメや映画に知識が無い方には注意が必要です。
期待から遠く“薄味”な人物たち
公開が待ちきれず、先に原作を読んでしまったのが失敗だった。★7つぐらいの期待で鑑賞に臨んだんだけど…。原作との単純な比較がフェアじゃないのは承知の上であえて言うなら、OASISの描き込みを除くすべてが「希薄」で、がっかりだった。これから観る人は、原作はあと回しを強く強くオススメします。
最初のカッパーキーの入手方法を、もし原作のパーシヴァルが観たらきっとあきれてこう言うだろう。「そんなの何百万人のガンターが何百万回も試したよ!」と。本当はエッグなんて存在しないのかも…ハリデーの悪い冗談だったのかも?というぐらい世界中で調べて調べて調べつくされて、それでも針の穴みたいな解法を見つけ出したから、パーシヴァルはOASISのヒーローになれたはず。なのに、あれでは彼がギークである意味さえない。もちろん、原作者アーネストクラインがインタビューで答えているように、スピルバーグ映画という枠組みの中で、主人公がひたすらジャウストで対戦する地味な絵柄はそぐわなかったろう。でもさすがにもうちょっと何とかならなかったのか。
いくらホラーが苦手だからといって、エイチがあの映画を観てないなんて絶対にありえない(ハイファイブの一員としてという以前にガンターとしてありえない!)し、アルテミスにいたってはハリデーの基礎知識もないかのような台詞がチラホラ。野良ガンターならともかく、ハイファイブはハリデーの発した言葉、好きな映画やドラマに出てくる登場人物の全てのセリフや挙動、好きなビデオゲームの攻略法やバグ、残した得点、数えきれないすべてのハリデー情報がほとんど全部頭に入った「特殊」なオタクだったからこそ、信頼し合い、結束し、巨悪とも渡り合えたはずなのに、肝心な知識の部分があんなにあやふやでは、もう何の人たちかよくわからない。魅力もない。あんな人たちに翻弄されるIOIがただのマヌケに見えて、そのおかげで恐怖もないし敵意もさほど湧かない。
「謎探究へのあくなき情熱とギーク力(ヒマと根性が生んだたまもの)」という最も大事な要素が抜け落ちてしまったために、情熱も努力もあんまり感じないちょっと幸運な主人公たちが、大金を費やしてるくせにやっぱりやる気のないIOIと戦って、なんとなくハッピーにクリアちゃんちゃん、というとっても薄味の映画になってしまっているのだ。
とはいえ!映像化されたOASISはやっぱりすごく魅力的で想像を超える出来だし、他の方が書いているように宝探し的な楽しみ方もある。こんな映画スピルバーグにしか撮れないとも思う。現実のVR(紛らわしい言い方ですが)が、この映画で進歩するかもしれないとも思う。ということで+1点。期待を大きく裏切ったマイナス5点と合わせて、7-5+1=3点。映画から入ったらきっと★4.5だったな…。
崩壊ギリギリの快感
フォーーー!!
超楽しい映画だった!
アニメ・特撮・映画その他もろもろの有名キャラがジャンジャン登場しまくってハチャメチャなレースや戦いを繰り広げるんだから、そんなの楽しいに決まってる!
ただでさえ尋常じゃない数のキャラクターが次から次へと登場し、画面狭しと動き回る、映像として崩壊ギリギリの快感が味わえるオタクドラック的な作品。
それでいて、物語の方も押さえるべきツボはしっかり押さえているのはさすがスピルバーグ御大。
ただただ、「ありがとう」と言いたい。
おじさんはどストライク!
ポップスも映画もゲームも全てがどストライク!
あまりにもディープなので理解は3分の1 くらいかな〜
これほど遊びや趣味はムダじゃないって事がはっきり出ている作品もないな〜〜
作り手が目一杯遊んで作ったってよ〜〜く分かる
Spotifyで80年代のポップスが今日のBGMだな!
DVDにてのもう一度見ました
産業革命は18世紀の大きな進化
1980年代のこの現象は歴史的には何と言うのだろう
音楽、ファッション、映画そしてゲーム
どれもこれも一般ピーポーが手の届くところで爆発的に広がったものだと思います。
その時代に青春期をおくられたことに感謝
夜通しMTVを見たりファミコンしたり週末の映画をオールナイトで見たり、考えてみたらムダに金と時間を使っていたのかな〜とも思うけど「人生ムダなとないから」といまだに自分に言い聞かせて映画だけは見まくってます。
どれだけもりもりこまれてる作品なんだかな〜〜
いきなり本題からスタートなので「この先CG映像のみ見さされるの?」...
いきなり本題からスタートなので「この先CG映像のみ見さされるの?」と不安が過ぎったけど、現実と仮想のバランスがギリギリセーフで面白かった!スピルバーグて、ほんまオタクやわ。
観る側の20世紀オタク度で評価ドーピング
監督の好きな作品だったりオマージュ元だったり事前に知っておいた方が楽しめる知識というものがある
この映画の場合は知識ではなく出演しているアニメ、ゲーム、映画等の他作品にどれだけハマっていたかで評価が別れるだろう
興味ない人からすれば「あ、ガンダムがメカゴジラと戦ってるー」でおわりだろうが
好きな人からすれば「ガンダムがメカゴジラと戦うとかスパロボでもできねぇよ!!小学生頃の落書き帳のネタがハリウッドの金で‼夢でも見てるのか⁉しかもこれゴジラのテーマのアレンジじゃん‼」と同じシーンでも感想が全く異なる
ゲスト作品への思い入れがそのまま映画の評価に加点される実にずるい映画だ
どの層を狙っているかは最初に流れる曲が物語っている
この曲にピンとこなければ残念ながら2時間楽しめないことを覚悟したほうが良いかもしれない
日本のゲームやアニメばかり強調されているが現在では古典扱いなホラー映画やアメコミ、洋ゲーネタも盛りだくさんそして最後はファミコン以前のゲーム機であるATARIネタ
とにかく80〜90年代を中心とした20世紀のネタばかりで30歳以上の青春時代をアニメ、ゲームにとどまらず映画、アメコミ、特撮、音楽まで貪欲に手を出していたオタクだった人たち大喜びな映画となっている
ましてや現実パートは少年少女が大人相手に大活躍する子供の頃に何度もテレビで見たスピルバーグ映画の懐かしい雰囲気全開だ
なのでその手の知識や思い入れがなければただのゴチャゴチャした映画となり同じゲームモノならジュマンジのほうが面白いと感じるだろう
最近のアニメが出るんじゃないかなんて期待している若い子はもちろん肩透かしだし知識だけでもウォーリーを探せ状態
ハマった作品が出てきて初めて「うぉぉおぉこれも出してくれるのか最高かよありがとーーー‼」となる
個人的にはスポーンもタートルズもHALOもSWネタも出しやがってとニヤニヤ止まらないところにメカゴジラで変なテンションになったが
好きなアニメはコナンにポケモン、ついでにBTTFも見たことない奥様はたいして面白くなかったそうだ
解説本でも出していただいてハマれなかった人には是非この映画に出てきた古き良き物に手を出して欲しい
その中で好きなものができたら再度この映画を見た時にはニヤニヤが止まらなくなるだろう
良かった
ストーリーも映像も楽しめた。
久しぶりにスピルバーグ監督作品を見たけど、面白かった。
下手すると自分勝手になってしまいがちな設定だけど、きちんと現実に繋がりが持てるようになっていて違和感を感じなかった。
それにしても日本の作品がたくさん出てきます。
それだけ影響力のある作品が多いっていう事でしょうから、素直に嬉しいですが。ただ、知っている人には良いんだろうけど分からない人にはどうなんだろうか?割と古めのものが多かったので、世代的にはかなりた高めじゃ無いといけないような。
いろんな意味でめちゃくちゃスゴイ!!
ポップカルチャーの盛り合わせでお腹いっぱいです( ̄▽ ̄)
それに「VR(仮想現実)」について可能性や危険性もたっぷり描かれているので、論文が書けちゃいそう笑
近い将来確実に現実となるでしょう!!いろいろ。。
同じテーマでは"ソードアートオンライン"もおススメ!
ゲーム、アニメ、映画・・・
エンタメ好きな自分にとってはたまらんほどの単語が作中に出てくる出てくる。。
たとえば・・
"レックスルーサー"
"バナー博士"
"ピーターパーカー"
アメコミ好きならわかるかな??
ほかにも、"マリオカート"とか"AKIRA"とか、ワードが出ただけでテンションあがるー
しかもなんと!!!ワードだけじゃない!!
ネタバレするけど、
アイアンジャイアントとかメカゴジラ、しまいにはガンダムが・・・・登場します!!
ガンダムの実写化とか、ありかもって思った♪笑
そして4DXで見た場合は、もうそれはアトラクションそのものです。
とにかく楽しい、ゲームの未来
少し未来の、VR内のゲームが現実とほぼリンクした世界観。
こんな風に世界が変わっていってもおかしくないと思わせる世界観。攻殻機動隊を見て近い将来を想像したときのような感覚で、わくわくするようなゾッとするような。。
3DIMAXで観た。よりのめり込んで浸れた。
ストーリーテンポが良くて爽快!とにかく夢が詰まってて楽しい。
原作未読だけど、ドラマシリーズにしても面白い気がする。
パロディは、元ネタを知らなくても聞いたことはあるor見たことあるかもしれない、というくらい有名なタイトルたちがふんだんに盛り込まれている。原作はもっともっと出てくるらしい。読みたい。
パロディに日本作品が多いのは、それだけ80年代の日本アニメ、特撮、ゲームが多くの人に影響を与えたからなんだろうなーと。日本人かつオタクな人間からすると(かなりおこがましいけど)誇らしくすら思う。
日本の方が出てたのも嬉しかった。
全体を通して、作り手の目線がオタク。
メインキャラクターの考え方や感情、のめり込み具合、登場する作品群の表現の丁寧さを見ていると、なんとなくそう感じて嬉しくなった。少なからず同じような感情を持つ人はいるんじゃないかと思う。
私もオアシスで暮らしたい。
SF、ファンタジー、アドベンチャー、あとゲームやアニメが好きな人も、ぜひ。
書けない、アレとアレとアレ、に涙
もっと盛り上がっていなければいけない、特に日本人は!ありがとう、スピルバーグ! ありがとう、僕はこの時代に生まれて、青春を送れてよかった!
そんな嗚咽があちらこちらで聞こえるか聞こえるだろう。ゲーム、音楽、アニメ、映画、その世界の神(創造主)の残した宝探しは、そのままローズバット=市民ケーンの構造で、それをスピルバーグらしい親のいない冴えない青年が、ヒーローとなってアクションに告ぐアクションで、鍵を手に入れる、、といってももはやストーリーは置いといて、把握しきれないガジェットの山に泣く、、何も知らなかったので、ほんと、涙が。。。 ああ、書けない。。
詳しい人ほど楽しめる?
色々ネタが散りばめられているのだが、
多分半分もわからなかったと思う。
VR世界はとてもわくわくする作り。
個人的にガンダムvsメカゴジラは好きだ。
日本凄いんだなーと。
版権大丈夫なのかと余計な心配をしてしまうほど、様々な作品、キャラクターが登場。
「サブカル潮干狩り」を見せながら「この世に生きない」という選択をした主人公を提示する物語
見終わったあと、不思議な気持ちになった。
この物語は何を伝えたいのか全く分からなくなってしまったから。一緒に視聴した人間にそのことを伝えると、「恐らくこれはそういう映画ではない、俺は『あ!知ってる奴が出てきた!』を見つけて楽しんでた、潮干狩りみたいに」と言われ、ああなるほどと思った。
この映画はイースターエッグ(アメリカで家の庭とかに埋めて宝探しをする時のお宝)を探す物語。作中のイースターエッグは巨大電脳空間オアシスの権利である。それを得るために主人公達はオアシス創始者ジェームズ・ハリデーが仕掛けた謎を解くためオアシス内で大冒険を繰り広げるというのが物語の大筋である。なのだが私は、スピルバーグは「観客自身が今までの人生で見てきたものを見つけてごらん」という遊びの場としてこの映画を作っていると感じた。
映画の楽しみ方の新しいスタイルを模索し見せようとする姿勢はさすが巨匠だなと思う。
例えばマーベル映画はマーベル作品を網羅しているとより楽しめる伏線が散りばめられている。
本作はそのような伏線要素がサブカルチャー全般に渡っている印象である。
好みは分かれるが私はそういう楽しみ方に否定的である。私は主人公が生きていく中で出会った問いにどうやって挑んで回答を出すか、そういう所が素晴らしい映画に惹かれるので本作を鑑賞していると『まずVRゴーグル取れ!実人生を生きろ!』と思ってしまった。そもそも本作の観客に向いていなかったのかもしれない。
サブカル潮干狩り映画として2時間半今まで見てきたキャラクター探して見るのが良い楽しみ方なのかと思う。
ここからは本作そのものの感想述べる。本作は流れがグーニーズに似ているなと感じた。お宝を見つけるのが海賊船からバーチャル世界になっている。
また、映画の中で映画を見るという体験が出来る。中々不思議な感覚だった。(木曜洋画劇場見といてよかったなー(笑))
あと1番の良点、デロリアンが元気!バックトゥ・ザ・フューチャーでは燃料が無くなって動かなかったり、蒸気機関車に押されたり、バラバラに破壊されたり、と散々な目にあってきたデロリアン…。物語を盛り上げる為に大長編でポケットを無くすドラえもんよろしくまともに走ったことが無かった。(そもそも加速するとタイムスリップしてしまう…)
そんなデロリアンが時空の壁に囚われず、5速まで入れて元気に走っている姿が見れて嬉しかった。
また、ハリウッドのトップ監督のもとガンダムを動かすとこんなバトルになるのか!と感動した。ロボットアニメの現在最上級バトルが見れ、これからどういった方向に進化していくのか垣間見えた気がする。
と、こういう楽しみ方を全体的にするのが本作の楽しみ方なのかと思う。
追記・【「この世に生きない」という事を選択した主人公】
この物語について日が経ってから考え直した事を追記する。
この物語は「現実を生きない」ということを選択した主人公の物語であることに気づいた。
映画の冒頭で主人公とその世界を取り巻く問題が提示される。叔母とその恋人との実生活、貧しさ、そして人類の問題である資源枯渇、環境悪化…etc。
普通の映画ならば冒頭20分の間に主人公とその世界が持つ問題が提示され、この問題を乗り越えることが物語のゴールとなり、その過程で主人公が変化(成長)する。
だが、レディプレイヤー1では冒頭で提示された問題が全く、何一つ解決されない。この映画の中でこれらの問題に対する対処法はただ一つ、「見ない」ということである。
代わりに主人公は仮想世界の中で自分の居場所を作る為、全身全霊で努力する。
なぜその熱意や努力を現実世界に向けられないのか?それは自分の熱意で変えられる世界が現実にはもうない、仮想世界でしか努力して居場所を作れる場所がないという気持ちからではないか。
この「自分の熱意で変えられる世界が現実にはもうない」という虚無感は今の日本の異世界転生モノブームの根底にあるものと共通していると思う。
この人類総彼岸社会に向けて作られた映画がレディプレイヤー1だと思った。やはりスピルバーグ流石だなと思う。
又、この映画は見た人で感想が割れる。自分の居場所が仮想空間にあっても全然抵抗のない人は「面白かったー」と思えるかもしれない。私のように仮想世界に自分の居場所があることに抵抗のある人間、物理的なモノに囲まれていないと居心地の悪い人間には正直、薄気味悪く感じてしまうかも。
しかし、これからの人間は確実に仮想空間で生きる時間が増えていく。そうなった時にこの映画をすんなり受け入れらるか、抵抗を感じるか次の時代を生きる踏み絵になっているのかもしれない。
後者の人間としては次の時代を生きていけるか寂しい限りである。
全767件中、601~620件目を表示