「スポーンがカメオ出演していると聞いて、、、」レディ・プレイヤー1 ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
スポーンがカメオ出演していると聞いて、、、
ありがとうスピルバーグ。この映画はこの一言に尽きます(笑)
メカゴジラとガンダムのシーンは本当に大興奮で、アイアンジャイアントもデロリアンも私の好きなキャラクター、マシンが大活躍していて楽しかったです。
クライマックスシーンは原作では、レオパルドン、ガンダム、ウルトラマンの共闘だったのですが、ウルトラマンは権利が取れず、レオパルドンも出ず、アイアン・ジャイアントとガンダムになっています。(時間制限がガンダムにあるのは少し?だった。)
ストーリー自体はトロンはもちろん、SAOシリーズや、コナンの劇場版ベイカーストリートなど日本人にとっては馴染みのあるプロット。やはり展開や話の構成もそれぞれ似ています。
主人公、ヒロインが美男美女という都合のいいところまでそれぞれ似てしまっており、身も心もオタクが活躍する映画というところでは、同じく現在公開中の"ジュマンジ"の続編の方が上手かな。
また、ストーリー自体は色々と納得の出来ないところがありました。
途中のリアル世界での追いかけっこや、カーチェイスシーンがあまりストーリーに上手く効いていなくてイライラしましたし、母親がIOIに襲われて死んだ(と思われる)シーンの主人公の行動にまったく共感できなかった。←建物崩れちゃったからもうダメだと簡単に諦めずに瓦礫の中で母親を探して欲しかったし、そのあとすぐに大して落ち込むわけでもなく好きな女の子に迫るなんて、家族を顧みない「未知との遭遇」の主人公のような、スピルバーグのもう一つの人格がまた出てしまったと思いました(笑)その後のソレントに銃を向けるシーンで何とか帳尻を合わせていましたが、あまり上手くないなと思った。
あとは主人公が実際どういう人でなぜオタクをやっているのかの情報が全くないため、もう少し背景をみせてくれないとやはり共感できない。「オレは誰とも組まない」と言っていた主人公が最後は「みんなでオアシスを守る」といった成長を見せ、成長物語としては成り立っているようにみえるが、肝心の彼は何故誰とも組みたくなかったのか?が知りたかった。
さて!!前置きが長くなってしまいましたが、スポーンです!!(私個人的に)あの伝説的アメコミキャラであるスポーン!!のビッグスクリーンカムバック!!!ブラムハウスプロダクション製作、原作者トッド・マクファーレンが自ら監督する新たな劇場版より一足先に!!!
思ってたよりも大きく写っており感無量でございます。本当にありがとうスピルバーグ。まさかジョーカーなどの選ばれし悪集団の中でセンターを取るなんて!!☆4つはここだけで獲得!!(笑)
興奮度は今年一番かもしれませんが、一つの映画作品としてはそこそこ。私が観た劇場では映画好きが多かったのか、シャイニングにシーンでの反応やガンダムのシーンでの反応が伝わってきました。観終わった後も「面白かったー!」と言って帰っている人が多かったです。